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《完結》 【シン・御伽草子】 第一巻「桃太郎」

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雲取山の桃太郎とシロ! 嵐山のエテ吉…! 役者は揃った! 桃太郎軍団、いざ、出陣!! 一話あたり3,000字。全十二話。通勤・通学に、激推し!
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#短編小説

【桃太郎】 第十二話「死闘(後編)」(最終話)

 ——気がついたら、暖かい布団に寝かされていたんだ。少年が一所懸命にぼくの背中をさすって…

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【桃太郎】 第十一話「死闘(前編)」

 ——もう勘づかれた!  シロとエテ吉は、大広間に着地したばかりであった。  御殿の扉が開…

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【桃太郎】 第十話「鬼ヶ島」

「あんたたちが、鬼ヶ島まで連れて行ってくれるんだな?」 「左様です。私どもが水先をご案内…

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【桃太郎】 第九話「満月と涙と……」

「いたい、いたいよう……!」 「こら! 観念せい!」  エテ吉は盗人を取り押さえた。  見…

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【桃太郎】 第八話「出陣!」

 ——俺、鬼退治に行く……  そう桃太郎が言って五日経つ。  熊一もヨネも厳しく反対し、…

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【桃太郎】 第五話「師弟」

「でっ、でかいっ……!」  桃太郎たちの前に立ちはだかったのは、雲をつくほどの巨体を揺ら…

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【桃太郎】 第四話「湯治場にて」

「どうした? 桃太郎」 「……」  柿珍念は、桃太郎と離れで布団を並べていた。  この日の夕刻、奥多摩山中で桃太郎とばったり出会った後、熊一、ヨネのもてなしを受け、ここで一泊することになったのだ。  母屋からヨネのひときわ大きな絶叫が止んで、しばらく経つ。  それを見計らってか、和尚は、元気のない桃太郎を問いただす。  桃太郎は、ぽつり、ぽつりとキヨとのやりとりを白状した。 「わっははっ……、いやいや笑い話ではないな。お主にとっては死活問題じゃ。お主の一物は、釈迦如来様のよう

【桃太郎】 第三話「幼馴染」

「いけっ! シロ!」 「はいっ!」  桃太郎は、愛犬のシロに叫んだ。  獲物の鹿は、桃太郎…

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【桃太郎】 第二話「桃太郎」

 太陽が真上に来ていた。  夫婦は、十数年ぶりにまぐわっている。  自分たちに子供ができ…

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