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あなたがあなたであればいい

お彼岸ですね。
少し肌寒い晴天の中、気がつくかつかないか、、、くらいの雨が降ってました、、、。
ヒノキ花粉を「砂金がまっている」と気を紛らわせているけれど、あまり効果がなく、、、薬を飲みました、、、

いつだったか、お寺の聞法会で
『あなたがあなたであればいい』
と説かれたことがありました。
その時はあまり理解できず、、、そのままになっていた問。

お彼岸とは、阿弥陀仏の浄土を指します。迷い、悲しみ、苦しみのない世界
そして、私たちが今ある世界が此岸(しがん)であり、迷いの世界

わたしたちは、日ごろから「ああでもない、こうでもない」って迷ってばかり、焦ったり、不安に思ったり、羨んだり、苦しんだり、、、。

そんな迷いの世界の私、
その私に対して『あなたがあなたであればいい』ってどういうこと?
迷いの中の自分をスッキリさせたいのだけれど?
って思ってた。

でも私の迷いは決してなくなるものじゃない。ってことは知っている。
日々迷い、悲しみ、怒り、苦しむ心が湧き上がってくる身。

それがこの此岸を生きる私。

そんな私を「迷わず進め、そのままのあなたで進め、迷うな、止まるな、不安も迷いも抱いたまま行けばいいのだ」と言ってくださるのが『あなたがあなたであればいい』ということなのかなってひとりで腑に落としたお彼岸のお中日でした。

進む方向はどっちだって自分で決める、決めたら、不安でもなんでも信じて進むのです。 そうすると、事情はどんどんと変わり始める、動き始める、回転し始める。 さらにいろんな決断に迫られるけども、自分で選び取る勇気を持つこと、選び取って進む。 新しい自分になっていく。

限りある時間、無常の身を生きている私、、、
今を生きている私を支えるのは私しかいない。
だけど、心細い私に心配するな自力に頼るな、身を任せて、あなたはあなたの迷いをかかえたままでとにかく進め、、、というのが『あなたがあなたであればいい』、、、かな。
願われているのだなあ。
とわかったようなわからんような、だけど
私でいいんだ、、、
って思えた日でした。

今日、私がお彼岸を縁にして思い出したのは曾祖母のふたり。
厳しい時代を生き抜いたけれど、彼女たちから不安も迷いも聞いたことはない。ひ孫に言ったってしょうがないかな、、、でも持ってたと思う、、、迷いの心。

ひいおばあさんの笑顔、、、思い出して、私も笑おう、笑いながら進もう。
わたしのままで、、、。

あなたも。進もう。あなたのままで、、、


読んでくださりありがとうございました。

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