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「ムーラン・ルージュ ザ・ミュージカル!」を鑑賞。ただただ泣きました。

私は今年34歳になる女。
人生において、これまで本格的なミュージカルを鑑賞したことがなかった。

そんな私が初めてミュージカルを鑑賞した。

「ムーラン・ルージュ! ザ・ミュージカル」だ。

なんでかって?

かえでぃーが出演してるからだよ!!!!!!!



失礼。声を荒げてしまいました。こほん。

私はハロー!プロジェクトのヲタク。ハロヲタだ。

一昨年、モーニング娘。を卒業した我が推しの「かえでぃー」こと加賀楓ちゃん。


公式プロフィールより。美しい。


ハロプロ随一のダンススキルを持つ彼女は、ダンスの道を極めるため惜しまれながらも一昨年にハロプロを卒業した。そして、見事に「ムーラン・ルージュ! ザ・ミュージカル」の出演を決めたのだ。

昨年の公演は東京のみ。関西民かつ子持ちの私としては遠征は厳しく、鑑賞は見送った。しかし、今年は再演が決まり、なんと大阪公演もあるとのこと。しかも…このミュージカルの出演を最後にかえでぃーは芸能活動を終了することを発表した。こんなもん、観に行くしかないでしょ…..。

私は奮発して一番高いS席のチケットを買い、公演当日を待ちわびた…


*

9月某日。ついに当日がやってきた。

あらすじはこちら。

1899年、パリ。
退廃の美、たぐいまれなる絢爛豪華なショー、ボヘミアンや貴族たち、遊び人やごろつき達の世界。
ナイトクラブ ムーラン・ルージュの花形スターであるサティーンとアメリカ人作曲家クリスチャンは、ムーラン・ルージュで出会い、激しい恋に落ちる。

しかし、クラブのオーナー兼興行主のハロルド・ジドラーの手引きでサティーンのパトロンとなった裕福な貴族 デューク(モンロス公爵)が二人の間を引き裂く。

デュークは望むものすべて、サティーンさえも金で買えると考える男だった。

サティーンを愛するクリスチャンは、ボヘミアンの友人たち(その日暮らしだが才能に溢れる画家トゥールーズ=ロートレックやパリ随一のタンゴダンサーであるサンティアゴ)と共に、華やかなミュージカルショーを舞台にかけ、窮地に陥ったムーラン・ルージュを救うことでサティーンの心を掴もうとするのだが――。

公式HPよりあらすじ  
公式より。ニニのビジュアル。強い。

かえでぃーの役どころは、主人公サティーンと同じくムーラン・ルージュの舞台に立つ「ニニ」という女性パフォーマー。サティーンがトップで、ニニは2番手的なポジションだ。勝気で一見きつい印象を受けるが、実は仲間想いな人情派のキャラクターだ。

そして、超ツンデレ。
恋人に「愛してる。」と言われ、「当たり前でしょ!ブタ!!!」と言い放つかえでぃー…じゃなくて、ニニ。(しかも、この後チューするんですよ。)

かえでぃーの口からこんな刺激的なセリフが聴けるなんて…はわわ。



失礼、取り乱しました。

ナイトクラブが舞台なので、セットも衣装もとにかく華やかで…セクシーで…かっこよくて…。舞台に立つ人全てが輝いていて、目が足りなかった。もちろん、私のお目当てはかえでぃーなのだが、とにかく全てが凄すぎて終始感情が大渋滞していた。

まずは、ムーラン・ルージュで行われているショーから始まる。とにかく迫力やキャストさんのオーラが凄すぎて、圧倒されてしまった。「ミュージカルってこんなにすごいのか…」とポカーンとし、気づいたら泣いていた。

特に、主人公サティーンが素晴らしかった。主要キャストはダブルキャストになっており、私が観た回は平原綾香さんが演じていた。

サティーン役の平原さん。大人の魅力。

ショーのシーンでは圧倒的な歌唱力。花形スターとしての貫禄、余裕、プライドがビシビシ伝わって来た。柔らかいのに、色っぽくて意志の強さを感じる独特の歌声。そして、コメディーシーンでは茶目っ気のあるポップな声。気づけば平原さんの声の虜になっていた。

煌びやかなショーのシーンや、恋人のクリスチャンとの甘いシーンはもちろん素晴らしかったのだが、一番感情が揺さぶられたのは、サティーンが独り部屋で感情を吐露するシーンだった。

キラキラしたステージでは見せない、サティーンが抱えている苦悩を吐き出す様は、胸が締め付けられるようで、更に泣いた。

舞台が終了し、カーテンコールでキャストの皆さんが出てこられたとき、なんだか胸がいっぱいになった。

「ああ、こんな凄いところにかえでぃーが立っているのか… すごい、すごいよかえでぃー…」

かえでぃーが大きく羽ばたき、活躍していることが本当に嬉しくて更に泣いた(鼻水も垂れた)

要はずっと泣いてました。はい。


ハロプロにいたときからかえでぃーのダンスは凄かったが、素人目に見ても更に進化していることが一目瞭然だった。ハロプロのOGがミュージカルの第一線で活躍してくれるなんて、感謝しかない。

かえでぃーは、芸能活動終了後はダンスを更に学ぶそうだ。振付師や講師の道に進むのかもしれない。どういった形であれ、かえでぃーが自分の好きな形で輝いてくれることを祈っている。

ああ、鑑賞できて本当によかった。
ミュージカルっていいなあ。また見てみたいな。
あと、平原さんを追おう。もっと平原さんの歌が聞きたい。


以上、感想でした。
乱文、長文失礼しました。


以下は当日の写真たち。

会場前
主人公サティーンと恋人のクリスチャン
左から2番目がニニ。背中筋すごい。


ギラギラしたステージセット。ゾウまでいる。

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