息子からの誕生日の歌

今日は僕の誕生日でして、34歳になりました。
そして当日の今日は仕事が遅いため昨夜ささやかながら前祝いをしてもらいました。

まぁ、ケーキを用意してローソクを立てて火をつける訳ですが、そこからは4歳になる長男が場を仕切り出して、「僕が歌うから、パパとママは歌わないで!」と妹をも静止して保育園でのお誕生日会の歌を得意げに披露してくれました。  

途中からは2歳になる下の子も参加を許され楽しそうに合唱が始まりました。

不思議ですね。 この感情は。 

もちろん幸せ以外の何でもないんですが、4年前までいなかった子達がもう歌を歌ってお祝いしてくれるんです。   
ちょっと凄すぎて感情が追いつかず、天上とはこういう瞬間なんじゃないかと(少し大袈裟かもしれませんが)思ってしまいました。  
初めての感覚でした。  

こういった経験の瞬間に父親としての自覚がニョキっ。と音を立てて育つのかもしれない。

そして、きっと死ぬ時にも思い出すんじゃないかと思ったんです。  まぁ、記憶というのは意外な物が残ったりする物で予測は難しいですが、少なくとも一晩経った今でも、ぼーっと思い返して悦に入るというか恍惚としてしまういうか、感動の最中なのです。

漠然としたイメージですが、感動の衝撃みたいな物が時間に対して横に広がり刻まれるとしたら、昨夜の出来事は横にも、縦にも刻まれたような感覚だったんです。  

つまり、閃光のように放射状に広がり、感動の横軸だけでなく、未来や過去の縦の時間軸に刻まれたような。

そして何よりそんな確信が湧いたんですよね。  

一晩経って今もなお。

思い込みが激しい性格な上に子供のことなので拍車がかかってしまってます。

浮かれた父親の真面目な戯言でした。

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