霊場恐山
恐山に行ってきました。恐山、皆さんご存知でしょうか?私はシャーマンキングで得た知識しかありません。私、只今車で日本一周しておりまして、青森に来たものですから、青森といえばシャーマンキング→恐山アンナ→恐山だなということで行って参りました。
想像よりも遥かにしっかりした寺でございます。そもそも恐山に寺があるのを知りませんでした。しかも、調べてみると恐山は大体1200年前に、あの円仁が開いた霊場とのことです。結構しっかりした歴史があるのです。
私の中の恐山のイメージはもっと岩がごつごつしていて、所々煙が立っていて、イタコが祈祷していて、薄暗い霧に包まれていて、アンナがでかい岩の上で腕を組んで立っているイメージだったのですが…岩が小さい!岩というより石、というか砂利に近いですね。あと普通にめっちゃ晴れてる!
奥に見えるのは宇曽利湖(うそりこ)、左手前の地蔵様は東日本大震災供養塔です。
私は知らなかったのですが、恐山は、火山ガスが噴出する岩肌は地獄に、湖をとりまく白浜は極楽になぞらえられているそうです。湖のあたりは恐山の名前に似つかわしくないほどに綺麗でゾッとしました。逆に恐ろしいですね。
恐山一体は広くて、足場も悪くて、結構疲れました。ちんたら歩いていたので、全体を歩き回るのに1時間以上はかかりました。全部をしっかり回ったわけでは無いので、なかなかに広いです。それでも、景色が良いのはもちろん、祈りの場ですので故人を忍びに行くのにいいと思います。不思議と不気味な場所でした。
私も姉を亡くしておりますので、ここで石積みをしたのかな、もうあの湖の向こうの極楽に行けているといいな、と思いを馳せました。
―十三回忌だし、もういいだろ、天国行けや、おつかれ―
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