真珠腫性中耳炎治療の記録⑤
入院3日目(手術翌日)
11時過ぎに病棟到着。
顔色もよく、ベッドをリクライニングさせた状態で漫画を読んでいた。
Ns曰く、朝ご飯も1~2割しか食べていないらしい。
子から、9時前に耳鼻科外来へ行き、医師による診察を受けたことを教えてもらい、Nsからは、入院5日目の退院日の流れについて説明をうける。
朝食後の歯磨きをしていないとのことで、歯磨きをさせ、洗濯物の整理や、プラスチックコップの洗浄等の身の回りのお世話をした。
そのうち、昼食の時間になったがやはり食欲はないようで、ふりかけをかけたご飯を少し喫食して終了。
めまいや、フラフラ感はなく、甘い、酸味、塩味等の味は分かるとのことでひと安心。
食後もにやけながら漫画を読んでおり、担任から受け取った算数プリントを渡すと早速やり始めようとしていて、気力が回復している様子がうかがえた。
清拭の時間になり帰宅を促され、入院3日目は終了。
入院4日目(手術日から2日目)
朝9時に病棟到着、Nsから相変わらず喫食量は少ない旨報告をうける。
子は「今日の痛みは2から3くらい、入院もどんどん慣れてきた」と笑顔。
Ns以外の病棟スタッフとお話しして過ごし、プレイルームから遊具をベッドに持ってきて遊んでいたので、母を安心させるためだけのリップサービスではなさそうだ。
算数プリントも昨晩終わらせたらしい。
片耳からしか音が入っていないはずなのに、会話がスムーズだったので「思ったよりよく聞こえているんだね」と言ったら、「昨日、看護師さんのつけている時計の小さな音も聞こえて驚かれた」と返された。
病院は音の種類が少ないので順調に会話できているだけで、学校だと不便なこともあるだろうか。
手術した耳をかばう様に肩をすくめているからか、首と肩が少し痛いとのことで、肩のマッサージを行った。
明日は退院日、夕方に肩から下のシャワーを浴びるそうだ。
私は、出勤のため11時過ぎに病棟を後にした。
入院5日目(手術日から3日目)
8時過ぎ病棟到着、8時45分から退院前の診察及び処置。
頭のネットと包帯を外したあと、耳裏手術跡に小さなテープを複数貼り、耳中のガーゼを交換し、綿球を詰める。
テープが取れた時の対応と家での綿球交換方法を教えてもらう。
オペ担当の医師から今後の生活と聴力について説明をうける。
(以下、我が子の場合です。病院及び医師によって判断は違うと思います)
・今日の午後から学校に行ってもいいよ!
・乗り物の制限ないよ
・プールはおそらく〇月くらいから大丈夫な状態になる
・頭をぶるけるスポーツは×
・現時点の聴力は〇割程度、〇か月で〇割まで戻る見通し。来年の手術でそこから更に回復させる。←私の中では想像以上の満足な数値でした。
・次回診察は5日後
・抗生物質投与後に退院
病棟に戻り、抗生物質投与及び薬剤師さんから退院後の服薬について説明をうけ、ペットボトルの廃棄やベッド周りの片づけを行う。
配偶者に支払いしてもらい、退院となる。
その後私は、翌日以降の在宅ワークのためPCを取りに職場へ行くと、その間、信じられないことに子と配偶者が退院祝いと称してふたりで回転寿司屋に行っていた。
私はその画像をうけ、あまりにも思いやりのない配偶者の行為に怒りと同時に惨めな気持ちになり、この数日の疲れがどっと出た。
戻りが何時くらいになるか連絡しない私が悪いそうだ。
そう、こういうことを平気でする(言う)人。
この時の気持ちは一生忘れない。
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