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有機物被覆で自然エネルギーの吸収を促す

バイケミ農法の自然エネルギーの「五気」は以下のとおりである。

大気 太陽の光と熱(温度)で、植物の生長に必須。無限に存在する。

空気 窒素、酸素で生命力と健康の根源。地上10㎞まで存在する。

精気 気体性鉱物イオンで、海洋性エネルギー(マグネシウム、ナトリウム、  亜鉛、カルシウム)で美味しさを作る。地表40~50cm高さに存在する。

生気 紫外線、輻射熱、一酸化炭素、一酸化窒素、水素で植物の生殖生長を司り、種族の保存に不可欠。地表、接地面付近に存在する。

地気 電気、磁気。水蒸気、通気のことで、土壌肥沃性、肥効の向上の補助作用を行い、地中に存在する。保肥力を示すCEC(塩基交換容量)の概念に似ている。

語録で後に「気」の字がつくものは、その生体または物質が自ら持つエネルギーで、自分が生長するためのエネルギーや、物質が持つエネルギー、またはその現象によるエネルギーを意味する。
元気、やる気のように本人が持っている活力、エネルギーである。

五気のうち、地気が地中にある気であり、他の四気は、地上、空中にある。大気は空気、水蒸気とともにあり、大気圏は太陽光を伴っており、空気はその中のガス体である。
気温、気象、気候は大気圏で起こるエネルギー現象である。
生物の生存には大気、空気、生気、地気、精気などが必要である。

特に精気は動物、生物が生活する圏内のもの、生気とは地表面の生物すなわち動物も植物もみな地表面で生きていくための「生きる気」である。
地気というのは、土の中の空気、磁気など土の持っている勢いである。

有機物の被覆は、これらの五気のめぐりとシンクロし、作物への自然エネルギーの供給を促すものである。

実際に自然界の植物は自身の遺体である落ち葉や枯れ草を地表面に落とし、自然の力で養分にして生長するが、栽培作物にとって、その時間がかかりすぎる。

そこで植繊機で解繊した生肥を落ち葉が積もるように敷いて、効果を得るのである。

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