#45 To Restore Responsibility (3)
4..第四に、政府は常に、必然的に個人の自由の敵であり続けます。この国を全体主義への道を誰よりも歩み始めたウッドロウ・ウィルソンが、人間の自由の歴史は政府権力の増加ではなく、その制限の歴史であるとも言ったのは、かなり奇妙に思われます。しかし、ウィルソンは、イギリスのチャールズ2世のように、愚かなことしかしなかったが、賢明なことしか言わなかったと自慢することができます。政府は、その本質からして、自由の敵であり、個人の権利と責任を常に制限する方向に向かうものでなければならないことは自明の理です。
5.. 政府がやらなければならないことは、個人や小さな集団がやるよりも、必ずコストがかかる。そして、政府が大きければ大きいほど、そのコストは不均衡になる。したがって、個人や小さなグループでも適切にできることを政府にやらせることは、深刻な経済的浪費です。また、過去の実験から導き出された政府の適切な機能についての哲学にも反しています。
6.. 政府は、その規模、勢い、権限によって、教義や政策の誤りを、それがなければ受け入れられ続けるよりも長く存続させるだけでなく、その影響を幾何級数的に増大させることになります。何万人もの個人が、それぞれ異なる方向で考え、探求し、異なる衝動に突き動かされて生じた誤りは、それ自体で相殺されるか、疑いや意見の相違による消耗で和らぐ傾向にあります。しかし、一つの誤りが政府によって神聖化され、真理として結晶化されると、革命が起きない限り、その信用を失い、廃棄されることはほとんどありません。
この原則を簡単に説明するのが、マサチューセッツの植民地政府の初期に起こった魔女裁判で有ります。もし、公式の命令によって幻想を現実のように見せかける政府の力がなかったら、大多数の市民の常識によって、この狂信の現れは、これほど広く支持され、残酷な結果になることはなかったでしょう。しかし、ひとたび政府が「これは真実だ」と言えば、それまで疑っていた市民は、他の人たちと一緒になってそれを真実として受け入れようとしたのです。そして、人間の常識や健全な経験に対して同様に嫌悪感を抱く、少なくとも一ダースのバカげたことが、今日ワシントンの政府によって永続化されているのです。
(解説)この項目の3番、まさに今の政府(米日ともに)当てはまりますね。現在のコロナ・ワクチン政策は、まさに
こういうことでしょう。
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