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鉄筋の日、ふたたび。
2023 3.19
朝から、ぴかぴかと晴れて
暑いくらいの日となった。
やりたいことをぜんぶやりたい、と
コーヒーを飲んでから、庭へ飛び出す。
まずは、と、植えて2年、
ちっとも大きくならない
アルケミラモリスを株分けして
あちこちに移植することにした。
どこに植えると
健やかに育つのか?
の、実験である。
冬は日向、夏は半日影。
水捌けの良い土で、
という、つたない知識のもとに
3箇所に、植えてみる。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/101023746/picture_pc_7031e895d9bc2ce5c05d3f2b07fe1e80.jpg?width=800)
他には、ヒソップがある。
こちらも、移植してみよう。
それからは、きのう、
JAで買った苗を、植えていく。
うむー、半日影で風通しよく
水捌けが良い場所ってどこ?
或いは、いまは日向で
夏は半日影ってどこ?
などと、思案しながら
植えていった。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/101024054/picture_pc_a25afe7cdc5b5eaca3fea32945ad03ca.jpg?width=800)
夏の蒸れに弱い、とのことで
鉢に植え、半地植えにしてみた。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/101092996/picture_pc_077f5bdd038ebb5bbbf096b263b14058.jpg?width=800)
青い球形の花、早く見たい。
午後、夫が
懸案の鉄筋抜きをしてくれる。
だんだん慣れてきて、
6本を2時間弱で抜き、
急に、庭が広々する。
特に、ここが、すっきり。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/101093293/picture_pc_62abf71fa4842c9e81fd91f07db01800.png?width=800)
木より、小物より、
目立っていた。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/101093296/picture_pc_dd1ca8c25926460626b6d3eb625c881e.jpg?width=800)
ここにも花を植えたくなる。
シマトネリコの木も嬉しそう。
そのあとは、脚立を持ってきて
木の剪定。
落葉樹じゃない木に
古い葉が残っているから、
ひっきりなしに、
変色した葉が落ちてくるのだ、
と、植木屋さんの
剪定を見ていて気づき、
まずはシマトネリコの木を
やってみる。
夫にも手伝ってもらい、
高いところにもなんとか
手が届き、古い葉や
伸び過ぎた枝は、
だいたい、取り除いた。
台湾椿や銀木犀にも
おなじようなことを
これからやっていく、と決める。
※もちろん、プロの手が必要なので
植木屋さんにもまた入ってもらう。
お金を溜めたら。
🌿
さて、鉄筋は、残り5本。
いちばん手強そうな5本なので
なんとか、夏までに抜きたいね
と、夫と話し合う。
それが終わったら、
父が、庭半分にびっしり敷いた
ブロック(ブロック塀に使われるやつ)を
剥がしていく予定。
いつのまにか、植物より
石や鉄筋が多くなってしまった庭。
雑草を生やさないため、
靴裏を土で汚さないため、
父はブロックを敷いて
庭を、重く、していた。
わたしは、半分くらいは、
軽く、したい。
🌿
それから、夫に車を出してもらい
赤玉土やパーク堆肥などを
ホームセンターへ買いに行った。
これで、半年くらいは
土系のものは買わなくて良いだろう。
最後、片付けなど
あれこれしていたら、
夕方6時を過ぎ、
町のアパートに
帰るために車に乗ったときには
ふたりとも、
はらぺこだったので
高速道路に乗る前に
庭から程近い定食屋さんへ寄った。
暖簾をくぐれば、
グレープの《精霊流し》がかかっていて
メニューをひらいて、頼む頃には
かぐや姫の《妹よ》が流れた。
しみじみと、椅子の背にもたれる。
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夫は、豚ロースの生姜焼き定食を食べた。
ちなみに、そのあと、
浜田省吾の悲しみは雪のように、が流れた。
わたしと夫は、
庭へ行って帰ってくること、を
《旅行》と呼んで、
とても、楽しんでいる。
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