その後。そしてダービーVol.5

きっかけ

前述のアルビレックス新潟戦より、4試合が経過した。
リーグ戦はアビスパ福岡とFC東京にしっかりと勝ち切り、ミッドウィークに開催された天皇杯でこそ主力と控えの乖離を見せつけられる形で敗戦したものの、ガンバ大阪はしっかりと上昇のきっかけを掴みかけていた。

そんな中迎えた大阪ダービー。
ここ数年良い思い出の無い、大阪ダービーがこのタイミングで来た。

主力の不在

今回のダービーは代表ウィーク期間中の日曜日に開催された。
ガンバ大阪からは、ネタラビ・ジェバリの両主力がそれぞれ代表に選出され今回の試合では不在となった。上記のきっかけを掴むにあたり、重要な役割を果たす2名の不在に一抹の不安を覚えたサポーターも少なくないはず。
しかし、その不安を一掃する試合内容であった。
ショートカウンターを武器とする対セレッソ大阪に対し、ファンアラーノを1トップに配置。石毛・倉田・食野も絡みながら数と質を伴う裏抜けを繰り返しセレッソ大阪のDFラインを押し下げ、ボランチ及びCFには前半から十分に疲労を蓄積させた。まさに対セレッソ大阪仕様の戦い方であった。

そして、半田陸が公式戦2戦連続となるゴールで先制。
後半に入ってからは、落ち着いて試合をコントロールしながら時計を進める。ボジショニングが大幅に修正され選手間の距離が良く守備が出来ているガンバは後半に入ってもほとんど決定機を作らせず。
唯一56分に放たれたヘディングシュートには、谷が驚異的な反応を見せる。
彼も今シーズンかなり苦しんでいる選手かと思うが、この試合では意地を見た。

セレッソ大阪は香川真司、奥埜など攻撃的なカードを切り攻勢を強めるが、引続き落ち着いたゲームコントロールでゲームをクローズ。

久しぶりのダービー勝利となった。

現状

ポヤトスガンバは着々と成長を続けている。
特に直近の4勝はそれぞれ特徴の異なる4チームから挙げたものである。
そして、大阪ダービーという心理面にも大きな影響を与え得る試合にも勝った。ポヤトスと共に勝ち方を思い出している。
そんな道のりを歩む最中ではないだろうか。

次節は鹿島アントラーズ戦。
もちろん、この相手からも勝ち方を思い出さなければならない。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?