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With×MEETSを布教したい!!~私が一番好きなWith×MEETS配信の話を聞いて欲しいんだ~【蓮ノ空感想文】

はじめに


突然ですが、あなたは『With×MEETS』をどれくらい観ていますか??

最近蓮ノ空に触れて、応援を始めた方の中には、

「活動記録や一部の『Fes×LIVE』は観たけど、
With×MEETS』はまだちょっと……アーカイブの量も多いし……」

なんて方も多いのでは。

まあ、気持ちはわかります。
そもそも、活動記録(ストーリー)自体があまりにも面白過ぎるのがいけない。(いけなくない、もっとやって)
加えて超大ボリュームなので、103期の一年分読破しただけですでに十二分にお腹いっぱいでしょう。

でも……


でも正直、めちゃくちゃもったいないです!!

おっと。もったいない、という言葉はちょっと嫌味を感じる言い回しなので、言い方を変えましょう。

あなたはメインディッシュをまだ食べ残していて、
例えるならカツカレーの名店に来て、カレーライスだけ食べて帰ったようなもんだと、

もしくは、

あなたはまだ変身を残していて、ピッコロと互角に殴り合ってるフリーザのレベルで満足している状態なんだと、

……とにかく、With×MEETSによって、

「あなたは更にもう一段階、さらに蓮ノ空で舞うことができる」
そう言いたいわけです。


そんなわけでこのnoteは、With×MEETSの良さも知って欲しいという思いで書いています。

#蓮ノ空感想文 という公式の感想投稿企画に乗っかったものですが、
内容は「布教要素+With×MEETSの感想文」という特殊な構成です。

活動記録はそこそこ読んでるけど、それ以外はまだ……くらいの新参さんをメインターゲットとした内容となっています。

これから蓮ノ空の魅力に触れていきたい! というあなたは、どうぞごゆっくり、休日のお供にでも読んでいただけると。

「わたしもう、頭のてっぺんまで沼に浸かっているんだけど」
そんなあなたも、よければ私の思い出と一緒に、蓮ノ空の魅力を改めて振り返ってみませんか。



☆そもそも『With×MEETS』ってなに?

布教も兼ねた記事ですので、そもそも『With×MEETS』とは、『Fes×LIVE』とは、という蓮ノ空のバーチャル配信についてから、簡単に解説しておきます。

▲ドヤ顔で新入生にアプリの説明をする乙宗 梢
画像:活動記録 第2話『ダメダメ⇨世界一!?』

蓮ノ空の時代のスクールアイドルでは、『スクールアイドルコネクト』というアプリを使った配信活動が人気を博しています。

この『スクコネ』のアプリには、我々の世界のApp StoreやGoogle Playでも配信されているアプリゲーム『Link!Like!ラブライブ!』からも、リアルタイムでアクセスすることができるのです。

ここでは、日々蓮ノ空のバーチャル配信が行われ、バーチャルモデルを声優さん自らがモーションキャプチャーで動かして生配信をしています。

週に2、3回行わる日々の配信が、『With×MEETS(ウィズミーツ)』
月一で開催される配信ライブが、『Fes×LIVE(フェスライブ)』
という名称です。

そして、この2つのバーチャル配信こそがまさに『蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』という作品の真骨頂。

リアルタイムで展開していく青春の物語という、この世界で蓮ノ空でしか味わえない未体験の物語を実現させているのです。

一体どういうことか、次の項目で簡単に説明していきます。


☆蓮ノ空のバーチャル配信ってなにが面白いの?

『蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』の一番の魅力は、体験型コンテンツであることでしょう。

蓮ノ空は、ストーリーがむちゃくちゃ面白いことだけにとどまらず、その物語にリアルタイムで参加し、彼女たちの物語と


蓮ノ空のバーチャル配信の凄いところは、まず第一にキャラクターがそのままの姿でリアルタイムに会話をしているということでしょう。

キャスト自らがモーションキャプチャーを担当し、生でトークをしますが、そこにキャストの姿はほとんど見えません。メタ要素一切なしです。
画面に映るのは、正真正銘、キャラクターたちのスクールアイドル活動の一幕なのです。

キャラクターのまま普通に会話をし、コメントの反応も拾うので、エチュード要素もある高度な会話劇を、キャストは常にしている状態なのです。

画像:【2023/11/16 配信 With×MEETS】夕霧綴理生誕祭(ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ)

また、蓮ノ空のストーリー内では、スクールアイドルのライブシーンはありません。
そのため、ラブライブ!シリーズのアニメにあるような、ライブパートの役割は月に1回開催されるバーチャルライブ『Fes×LIVE』が担っています。

歌もダンスもモーションも全てキャストによる生での披露。
バーチャルでありながら、そのライブ感は生のライブに匹敵します。

画像:【バーチャルライブ全編無料公開】活動記録第11話「スクールアイドルクラブのために!(?)」+103期9月度Fes×LIVE #Fes蓮ノ空9月度ライブ [2023/09/28]

そして、これらのバーチャル配信は、そのものが面白いことはもちろん、

何より驚きなのは、
毎月更新されるストーリーと同じ時間軸に存在していることでしょう。

日々の配信『With×MEETS』では、ストーリー最新話の内容を踏まえたトークが出てくるのはもちろん、まだ明かされていない、今後更新されるストーリーの布石が、何気ない会話の中にしれっと出て来ることがよくあります。

そして、『活動記録』と『With×MEETS』を含めた1ヶ月の物語の総決算として毎月開催されるのが『Fes×LIVE』
活動記録内で目標とする晴の舞台が、このFes×LIVEになっていることだってあります。つまりその月のストーリーにおける真の最終章は、生配信であなたがリアルタイムに見た光景が担うのです。

だから蓮ノ空のバーチャル配信は決してオマケコンテンツなんかではなく、
活動記録と同じく蓮ノ空のメインストーリーの一つなのです。

だから、それをまだ見ていないあなたは、まだ蓮ノ空で舞えるんだと言いたい。

・活動記録(ストーリー)
・With×MEETS
・Fes×LIVE

蓮ノ空ではこれらの公開タイミングをパズルのように緻密にコントロールして出していくことで、この1年間で、常に変化とサプライズを演出してきました。

『With×MEETS』では、ストーリーの更新より先行してサプライズが起こったり、配信中の何気ない一言が、実は後の重大な伏線であったり。
かと思えば、ファンが「伏線だ!!」散々騒いだ挙句、後に特になんの伏線でもないことが明らかになり、キャストのラジオで「なんでも伏線だと思うな!」と煽られたりもする。

時間と共に謎が解けていくカタルシス。
突如目の前で起こる、誰も予想できないサプライズ。
明日は、来月には、何が起こるかわからないワクワクとドキドキ。

そして、現在進行形で、いまこの瞬間も物語が進んでいて、キャラクターたちと同じ時間を共に生きている感覚。

これが、地球上の他のどの創作媒体にもない、
『蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』だけでしか味わえない、未体験で最高のエンターテインメントなのです。

蓮ノ空のバーチャル配信はその中核を成していると言えるでしょう。


……とまぁ、いくら言葉を並べても、「なんかコイツすげえ大げさなこと言ってんな」くらいで、正直ピンと来ないかもしれません。

では、ここからは、With×MEETSでは実際にどんな体験があったのか。
私のマイベストWith×MEETS配信回での思い出とちょっと聞いて欲しいです。一緒に追体験してもらいましょう。



空の向こうにエールを送った日 ~私が一番好きなWith×MEETS~

2023年。気がつけば私の生活は蓮ノ空を中心に回っていた。

With×MEETSやFes×LIVEがあるからと飲み会を断り、体調を崩して寝込んでいる日でもライブグランプリを詰めて、平日の真っ昼間に更新される活動記録を仕事の休憩時間に読んでは目元を腫らして業務に戻る。
そんな1年間を送った。

103期の1年間で、Fes×LIVEは全13回、With×MEETSの配信回数は延べ116回だという。(※自分集計)
気が付けばその8割以上はリアタイしていたと思う。

これは、そんな中でも自分が1番好きなWith×MEETS配信回での思い出。
ここからが私の #蓮ノ空感想文 です。

大沢瑠璃乃ちゃんの配信枠が『スクールアイドルコネクト』に上がっていた。

『ちょっと聞いて欲しい話!』

というタイトルだけで、配信内容の詳しい説明はない。

普段のWith×MEETSとは、明らかに空気感の違うタイトルとサムネ。

「あ。この配信、何かあるぞ……」
そう察するには十分だった。

流行りのゲーム『8番出口』では、異変を感じたら引き返すものだが、
『With×MEETS』においては、何か違和感を感じたら、全力ダッシュで前に進むべきである。
そこには蓮ノ空が用意しているサプライズが待っているからだ。

さて、この配信時点では、まだ活動記録第10話のPART5までしか更新されていない状態だ。

幼なじみの藤島慈をスクールアイドルに復帰させるために、たった一人でライブすることを決意した大沢瑠璃乃。レベルアップのための夏合宿。
合宿には慈も来たものの、彼女は自分の復帰を諦めたような言葉しか口にしない。
彼女を復帰させようと、より一層心を燃やす瑠璃乃と対照的に、誰もいない星空の下、海岸で一人踊る慈。

最新話はここまでの更新。
この先みらくらぱーく!がどうなるのか、ワクワクしながら待っていた矢先の配信だった。


迎えた、2023年8月24日

この日、自分は入り用が夜まで長引き、気が付けば配信時間はもう目前。
今回は何がなんでもリアタイするべきだと直感で察していた自分は、駅前のバーミヤンに駆け込んで配信を見届けることにした。
席に着き、壁のコンセントにケーブルを差して、瑠璃乃ちゃんより先に充電が切れそうだった自分のスマホを回復させ、準備を整える。
必ず席にコンセントを用意してくれる「すかいらーくグループ」さんには本当にSpecial Thanksだ。


そして、20時30分。
配信が始まった。

そこには映っていたのは、いつもの明るく元気で可愛らしい瑠璃乃ちゃんの姿。
最近の暑さやら、他のメンバーのWith×MEETSの感想といった雑談を少しした後で、彼女は少し不安げに本題を切り出した。

▲困り眉もかわいい大沢瑠璃乃
画像:【2023/8/24 配信 With×MEETS】ちょっと聞いて欲しい話!

瑠璃乃「……というわけで。そろそろ本題なんですけども……はぁぁ。
あ゛あぁぁ~~。これ言うの、ちょっと緊張しちゃうな……。
いや、でも。このために配信したから…………うしっ!」

まったりとした雑談から、ピリッと空気が変わる。
自分も餃子を口に運ぶ箸を置いて、彼女の言葉にじっと耳を澄ました。

小さく深呼吸を数回した後、彼女はゆっくりと語り出した。

瑠璃乃「実はね。ルリ。ずーっと憧れてた女の子がいるんだよね。
めぐちゃん。藤島慈っていうんだけど……」
(中略)
瑠璃乃「めぐちゃんはね、すっっごいんだよ!!」

そこからは止まらぬマシンガントークで、藤島 慈がいかに凄いかについて語り出した。
ひとしきりめぐちゃんの魅力を語り尽くした後で、いよいよ「本題の本題」を口にする。

瑠璃乃「だってめぐちゃんは、ほんっっとうにすごいから。そんなスーパーなめぐちゃんに、どうしても、スクールアイドルに復帰して欲しいの。
だからね。ルリは決心した。
めぐちゃん復帰のための、ライブをやるんだーって。
そのライブが、いよいよ明日、なんだよねぇ……」

「えぇぇ、明日!?」

バーミヤンの店内で思わずデカい声が出そうなくらい驚いた。

活動記録は厳密な日付まではわからない。
いつも更新されたあとで、こんな話が今月あったんだな~、と知ることがほとんどだ。

だから、「明日」というあまりにもリアルタイム過ぎるワードに動揺した。
ライブの結果がどうなったかは、活動記録であとから事後報告的に知るもんだと思っていた。

それが、まさか明日だとは。
画面の向こうの少女が、何に緊張していたのか、その理由を知ってしまったわけで。

……ちょっとそれは、話が変わってくるじゃん。
めぐちゃんが戻ってくるのかどうか、明日次第ってことでしょ。

ただ配信を見ていただけの自分にも緊張が走る。

瑠璃乃「明日のライブをきっかけに、めぐちゃんに戻ってきて欲しいって思ってるんだよね。
まあ、うまく行くかは……わかんないんだけどさ……
だから今日は、その決意表明っていうのかな? 頑張るぞ! っていう運動会の前の宣誓、みたいな?
みんなに報告しておきたかったんだ。
……うん。あのね。ルリ、明日めっっっっちゃ頑張るから!
スクコネでのライブの配信はないんだけど、上手く行くように祈ってて欲しいんだ。どうか……お願いします……!」

頑張れ……!!

心の中で自然と叫んでいた。ここが駅前のバーミヤンでなければ声にも出ていただろう。

代わりにコメントで声援を送る。
視界が滲んできて、短い文章の入力にも手間取った。

コメント欄には「頑張れ!!」「応援してるよ」「瑠璃ちゃんなら大丈夫!」
そんな言葉が滝のように溢れる。

いま配信を見ている全員が同じ気持ちなのだろう。

自分の送ったコメントなんて一瞬で流れ去ったが、それでもいい。
画面の向こうで不安げな表情を浮かべる彼女の力にほんの少しでもなれれば。

大切で、大好きな、幼なじみのための大勝負。
それを明日控えに、不安と決意を我々ファンにも教えてくれたんだ。
応援しないわけがないだろう。


そんな大量に流れる応援のコメントを見て、彼女の声色も次第に元気を取り戻していく。

▲コメント欄を見て嬉しそうな笑顔になる大沢瑠璃乃。かわいい。
画像:【2023/8/24 配信 With×MEETS】ちょっと聞いて欲しい話!

瑠璃乃「うわ……いっぱい! ありがとうみんな!
うわ~~~なんか、いける気がしてきちゃった!
ルリ、明日、頑張ってきます!! ってゆうか、絶対成功させる!」
(中略)
とにかくみんな、聞いてくれて、ありがとね。
明日は絶対、成功させるぞ! おお~!!」
(中略)
「今日はいっぱい話聞いてくれて、ありがと~。ばいば~い。ポチッ!」

元気そうになった彼女は、改めて決意を口にして配信を終えた。
不安を抱える自分を奮い立たせ、普段応援してくれるみんなからも勇気を貰うためだけの配信だった。

いや……また、すごい体験をしたな……

配信が終わり、湿っていた目元や頬を拭いながら、そう思った。

この日の配信はたったの10分。アフター配信もなし。
この配信時間の短さすらもリアリティを出す演出なのだろう。

今まさにこの瞬間に、彼女たちの物語と同じ時間を過ごしている。
そのことを改めて実感した。

気がつけば、バーミヤンの餃子は冷め切っていた。

そんな配信から一夜明けた、
2023年8月25日

活動記録の更新が来る……と思いきや、一向に更新されない。
いつも平日の真っ昼間には更新されてるのに!

更新の知らせを待ちつつ、ふと昨日の瑠璃乃ちゃんの決意表明を思い返してしまう。

ライブって今日なんだよな……。
瑠璃乃ちゃんは今ごろ何してるだろうか。
ライブの準備してるのかな。クラブのみんなも手伝ってくれてるのかな。
緊張してるかな。上手く行くといいな。

東京の青空を見上げながら、遠く空の向こうの金沢の地に思いを馳せていた。

おかしな話だと笑うだろうか。
蓮ノ空女学院のスクールアイドルたちはフィクションの中の存在だ。
そんなことは百も承知。

でも、活動記録に涙し、日々の配信をリアルタイムに追いかけ続けていたら、やっぱり彼女たちは、今この瞬間を生きているような、そんな気がしてしまうのだ。

昨日の夜見届けた一人の少女の決意。
遠い金沢に向けて送った心からのエールは、自分が抱いた感情は、間違いなく本物だったはずだ。

待ちわびた活動記録の更新は、なんと夜の7時だった。

その真意について、当時は明確には語られていなかったが、自分には察しがついた。

ついさっき、瑠璃乃ちゃんのステージが終わったんだと。

そして目に飛び込んできたサムネイルには、真っ赤な『ド!ド!ド!』の衣装を身にまとい、笑顔でポーズを決める、みらくらぱーく!の2人。
まだ読んでもいないが、小さくガッツポーズが出た。

やったんだな……瑠璃乃ちゃん。

ホッとした。
そりゃ、失敗しました、なんてストーリーはないだろうと思ってはいたが、結果を知るまではドキドキしてしょうがなかった。

瑠璃乃ちゃんにリアルタイムでエールを送り、ステージの成功を祈り、いまどうしてるだろうか、一体どうなっただろうと空を見つめ思いを馳せる。
そんな風に自分が抱いた思いは、決してフィクションじゃない。

まるで自分が物語の中にいるような、本当に一緒の時間を過ごしているような感覚になってしまう。

また一段と『蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』という作品に夢中にさせられた2日間だった。

これがWith×MEETS、この未体験のエンタメが蓮ノ空。

そして、これもあくまで、蓮ノ空の数ある仕掛けの一つに過ぎないというのが本当に驚きだ。
こんなどこでも味わえない体験をこの一年間、幾度もさせられてきたのだ。

ちなみに、その後の彼女たちは活動記録の通り。
さらに翌日、8月26日のリンクラ生放送では、藤島 慈のFes×LIVEへの参加も発表され、ようやく6人がスタート位置につくこととなった。

少し余談を挟むが、実はリンクラの『活動記録』は過去の時間を見るものとなっている。
Fes×LIVE直後など、ときどきある特殊な時間の更新は、“さっき終わった”ことを意味している。(18話のEDが蓮華祭直後じゃなくて、わざわざ翌日だったのも、“そういうこと”である)

蓮ノ空においては、活動記録の更新タイミングすさえも、演出となっている。
更新を待ちわびて、遠い地の彼女たちに思いを馳せてソワソワしていたあの時間すらも、蓮ノ空の手のひらの上ってワケだ。

これが明言がされたのは、しばらく先のスタッフインタビューだったのだが……

藤本:明確に言ったことはないので気が付いている方は少ないと思うんですけど、トーク配信が時系列的には一番先で、ストーリーは既に起こったことなんですよ。配信された日に起こったことではなく、配信された日までに起こったことなので。おそらくこれを理解してる人は相当読み込んでくれている方だと思います。
佐藤:だから”活動記録”なんですよね。また、With×MEETSは、活動記録で起こった出来事……作中世界を現実と「同期」する重要な役割を持っているので、毎回入念に準備して制作していただいています。

引用:【12月27日発売「Link!Like!ラブライブ!FIRST FAN BOOK」より】「蓮ノ空」ファン必見! スペシャルスタッフインタビューを全文掲載!


また、私が今回思い出を語ったWith×MEETS配信回は公式YouTubeにもアーカイブはあるのだが、ぜひアプリのアーカイブから、当時の蓮ノ空のこと好き好きクラブのみなさんの、生の熱いコメントと一緒に観ていただきたい。


これだけは見てくれ!超厳選『With×MEETS』オススメ回10選

「へぇ~蓮ノ空ってすげぇ~!! With×MEETSも気になるわ!」

そう思ってくださったあなたに向けて、布教活動をして帰りましょう。
文体も元に戻します。

103期の全116回の配信の中から、せめてこれだけは観て欲しい、という配信を悩みに悩み、厳選して10個に絞りました。

ちょっと忙しくてどこから見ていいものか……なんてお悩みのあなたは、ぜひ参考にしてみてください

なお、ネタバレには極力配慮をしていますが、紹介する以上、活動記録の先の展開にも少しは触れてしまうので、その辺はご注意ください。


①【2023/4/22配信】綴理先輩を紹介させてください

活動記録と絡んだ体験が味わえるのがWith×MEETSの魅力だと、先ほどから私は力説しています。ええ。
ですが、1つ目におススメするのは、ストーリーとは特に関係がない私の趣味全開回です。いいだろ別に!

ただ、一つ言っておくことは、
この配信をリアルタイムで見ていて、私は脳の血管が焼けて焦げる音がした、ということだけ。

With×MEETSにはリアルな会話の空気を演出として含まれています。
そんな中でイチャイチャし出したら、一体どうなるのか、お前も思い知れ。

With×MEETSをまだ一つも見たことない、そんなあなたにこそ観て欲しい、そして一瞬で消し炭なって欲しい、そんな傑作回です。


②【2023/5/17 YouTube配信】 めぐ党のみんな、会いに来たよ

2番目に紹介するのは、なんと厳密にはWith×MEETSですらありません。
我々が初めて観ることができた、藤島慈の初配信は、アプリではなくYouTubeでの特別配信でした。
当時の彼女はスクールアイドルに復帰しておらず、『スクコネ』も使わないという理由なのですが、
メタ的には、当時は知名度がまだまだの蓮ノ空が、一体どんなことをやっているのかをYouTubeで広める外向けの宣伝としても一役買っていたでしょう。

この配信のなにが凄かったかと言えば、あまりにもリアリティラインが高すぎるということでしょう。
自然に笑い、生のコメントを見事に捌き、最近のマイブームなどの話題を矢継ぎ早に展開していく。
まるで、この世に本当に実在する女子高生ストリーマー、そんなリアリティがそこにはありました。

ラブライブ!のことを何も知らない人に実在のVTuberだと言って見せたら難なく信じるのではないでしょうか。

そんな配信スタイルでありながら、当然蓮ノ空の活動記録もしっかり踏まえられていて、正真正銘ラブライブ!の世界の物語の一部として機能しています。

あまりのリアリティに、フィクションと現実の区別がつかなくなってしまいそうになる。
そんな衝撃と共に彼女はこの世界に現れました。

月音こなさんって、なんか前に配信活動やってたの?なんて思いきや、
その真相は、シンプルに研究と努力の結晶だったというのだから本当に尊敬しかないですよね。

月音こな:めぐちゃんはもともと配信をやっている子なので、配信初心者が頑張って演技していると思われたくなくて、準備期間中もWith×MEETSの練習をしていたし、いろんな方の配信を視聴して研究していたんです。

引用:ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ 2nd Live Tour 〜Blooming with ○○○〜 公演パンフレットより


③【2023/5/21 配信】 中間テスト終了!念願のだらだら配信!

意外と気が合う2人による、ゆるーくまったりとした雑談配信。
この配信自体は、単なるほのぼの回です。

しかしながら、何の変哲もないゆるーい会話の中に、かなり後で更新される活動記録で関わってくる伏線がひっそりと仕込まれていました。

なんでもなさそうな配信回だって見逃せません。


④【2023/7/15 配信】 蓮ノ空の配信に出たい人がいるらしい…!?

この回の配信前のサムネは、引用した公式Twitterの画像通り。
「スペシャルゲスト」というだけで、誰が来るのか完全にシークレットでした。

活動記録9話の配信前の配信。
本編での加入エピソードよりも先に、大沢瑠璃乃はWith×MEETSで現れたのです。

活動記録より先行した内容のWith×MEETSの配信は、この7月頃から本格的に増え始めました。

With×MEETSやFes×LIVEの前では、我々は神さまの視点から物語を覗き見る存在ではいられなくなります。雲の上から引きずり降ろされ、現在進行形に目の前で起こるサプライズにただ息を呑むしかない。

そんな体験型の物語。これもWith×MEETSの醍醐味なのです。


⑤【2023/8/12 配信】 合宿ラジオ

2023年8月上旬
蓮ノ空のリアルタイム展開が1番の危機を迎えました。

キャストが相次いで新型コロナウィルスにより休養。
予定していたWith×MEETSは相次いで中止や延期になり、2週間近く配信のない日が続きました。

蓮ノ空のこと好き好きクラブのみなさんにも、緊張が走った時期でした。

そんな中、久々に行われたWith×MEETSがこの回。
配信前はサムネにも日付のみで、タイトルもなし。

何が始まるんだ……!?
配信内容へのドキドキと、キャストの体調を心配に思う別の緊張も合わさって、ファンの中でも鮮烈な記憶に残る配信だったでしょう。

約2週間ぶりのWith×MEETS。
いざ配信が始まり、ついに姿を見せたのは

……カニでした。

なんとWith×MEETS史上初の音声のみ配信という内容。

しかし、聴いてもらえればわかる通り、活動記録9話での夏合宿の真っ最中ということで、ラジオ形式なことも納得の理由がありました。

花帆ちゃんは出演しませんが、疲れ切って寝ているというのもストーリー通り。
さらには予告にもないサプライズまであります。

活動記録にも沿った大満足な内容でありながら、
病み上がりのキャストの負担を減らし、それを全く違和感のない演出として組み込んでしまった、本当にお見事な配信でした。

一体どこまでが予定通りで、どこからが想定外だったのか。
蓮ノ空のあまりの手腕に、配信が終わると家で一人スタンディングオベーションしていました。
今考えても、ちょっと信じられないくらい凄いですよね。

リアルタイムで展開していく以上、キャストや配信トラブルといった、「外の世界」の影響を受けることだってこの1年間何度もありました。
しかし、それすらも演出のスパイスとしてとりこんでしまう。
これもWith×MEETSの凄さでしょう。


⑥【2023/9/27 配信】9月度Fes×LIVE直前配信

Fes×LIVE前に必ずやっている、意気込み配信なのですが、この回は一味違います。
以前の藤島慈の個人配信で宿題としていた、メンバーカラーの名前を発表する回。

どんな経緯や理由でメンバーカラーが決まったのか、ぜひ聞いて欲しいです。
蓮ノ空では、ファンネームやメンバーカラーなど、今後の活動を左右する大事な決定事も、キャラクターによる配信を通してファンの目の前で決まっていくことも多いです。
これもリアルタイム展開ならではの面白いところでしょう。


⑦【2023/11/2 配信】竜胆祭終了!みんなにご報告配信

出ました。
この日の配信も、事前には内容シークレットでの告知。

今後も、このチェック柄のサムネを見かけたら、リアタイ必須の重要回の合図です。

配信内容は、先日の「ラブライブ!地区予選エントリーライブ」の結果報告について。

こちらも活動記録の更新より前。
大会の結果は好き好きクラブのみなさんもこの配信で初めて知ることなりました。

本当に自分が全国大会を目指す部活動を応援しているような感覚になります。
これまでのラブライブ!シリーズにおける周りの登場人物たちも、同じような気持ちで結果報告を聞いていたのかな、なんて気持ちにもなりましたね。


⑧【2023/10/25 配信】みらくら綴理ぱーくだ!

……なんだかやけに瑠璃乃ちゃんのピックアップ回が多くなってしまいました。
それだけ大沢瑠璃乃というスクールアイドルが、蓮ノ空1番のサプライズガールであるということなのです。

配信直前の告知はこちら⇩

普通に楽しそうやな。
どう考えても配信前までは至って普通の回だと思うじゃん?

ところが配信が進むにつれて、瑠璃乃ちゃんの様子には変化が……

With×MEETSやFes×LIVEは、彼女たちがスクールアイドルとして表に見せる姿です。
この配信では、ファンのみんなにはまだ明かしていなかった、彼女の秘密を打ち明けてくれた回になりました。
活動記録とWith×MEETSでの公開情報のギャップを埋める回でもありつつ、間接的にはこの配信での内容が2月の活動記録17話にも繋がってきます。

瑠璃乃ちゃんを温かく見守る慈と綴理の優しさも沁みるんですよ。
そんな心に残る配信です。


⑨【2023/12/20 配信】 藤島 慈 生誕祭!!

あなたは、二次元のキャラクターの誕生日を祝ったことはありますか?

誰もが夢だったでしょう。
二次元の推しと、同じ時間を共有して、直接誕生日をお祝いできること。

With×MEETSでは、それが叶います。

蓮ノ空においては、キャラクターが本当にリアルタイムで歳を一つ重ねます。
物語の外から歳を取らないキャラクターに向けて思いを投げるのではなく、コメント欄の奔流の中のひとつとなって、直接お祝いの言葉をキャラクターに届けられるのです。
そして周りのキャラクターたいから誕生日を祝われる様子まで見られちゃいます。

これもWith×MEETSだからできることでしょう。

特にこの藤島慈生誕祭は、ストーリーの事情により、学外のレンタルスタジオからの配信という脱法感も相まって印象深いです。

ピックアップしてこの一つを選びましたが、ぜひ生誕祭配信はメンバー全員分観て欲しいですね。


⑩【2023/12/31 配信 With×MEETS】 みんな、ありがとう!

出たぞ! 内容シークレットの配信枠!
しかも配信日時は、大晦日のお昼。
これは、間違いなく“何かある”配信だと、もうわかるでしょう。

この日の配信は、蓮ノ空が出店していたコミケブースでも同時に放映されました。
現地のブースはファンで溢れかえっていたそうです。
このとき年末に風邪で体調を崩してなければ自分も現地に行きたかったな……。

配信内容は、活動記録14話のお礼と、ラブライブ!北陸地方予選大会についての結果報告。そして、この1年間の振り返り。

こちらも竜胆祭のときと同じく、活動記録の更新より前に、この配信で我々は大会の結果を知ることとなりました。

『Link!Like!ラブライブ!』において、ゲームプレイヤーは、等しく「ただの一人のファン」という役割です。
物語には参戦しない、直接は何の影響も与えられない存在です。

でも……いやだからこそ、「一人のファン」だからこそ。
応援している自分たちに向けた配信での体験は何ものにも代えられない感動があります。



以上、厳選した10個のWith×MEETSでした。
With×MEETSをあまり見ていない、という方向けに魅力が伝わることを重視して選びました。

あれもない、これもない、という意見もあるでしょう。
ぜひあなたのおススメ回も教えて欲しいです!

そして、With×MEETSの過去の配信は、全て『リンクラ』アプリ内にも、YouTubeにもアーカイブがあります。
ぜひちょっとずつでもいいので、できれば全部観て欲しいですね!!


おわりに


漫画や小説、映画やアニメ、ゲームなど、あらゆる創作媒体において、読者(視聴者)は、時間を超越した神様の視点にいます。
物語に没入し、ドキドキ、ハラハラしても、あくまでそれは離れた時間で、別の時空、自分とは隔絶された世界を覗き見る形です。

しかし、蓮ノ空では、ストーリーとバーチャル配信を掛け合わせることで、
リアルタイムに画面の向こうで、今この瞬間に物語が動き出すのです。

私たちは雲の上から引きずり降ろされ、等しくただの一人のファン「蓮ノ空のこと好き好きクラブ」として、目の前で起こる物語を見届けることになります。

この体験が、本当に楽しいんです。

この地球上の他のどのエンタメでも絶対に味わえない未体験の楽しさを蓮ノ空(リンクラ)はこの1年間届けてくれました。

ただし、それだけに、本気で追いかけようとするのは、恐ろしく大変かもしれません。

それでも、瑠璃乃ちゃんや綴理先輩、キャストの方々も「自分のペースでいい」と言ってくださるように、まずはちょっとずつ、この素敵な物語に触れて行って欲しいです。

このnoteを読んでいるあなたとも、同じ時間を過ごせたらいいなと願っております。

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