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寒さの厳しくなる頃に 出勤前の慌ただしさに囚われる私を 呼びとめるのは 白地の襖(ふすま)に…
冬枯れの季節の晴れた日に 少年は古墳を訪ねる すっかり裸になった柿の木々の小径を行く こん…
見慣れた 室内の一角に 異空間が 現出するとき 別世界へと いざなわれる ほんのつかの間の さ…
西日がベランダから まっすぐに駆けてきて 土壁に黄色いスクリーンを広げた くっきりと映し…
別の私がいると気づいたのは いつのことだったか 人生の節目節目に別の私が登場して いまでは…
ユワール ユウェール ユウォウォウォン 音もなく忍び寄り、体内に浸入する。 さっき、老人を…
あそびあき なきじゃくりつつ おさなごの ねいった しじまに ほっこりと にしび
接近しすぎたら その人は 透明になってしまった 探してみても 気配が漂うだけ いつしか自分自…