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「私はいつか人に嫌われる・・・」というお悩みへの回答

本日はココロノマルシェに回答します。
ご相談内容に共感される方はぜひ最後まで読んでみてくださいね。
<ココロノマルシェ>とは?
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本日は「私はいつか人に嫌われる」というお悩みについてです。

人間関係の悩みについて相談させてください。
数週間前に転職して、いま引継ぎをしてもらっています。
引継ぎをしてくださっている方は、仕事ができる方で、最初の1週間くらいはとても丁寧に教えていただきました。
仕事以外の面でも、雑談もその方から振ってくださり、とてもやりやすく感じていたのですが、1週間過ぎたころから、態度が変わってしまいました。
丁寧は丁寧なのですが、今までのような穏やかな感じではなく、突き放すような言い方だったり、「この前もやりましたよね?」と言われたり、雑談などもできるような雰囲気ではありません。(その方はほかの方とはよく雑談しています)
正直、何が原因かわかりません。
(仕事の覚えが遅い、というのは確かにあると思いますが……)

そこで、浮かんできた思いが「ああそうだよね。私って仲良くなると嫌われるんだよね」です。
私の心の中に、誰に対しても「いつか嫌われるんじゃないか」という思いがいつもどこかにあって、今回もそれが体現されているという感じかなと思いました。

根本的に、嫌われることへの恐れもあります。
小学校時代にいじめにあっていて、そのときも、何が原因かわかりませんでしたが、わたしに悪いところがあるんだろう、という結論に至りました。
(今振り返れば、「自分だけ」に原因があったわけではないと思いますが……)

今回も、なぜかわいてくる「私はいつか嫌われる」をどうしたらいいのか、そしてこれから職場でうまくやっていくための心の持ちようなどアドバイスいただけると幸いです。よろしくお願いいたします。

ご相談への回答です

はじめまして。ご相談ありがとうございます。

慣れない環境下でのお仕事内容の習得、本当にお疲れ様です。ただでさえ気が張るのに、突き放された感じや、打ち解けにくい雰囲気だと、余計に委縮して空回りしがちになってしまうかと思います。また、いじめをご経験されたとのこと。「いつか嫌われる」と感じてしまうのも、そりゃそうだろうな、と思うのです。
そんな中、こうしてご相談くださって、乗り越えようと努力されている姿に、私も元気をいただいております。少しでも、お力になれますように!


>誰に対しても「いつか嫌われるんじゃないか」という思いがいつもどこかにあって、今回もそれが体現されているという感じ

ご自身を冷静に、客観的にご覧になられる聡明さを感じます。乗り越えたい、とたくさん努力もされていらっしゃるのでしょう。
もうご存じかと思いますが、自分の心の内を外の世界に体現されることを、心理学では「投影」と呼んでいます。

■自分のこと、好きですか?嫌いになっていませんか?

相手が自分のことを煙たがっている、嫌っていると感じる。これを投影の観点でみると、自分で自分を嫌っている心を、相手に映し出しているといえます。

いかがでしょうか、心当たりありますか?
あくまで無意識的な心の動きですから、気づくのは難しい。でも気づけたなら、問題は半分以上解決しています!!

■自分の心のうちを外に反映していることに気づくことの大切さ

「自分が」自分を嫌っていたのを投影している、は、自分次第。
人に嫌われている、は、相手が主語で、厳しめに言うと、自分の心の状態を人のせいにしている状態ともいえます。

そう、自分次第なんです。「人と過去は変えられない。でも自分は変えられる」とよく言われますが、自分次第でいかようにも、現実を変えていくことができます。自分が変われば、相手も変わっていきます。

他人から嫌われていないと感じるには、自分を嫌っていないマインドを、外の世界に映し出せればいいのです。
自分のいいところだけでなく、「不出来のように思っているところも(←ここ、ポイント!)」「すべて」ひっくるめて自分なんだと自分を受け入れることができると、このマインドが、外に投影されるようになります。
すると、自分で自分を受け入れられているように、他人も自分を受け入れてくれているのではなかろうか?と、感じるように、思うようになるのです。

そうすると、相手を好意的にとらえることができるので、「私はいつか嫌われる」というおそれがなくなっていき、肩の力を抜いて人と付き合えるようになります。また、その状態は、自分の良い部分が隠されずに表現できるということでもあるので、実際に、人から優しく、また好意的に、とらえられていくことが多いです。

では、「自分を嫌っていないマインドを作り出すには」?

■処方箋1:自分を受け入れること、自分を愛すること

具体的には、自分の好きなことをする!好きなように生活することを自分に許す。
そのためには、何をしているときにワクワクするのか、どうしたら自分が喜んでいるなと感じるのか。自分を理解することが前提にあります。

■処方箋2:自分から与える

今回のご相談文からは感じなかったのですが、一般論として、あともう一つの角度からの取り組みをご紹介します。

もし、「相手にどう思われているか」が気になって仕方ない、なら。

相手がどう思うか。もっというなら、自分の言動をどうとらえるか、は、相手次第です。
いくら自分は善意で言ったとしても、受け取り側の受け取り方をコントロールすることはできません。

どう思われるかを気にしすぎると、自分が心地よい気分で過ごせるか、しんどい気分で過ごすのかは、相手次第になってしまいます。自分の気持ちなのに、相手に振り回されるのはしんどいですよね。

これを脱却するポイントは「自分から与える」ということ。
「嫌われたくないから、〇〇する。」ではなく、例えば、相手の負担を軽くしたい、とか、相手を楽しませたい、など、自分から何かを与えにいく姿勢は、不安や怖れを軽減させてくれます。

「他人にどう思われたいか」から、「他人のことをどう思ってあげたいか」に、つまり、相手に意識を向けられる自分。そんな自分のことを、今よりもっと好きになれていると思います。そして、そのころには「私はいつか嫌われる」も手放せることができているでしょう。

ご相談ありがとうございました🌸


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