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FPXvsOPTC:part5:2022年7月24日の試合

どうも日蒼天です。今回は第七ラウンドの解説に行く前に第五ラウンド(FNSがウルトをきったラウンド)の解説漏れがあったので、その解説をします。その解説はFNSがヴァイパーズピットをきった後は、FNSが一番に倒されない位置に陣取っているというものです。

1枚目の写真はピットをうった直後の配置です。ランプから来た敵が真っ先に戦うのがvictor、トリプルからくる敵はmarved, crashiesと戦うことになります。

次に2枚目の写真はスパイクが設置され始めたときの配置です。この際もランプからくる敵はvictor、トリプルからくる敵はcrashiesから戦うことになります。なおどちらの写真もyayは省略しています。このようにヴァイパーズピットを展開するラウンドではいかにヴァイパーが落とされず、ピットを維持できるかが重要になっています。その考えを活かす方法として真っ先に接敵するのはヴァイパー以外にするというものがありました。また今回省略したyayも裏詰め警戒に繋がるので非常に大事な仕事をしていました。
それでは第七ラウンドの解説に戻ります。このラウンドではyayをフッカーに陣取った理由が分かります。FPXは開幕Bロングをプッシュ、ガーデンではホウント、フッカーにはプラウラーを入れBのクリアを素早く終わらせます。これをすることで現状A攻めだけを考えればいいので、出来るだけ多い人数でAサイト中を守れます。一方OPTICはトレイルブレイザーだけで浴場を取ります。先ほどまでのラウンドでFPXは浴場を前目に取れていなかったので、プッシュする可能性も低いです。なのでスキルを一つだけしか流さなかったと考えられます。Bを完全にクリアされたOPTIC、このままではA攻めだとばれているので鳥とスネークバイトをBロングに入れ少しでもFPXをBに寄せます。FPXは早期にAにメンバーを寄せられたので、複数射線で浴場、Aショートを見ます。Aショートで一一トレード、しかしcrashiesはカバーしません。Crashiesがカバーしなかったのはスパイク持ちだったからだと考えられます。もしAショート入口でスパイクを落とせば、FPXはスパイク周りを守るだけで良くなります。FPXは浴場にスキルを入れ進行を遅くします。Aショートは二人で抑えられ、浴場にはたくさんのスキル、Aだけ見ればOPTICは攻めあぐねているように見えます。しかしフッカーはyayが抑えきっています。Aショートにmarvedを残し、残り三人はBに行きます。Aショートでの一一交換、Bでは写真のような状態です。


もしshaoがフッカー出口近くにいれたプラウラーが効いていればsuygetsu, shaoの2射線で勝負にでられました。フッカーから降りた音が聞こえたので、shaoはロング側からの敵を警戒しなければいけなくなりました。Crashiesのカバーをしにいったyayは、suygetsuに倒されます。crashiesはこのあと即座に設置に行ったが、victorと共にsuygetsuを落としにいった方が良かったと感じます。時間は残り20秒で設置には4秒かかるから16秒分猶予が存在します。それだけあればsuygetsuをより確実に倒し切れるでしょう。そして1vs2になりますがここからもOPTIC側の少人数戦の工夫が見られて面白いです。まず状況判断についてyay, crashiesの少しあとにvictorがきていてかつ、TP音もしなかったのでフッカーからくる可能性は0です。またエルボーにいる可能性もあるので油断はできません。しかし一旦は二人でB入口を見ます。その二人での見方ですが今回はクロスを組むことなく上下二段のダブルピークです。本来なら上下二段だとフリック幅が小いので、クロスの方が確実にラウンドを取れます。設置までsuygetsu, shaoに時間をかせがれたので、サイト中で良い配置につく時間がなかったため上下二段の判断にしたのでしょう。ですが上下二段をちょうど崩したタイミングでardiisが銃を視認し倒しに行きます。Crashiesは位置が分かったので鳥をあてて、少しでも自分たちの配置の時間稼ぎをします。二人が決めたのはB中の建物の(ardiisから見て)右端、ardiisはそれを視認します。ナイフが使い終わり武器をだしますがその位置にはもういません。次にardiisが警戒したのは建物上、しかしそこにもいません。フッカーまでardiisがピークしたところでようやく二人の影が見えます。通常多対一は①複数人がクロス組んで絶対自分から顔を出さない②一人が顔を出す→一人しかいない側はそれを警戒する→でも一度顔を出した側はまったく顔を出さない→他の場所をクリアリングするが思わぬ所でオフアングル、みたいな展開が多く感じるが、今回は②とみせかけてフッカーからダブルピークするのが面白かったです。今回のラウンドでなぜyayがフッカーにいるかが分かりました。フッカーにyayを置くことでBへのロテートをよりスムーズにすることが可能になります。おまけでardiisのゼロポイントウルトの写真貼っておきます。

ランプにいれば、フッカー、Aショート、浴場の三エリアカバーできるんですね、知りませんでした。
続く第八ラウンドです。このラウンドは見ててすごい感動しました。去年のgambitを思い出させてくれました。まず初めにFPXはフッカーを二人で詰めます。前回のラウンドではyayのフッカーコントロールで負けてしまったので少しでも圧をかけます。結果はyayにオペを一発撃たせ、ついでにタコも壊すことができました。トリプル近くのardiisはトレイルブレイザーで確認、ペイント弾でA入口を封鎖します。Ardiisはフラッシュを炊いて時間稼ぎします。その後お互いがカバー合戦をして3vs3になります。AショートではsuygetsuがFNSを落としていました。次にmarvedがsuygetsuを落とします。ここからFNSの頭脳がFPX二人を混乱に陥れます。OPTICは写真の配置に付きヘイブンから情報を取られないようにしました。

情報が無くなったFPXはどちらのサイトに寄ればいいか分からなくなります。スロウでBへロテートしてる可能性もAで待ち続けている可能性もあるからです。少しでも情報を取ろうとしたzyppanですがcrashiesと接敵します。Crashiesは削ることができませんでしたが不意打ちにはなったはずです。次に同氏は鳥をヘイブンに流します。ヘイブンで鳥が鳴ったのでレイズがヘイブンに移動していることが分かります。レイズがヘイブンにいれば、設置位置にペイント弾がきますがペイント弾はあたりませんでした。この間にA入口を見るのは体力が少ないcrashiesから、フルHPのyayに変わります。そのおかげで一人も削られることなくラウンド終了しました。このラウンドではなによりOPTICのマクロが光りました。実際に3vs2であのようなことをされるともし私がFPXの選手なら戸惑ってどちらに行けばよいか分からなくなります。







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