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植繊機で加圧、混練、昇温、共磨、爆砕

植繊機に投入された木質有機物は、一軸可変リードスクリューを通り、ここで加圧、混練、昇圧されて温度が上がる。
この時の内部圧力は約10気圧、温度は約75~80度に上がり、リグニンが軟化する。
スクリュー先端部は共磨機構があり、強固なリグニン包埋構造組織が磨り潰され、破壊される。
高圧、高温下で一部分融着状態になったものが、シャーナイフ回転効果で減圧するタイミングに合わせて先端のトッププレートの小孔から排出される。
この時、爆砕効果による膨潤作用で、さらに強固に結合している木質構造を一気にほぐし、解繊を図るものである。

この結果、セルロースとヘミセルロースはミクロフィブリルが部分的にむき出しになり、反応基(OH基)が曝される。リグニンもまた複雑な過程を経て反応基(COOH基)が露出する。
すなわち、何とか反応しようとする力が強く働く物質となる。

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