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ヴィラセシリア音楽堂 軽井沢町  


ヴィラセシリア音楽堂は軽井沢の駅から徒歩10分の場所であるが、かなり広い敷地に音楽堂が立つ。




ヴィラセシリアには2台のパイプオルガンが設置されている。今回のコンサートに主に使われたのはRenaissanceオルガン。
製作はイタリアのフランチェスコ・ザニン・オルガン工房。非常に明るい音色が特徴である。


ヴィラセシリアは十分な垂直距離のある建物でありながら、16フィート菅を持たない。これは、北イタリアのオルガンの調査をした辻 宏さんの結果に一致し、北イタリアのオルガンの特徴を備えていると思われる。
ストップは9。詳しくは当日に配られた資料を見ていただきたい。


この日はジロラーモ・フレスコバルディの世界がテーマであった。
マニアックに感じる方もおられるかもしれないが、私としては非常に満足なプログラムであった。
「100のパルティータ」のみ、この小型のバロックオルガンで演奏された。ペダルを持たない楽器ストップは3つのようである。
この音楽堂の主催者の和田さんは非常に寛大な方で、バロックオルガンは写真も、触ってみるのも構いませんと言われた。
和音を1つだけ弾いてみたが、ホールの残響の長さが印象的であった。







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