日鉄の転生

かつて、業績が低迷していた日本製鉄
当社を救った橋本英二社長の物語

業績低迷の諸悪の根源
→余剰能力(無駄が多い)
1.国内製鉄所の供給過剰による低価格販売
売れば売るほど赤字になる
2.高コスト構造
必要のない設備が多い

1.まず、26年3期までの5ヵ年計画を制定
①生産能力を2割削減
→国内高炉基数15基→10基へ減らし、国内粗鋼生産能力5000万トンを4000万トンへ
そして、トンあたりの利益の高い鋼材の販売比率を増やす

②国内設備の休廃止などによるコスト削減1500億
→社内では、反発も多かった
廃止になった設備で働いていた多くの従業員が離職した

3.自動車メーカーなど販売先への値上げ交渉  
値上げ無くして供給なしの精神で半ば強引に
反発もあったが、買い手と売り手に立場の優劣など本来はない

4.海外展開
グローバルで1億トンの粗鋼生産を目指す!
①ミタル社とのインドのエッサール社の共同買収実施
今まで、海外販売は国内で上工程を完了させ、半製品を輸出していたが、上工程から下工程まで海外で完結

②23/12月、USスチールの買収発表

橋本氏の人物像(周囲の人からの意見)
・俺が俺がではなく、周囲の話聞ききながら方向性を決める、決めたら各担当に任せるタイプ
・先輩上司、お客さんにも物おじせず自分を意見を真っ直ぐに伝える豪胆さ
・素直に自分の非をさを認める潔さ
・常にお客さんと会社の利益を考える誠実さ
→論理、情熱、信頼の全てを兼ね備えた人

社長が一つだけこだわったKPI
社員の給料をどれだけ増やせたか

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