見出し画像

厄介な根がらみ

こんにちは。
防虫ライターの丸永(マルエイ)です。
本日のテーマは「厄介な根がらみ」というお話。

根がらみが四方にしっかり固定していり

この床下をよく見てください。
根がらみがしっかり入っているため土壌が少し濃い色をしていますね。
基礎の際のあたりはかなり水分を含んでいることも分かります。
実はこの床下はもともと湿気が多い土壌のようです。
幸い、土と石を混ぜてしっかりと土を締め固めていますので強度は丈夫そうですが、この根がらみが床下の風通しを遮っていますので土台も少し濃い色をしています。
また見た感じはきれいな床下のように見えますが、

根がらみに蟻道がびっしり

このように根がらみの先にはシロアリの蟻道がびっしりと構築されています。
さらに地上や上部に向かって空中蟻道まで構築しています。
つまりこの床下はほとんど無風の状態にあるのと、木材が結露現象を起こしている可能性が非常に高いです。
この原因を作ってしまっているのが根がらみという部材です。
根がらみは大工さんによって様々で胴縁のような細い木材から、このようにラス板のような平たい板を使用する方もいます。
結論からいうとどちらも厄介です。
どうせなら鋼製束を使用する方が良いですね。
鋼製束は床下の風通しも改善され、重量にも耐え、シロアリにも食害されません。
リフォームする際には鋼製束に交換されることが望ましいです。
根がらみのような厄介な部材をそのままにしているあなたの床下では結露現象が起こっているかもしれません…
本日も一読くださいましてありがとうございます。またお会いしましょう。
バイバイ‼️


※防虫施工のご依頼につきましては以下の地域とさせて頂きます。

対応地域は
愛知県・岐阜県・三重県・滋賀県・奈良県
全国の施工対応には限界もございますので、もし
・どの業者が良いのか分からない
・紹介してほしい
・急ぎのアドバイスがほしい
などのご要望がございましたら、業界の全国ネットワークを活かして地域の腕の良い防虫業者さんをご案内致します。
ご案内後はお客様ご自身でお取り継ぎをお願い致します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?