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希死念慮に救われる世界線

希死念慮。

少なくとも高校生の時から、自分が死ぬことを想像してきた。

本当に死のうとしていたわけではないが、なんか突然あっちに行かないかなと考えることは、数えきれないほどあった。

そういう考えに救われてきた。

いざとなれば死ぬことができる、という自分が終わる可能性に一縷の希望を見出して、日々頑張っているなと最近思う。

仕事が嫌な人へのアドバイスとして、とりあえず一か月後にやめることにして、この一か月は頑張ってみようという助言がよくある。それは、勉強でも部活でもなんでもそうである。

期限を決めて続ければ、いざとなればやめればいいしという悲観的で楽観的な諦めを持つことができる。続けていれば、案外続けられるものである。

それを、人生全体に拡張して考えている。

なんかありゃあ、出るとこ出るし。

彼岸に行き、此岸をあざ笑うことだってできる。

それくらいのテンションで生活させてもらっている。

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