初老なお洋服日 2.5〜2.12
2月5日(月)
パートの日。
そういえば、このセーターを
着た日に、
どんどん太ってきている
と、後ろから言われたのだった。
あれは、2年前のふゆ.だった。
あったかいから、と気に入って
着ていたセーター、
一月、半ばの寒い午後、
お弁当を食べていたら、
後ろから、突然
言われたのであった。
あれから、わたしは
このセーターを外では
あまり着なくなった。
なんで、あの冬
ひとりの、
好きでもない
男のひとの言葉に
あんなに傷ついたのかしらん。
父が、庭で倒れて
容体が悪く、
コロナ禍で面会も叶わず、
それが、ひと月も
続いていたから、
こころが
弱っていたのかもしれない。
今振り返ると、
もはや、謎である。
2月6日(火)
雪が積もったので、
パートはおやすみ。
もうすぐ朗読会なので、
キブンを盛り上げるため、
雪きつね(オハナシに出てくるコ)な
コスプレを独り、する。
初老は、こっそり
独り、遊ぶ、のである。
そういえば、電車に乗ったら、
目の下のたるみ、
が、やけに、ワルモノになり、
たるみ、取るべし!
老けて見える、は、罪!
みたいに、電車のなか、が
啓蒙の場、みたいになっていた。
もー、勘弁してくれ。
目の下のたるみも、
深くなったほうれい線も
年月を生きた証だから、
そこは、堂々としていたいなり。
(お金がかかってしょうがないよ。
美容外科にかかり続けることになる)
白髪染め、
歯のホワイトニング
脱毛
などは、
だんだん、
身だしなみとして
認知されるようになってきて、
あと数年したら、
あの、面接に来たカノジョ
目の下のたるみ、取ってないね
女性の身だしなみとして、どうか?
なんて、言われる日が来るようで
ぞう、っと、する。
2月7日(水)
父の通院の付き添いの日。
施設まで、電車で行って
それから、介護タクシーに
父と乗り、10分くらいで
病院に、到着。
朝9時半に家を出て
15時半くらいに、
よろよろと戻る。
病院は、
ここは空港かしら?と
思うくらい、混んでいた。
初老ならば、
こういう用事が増える。
自身の体調管理こそ、
しっかりせねば。
2月8日
木曜日パートの日。
気づくと、背中が丸い、ので
気づくたびに、背筋を伸ばす。
良い姿勢でいることこそ
体型維持に効果あるぞ
時間も食わないし、
お金もかからない
と、愛しのROLLYさまも
その昔、おっしゃっていた
と、記憶する。(違っていたら御免)
初老こそ、しなやかな背中で
ピン、と、立ちたいものである。
なにしろ
政府にいる政治のひとたちが
自身は、
ウラガネをつくり
脱税しながら、
70才80才まで働くのよ、
きみたち、貧しき者は、
おほほほほ
と、毎日念押ししてくるような
ジャパン、なので、
その方々を、主権者として
《まっすぐ、見つめ返す》
ような気概を
持ち続けるためにも
まっすぐな背筋を
(こころにも)
保ちたい、ので、ある。
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2.9(金)2.10 (土)は
朗読会前のシュラバ(練習)にで
写真を撮る時間が取れず。
ひたすら、リハーサルや
作業の、ふつか間だった。
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2.11(にちようび)
去年5月以来の、朗読会の日。
八王子caferinさんにて。
朗読会の日は、
髪の分量を少なくする
と、決めている。
なので、きゅっ、と結んて、
ターバンなどで覆うことが多い。
朗読するオハナシでは
おとこもおんなも、動物も
植物も、庭も、出てきて、喋るので、
わたし自身の、性別が
すこしでも、曖昧になる方が良い、
から、で、ある。
この日は、
黒セーターに紺のサロペットパンツ。
黒いメンズな靴、で、
10年選手の
ヘアターバンを巻いた。
これは、輪っかになっていない、
うしろで、ベロアリボンで
結ぶタイプのターバンなので、
肩へ垂れるリボンが
さりげなく華やかだし、
頭が痛くならず、
愛用しているのである。
来週へ続く。
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