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『PHONE APPLI』でウェルビーイング経営を学ぶ
今日はウェルビーイング経営についてのお話です。
1 ウェルビーイング経営とは
ウェルビーイング(Well-being)とは、健康、福祉と訳されますが、もう一つ、身体と心、そして社会的(人との繋がりともいえるでしょうか)に良い(Well)状態(being)
つまり「(持続的)幸福」という意味があります。
ウェルビーイング経営とは、会社組織が働く社員(+関わる企業、お客様など)のウェルビーイングの向上を第一に考えることです。
これは働く社員にとってのメリットはもちろんですが、それだけではなく社員が幸せになることで、職場で能力を最大限発揮してもらい生産性や創造性を高め成長し続ける組織をつくることができるという企業にとっても大きな利点があります。
私たちが住む資本主義社会では、長きにわたり会社の利益を重視する企業が多い中、昨今のSDGsを始めとした本当にそれだけでいいのかという社会に変わりつつある現代において、ウェルビーイング経営は、今後ますます注目されていくと思います。
先日、ウェルビーイング経営を推進する
『PHONE APPLI』を訪問させていただきました。
今回の訪問は、私が昨年取得したウェルビーイングダイアログカード認定ファシリテーター講座7期の同期メンバーとのご縁によるもの✨
(ウェルビーイングダイアログカード認定ファシリテーターについては、いずれまたnoteに書きたいと思います)
『PHONE APPLI』は、2020年度にホワイト企業大賞の特別賞を受賞するなど、健康経営を起点にウェルビーイング経営を推進しています。
2 『PHONE APPLI』の取組み(ハード面)
まず入ってみて最初に感じたことは、空間が気持ち良い❗️でした。
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リラックスして行えそう
BGMには、小鳥のさえずりや川のせせらぎが流れていて、まるで自然の中にいるよう。
さらにオフィスはとても良い香りに包まれていて、五感に不快感がないオフィスっていいなぁと思いました。
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話を伺うと音源は実際に森の中で録ったもので、音を流す位置は川のせせらぎは下から、鳥のさえずりは上からと自然のままを再現しているのだそうです。
また、香りも季節に合わせて変えているとのこと。
こういった所に会社が力を入れてくれると社員は、自分たちを大切にしてくれているんだなとやる気がでますよね。
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仕事帰りにここを囲って一杯なんてことが
できるのだそう✨
素敵‼️
こんなゆとりあるオフィスで働けたら、
会社の出勤が苦にならないわ。
それから『PHONE APPLI』のオフィスは、山口県萩市にもあって、オフィス同士は常にカメラで繋がっていて一体感を感じられるようにもなっています。
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萩市の若者をプログラマーとして育成することで若い世代が地元に住み続けることができるまちづくりに貢献しています。
社会に尽力している会社で自分が働いているということは自己肯定感が向上されるのではないでしょうか。
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オフィスの壁には、新しく採用された社員のプロフィールであったり、写真のような社内コンペの情報など伝えたい情報を流していました。
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ゴミ箱を一箇所にすることで社員同士がコミュニケーションしやすい環境を作っているのだそうです。
3 『PHONE APPLI』の取組み(ソフト面)
次に社員のウェルビーイングを高めるコミュニケーションについてお話を伺いました。
1️⃣自社で開発した「PHONE APPLI PEOPLE」による社内コミュニケーションの促進
・社員一人ひとりのプロフィール(経歴やスキルだけでなく趣味や好きなこと等、仕事以外の内容もあり)がぱっと見たり、検索することができます。初めてやりとりする時に事前に相手がどんな人なのかがわかれば、ちょっとした声かけができますよね。
・誰が出社しているのか、オフィスのどこにいるのか居場所がわかる。
・週ごとに業務等で感じた感謝や称賛をポイントで贈りあうことができる(THANKS)
感謝し合うことで自己肯定感が高まったり、仕事のモチベーションが上げることを繋がります。
2️⃣週に一回「1on1ミーティング」の実施
上司と部下が定期的に対話することで強固な信頼関係を築いています。
「1on1ミーティング」を導入している会社は増えてきていると思いますが、『PHONE APPLI』では、経営のトップが「1on1ミーティング」の実施を目標に入れているため、きちんと実施がされなければ評価が下がることになるという徹底ぶり。
またいい取組みだと思ったのが、実施前に事前に部下がどんな内容を話したいのかということと現在の心身のコンディションを数値化して、上司に伝えてから実施することで、より効果的な部下のための時間を作っているところです。
さらに「ななめ1on1」といって先ほどの「PHONE APPLI PEOPLE」を活用するなどして、直属の上司でなくても相談できる体制になっています。
3️⃣年に2回の目標設定は全員で共有
社員間で目標を共有することでお互いの目標が達成できるwin-winの状況を生み出すことができます。
4️⃣ウェルビーイングカンパニースコアを月毎に実施
数値化されたものを比較しながら状況を把握し、各部門のリーダー間で共有して、スコアの向上を図っています。
Q1 ウェルビーイング経営を進めるために最初に行ったことは?
A プロジェクトを自分ごととして捉えてもらうために取組みを進めるメンバーを募った
Q2 ウェルビーイング経営に意欲がない人をどうするか?
A 2ー6ー2の法則のうち6を意識して取り組む
Q3 明日からできること
A オフィスに緑を取り入れるはかなりおすすめ
今回『PHONE APPLI』を訪問して感じたことは、ウェルビーイング経営を成功させるためには、経営陣の強い意志とそれを全ての社員に見える形で徹底して示し続けることが重要であると感じました。
私自身、自分一人でやりたいと思っているだけで着いてきてくれる人がいないのではないかと尻込みしていたのですが、多くのいただいたヒントを活かして明日からできることを少しずつやっていきたいと思いました。
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