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カタカナ語がわかりにくい!【日本語教育能力検定試験】

まず、以下の単語を見てほしい。
すぐに意味を説明できる受験生がどれだけいるだろうか。

・ヘッジ
・フィラー
・ポジティブ・ポライトネス

((余裕です、という方は試験の合格間違いなしだろう))


それでは、漢語や和語へ翻訳した以下はいかがだろうか。

・ヘッジ:明言回避
・フィラー:言いよどみ言葉
・ポジティブ・ポライトネス:積極的関与欲求充足行為

右は私がぱっと付けた邦訳だが、つい「余裕です」と言いたくなってくると思う。

上記の例はすべて英語をカタカナにしたものであるものの、英語が得意な人であっても日本語教育における意味を思い出すのは容易ではないだろう。

ヘッジは経済学でよく使われる単語だけれども言語学に直接当てはめても何を回避しているのかわからないし、フィラーはそもそも元の英語含め聞いたことがない。
ポジティブ・ポライトネスに至っては思考が停止して??となってしまう。

カタカナ語を見た時のイメージ


もちらん、学術的にすでに定着している単語や邦訳が難しい語句など、様々な理由でカタカナになっていることだと思う。

現代日本語にカタカナ語が不可欠なことは私も重々理解しており、その一掃を企てるほどの過激派ではない。

ただ、、、ただ、、、
とにかく日本語教育能力検定試験の勉強をするうえで、意味を覚えるのに苦労するカタカナ語が多すぎるのである。


どうか、受験生の理解を深め、より学びの深い日本語教師を育てるという意味でも少しでもカタカナ語を減らしてほしい。


という愚痴でした。




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