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【権力闘争狂想曲】 第6話「重責」

幹事長は人望が厚く、裏方で力を発揮していた。
政調会長に目配せをすると、二人で党首を挟むように位置を取った。
激臭が脳に刺さる。
二人はブリーフの端を掴み、慎重に脱がせた。
ずしり、伝わるその感触。
これが組織を率いる者の重責なのか。
ハンモックよろしく、その中央で、悠然と黄金は寛いでいた。

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