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プロフェショナルとは

”枕のへこみ方で、次に宿泊したときに、その人に合った枕が用意される”
ーーーヒルトンホテルで宿泊した人から聞いた、と、担当してもらった美容師が教えてくれた。
おもてなしの神髄ともいえる、ホテルらしいエピソードだ。
「すごい」を通り越して、正直「怖い」。でも「接客って面白いよね」そう素直な感想を、そのエピソードを話してくれた美容師さんとシェアした。

そんな美容師さん、寒くて手をこすっている私にカイロを持ってきてくれた。ヘッドスパやトリートメント中に、何度も首元に置く温かいタオルを替えて、ほかほかにしてくれた。
まさかのサプライズ。些細なことだけど、気持ちまでほぐれる。

「ついに出会った」って思った。長らく「MY美容師」難民だったのに。
なんて単純なわたし。でもこういったこまやかな心遣いを素直に喜べるわたしでいたい。
繊細な心遣いに気づけるわたし。その気遣いを喜べるわたし。

そんな美容師さん、実は、あの音楽家・小室哲哉と知り合いらしい。
小室哲哉とKEIKO主催のBBQパーティでのエピソードも語ってくれた。
「会場の駐車場に着いたとき、僕の車のナンバーみて、警備の人が「〇〇さん(美容師さんの名前)ですね?」と。で、専用の駐車場所まで案内してくれた」らしい。ーーーさすが、小室哲哉。
そして、その美容師さんが、小室さんと知り合いなのが、腑に落ちた。所謂「類は友を呼ぶ」ということだ、と。


そして、改めて、「プロとは何か」、考えさせられた。

わたしは、一般企業に勤めるサラリーマン。企画の部門に所属している。
新卒でしか採用しておらず、純粋培養されて早20年近く経とうとしている。
外部からの人材は、経営統合があったものの、基本がグループ間での出向。
そう、あまり「黒船が来た!」といった衝撃や葛藤、文明開化がなく、ぬくぬくと育ってきた。均一化された環境、居心地は良いけど、自分のやり方を疑うことが少なかったように思う。
・・・なんて、ね。つい、言い訳しそうになる。

「求められているその先を超える」
これが今のわたしが感じる、自分の仕事の流儀(まるで、NHKだね!)。
プレゼン資料も、他部署(わたしにとってのお客様)との関わりも、至るところで。

プロフェショナルとしての働きぶりができているのかな?
これからどうやって深化させていく?
ちょうど年の瀬の今、2023年の目標として、実行計画として落とし込めるまで、考えてみたい。


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