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Aprilの日。
2023.4.1
庭に咲いている花を摘んで
ひとつずつ輪に挿して、朝日を待つ。
クリスマスローズ、ヒヤシンス
ヴィオラ、パンジー、デイジー
勿忘草、キンセンカ、水仙
マーガレット、プリムラジュリアン
椿、菫。
4月さん、ようこそ。
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まだ柔らかいうちに丸く曲げておいた。
🌿
大尊敬する
カレル・チャペック先生は
4月を、恵まれた園芸家の月と呼び、
《シュートと、蕾と、芽は、
自然界における最大の奇跡だ》
と、おっしゃっている。
4月のハジマリの日の
《荒れ果てた庭》にも、
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もう、15年くらい元気。
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これも15年くらいの。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/102032667/picture_pc_237ac7ba0c15b7550c2a55b0bae73fba.jpg?width=1200)
もう、葉を出していた。
今年は、あの赤い花を
たくさん、見たい。
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こぼれ種が、発芽している。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/102033216/picture_pc_73a300e3b966f5b5596f5972af768419.jpg?width=1200)
シュートがぐんぐん伸びている。
チャペック先生がおっしゃる《奇跡》が
あたりまえのような顔をして、
そこここに、在る。
去年、庭に、
とつぜん、一本、
ひょろひょろと咲いた
青い花のこぼれ種が
早春にたくさん発芽して
去年の姿とは、まるで別人のように
たくさん葉をつけ、育っている。
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だいぶ、間引いた。
このふたつは、いちはやく
大きくなった。
まだ、庭のそこここで
いくつか育っている。
去年、種も採取したが、
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/102035357/picture_pc_1d1c9ddbaae2126b564cf2197a8e67ba.png?width=1200)
この分では、蒔かなくて良さそうだ。
この花は、千鳥草、だと
気づいたのは、最近だ。
別名、飛燕草。
さいきんは、ラークスパーという
名のほうが、よく知られているかもしれない。
どこからか、庭へと
やってきた種は
大事にしたい、と思いつつ、
あまりに、増えすぎるのも、と
思案中だ。
が、種をつけるまえに、
切花にしたら、
初夏の花を
おおきな、素朴な花瓶に
どっさりと活けてみたい、という
少女のころからの夢、は
叶いそうだ。
矢車草も、こぼれ種から
たくさん育っているので、
青飛燕草と矢車草(白、ブルー、ピンク)
とコスモスを合わせて。
🌿
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ことしは花が咲くといいなあ
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ひとつひとつが、うれしく
庭を、何周も、する。
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![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/102036033/picture_pc_847847e32bc8913706555d942c963487.jpg?width=1200)
貧しいながら。
こぼれ種で育ってきたコモンセージを
広い場所へ、移植した。
おなじく、ディルも。
そんなこと、の
ひとつひとつが、やっぱりうれしい。
ふと、カレル・チャペック先生の
《どんな革命も、
発芽の時期を早めることはできない》
のコトバを思い、じんわりと
胸が熱くなる。
わたしは、
発芽の四月に、
庭に、いる。
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一度だけでも
不恰好でも
花と葉でいっぱいにしてみたい。
それが、わたしの夢。
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