難民を受け入れるのであればテロ防止法は必要

入管法改正について非難するデモが行われる等、非難する声も一定数存在します。彼らは口々に「難民を守れ」と繰り返します。

難民と言えば、著名なのはやはりダライラマ法王でしょう。ダライラマ法王が来日するたびに、中国共産党政府は日本に抗議を行なってきました。しかし中国共産党政府に追われて故郷であるチベットから亡命せざるを得なかったダライラマ法王は、紛うことなき難民でしょう。当然、中国共産党政府の抗議は「笑止千万」と突っ撥ね、難民であるダライラマ法王の護衛を大事にすべきという意見も出るのではないでしょうか。

この時点で、正直入管法改正に反対する連中は一気にトーンダウンする気がします。経歴的にも国を後にせざるを得ないやむにやまれる事情があり、亡命先や訪問先でも摩擦を起こさない人格の持ち主。にもかかわらず、追う側が中国共産党になっただけで「トーンダウンしそう」と思わされる。これは言うなれば「負の信用」といったところでしょうか。

中国共産党の目線で見れば、ダライラマ法王はこう言っては何ですが恥部です。自国の評判を貶める存在のため、目障りなのは間違いないでしょう。軽々しく「難民の受け入れ」と言いますが、まず相手の「祖国」との関係もあった上での話なのです。

政治的な難民の場合「祖国」から拉致や暗殺を狙われることもあります。向こうからすれば自国の評判を貶める存在であるため相応の措置という言い分です。ましてやクルド人のように在外投票ができるなど夢のまた夢です。

難民というのは一歩間違えれば「祖国」から命を狙われる存在なのです。日本で保護したはいいですがその間に暗殺でもされようものなら責任問題になります。当然保護するためには暗殺者が入らないためのテロ防止法も不可欠である筈です。

有り体に言ってしまえば、元首相ですら暗殺されるような国で難民など守れる筈がありません。難民のことを「国に帰ったら殺されるような人たちだ」と抜かしている連中がいますが、そういう立場であるなら国外にいても刺客に追われることは十二分に考えられます。

日本は難民の受け入れが数でも率でも少ないと非難しています。率に関しては「同じ人物が繰り返し難民申請するので下がっている」という入管の見解があります。数に関してもテロ防止法が無い国であれば刺客から守り切ってもらえないという不信感が強いが故に、日本を亡命先に選ばない難民もいるのではないでしょうか。結果日本にやってくるのは例えば「日本で足掻いてみろという神からのメッセージだと受け取った」みたいな「本人の理性・知性に問題がある『自称難民』」ばかりなのではないかと思えてなりません。

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