普通車とは? 人気ランキング、軽自動車との違いも解説!
「普通車」は普段使いに優れた車
知っているようで正確な意味を知らない、「普通車」というカテゴリー。特に意識することなく普通車と呼んでいる人もいるはず。
この記事では普通車の定義やメリット&デメリットについて解説するとともに、普通車の人気ランキングをミニバン、SUV、ハッチバック(コンパクト)の各ジャンルごとに紹介する。
普通車とは?
まずは「普通車」について、正確な定義から説明しよう。普通車は「普通自動車」の略で、運転免許制度に当たる道路交通法上での定義と、道路運送車両法上での定義がある。
■道路交通法における「普通自動車」の定義
「車両総重量3.5t未満、最大積載量2t未満、車両定員10人以下の条件を満たす自動車」と定義されている。
この定義だと、セダンやSUVのような乗用車はもちろん、小型~中型の商用車や軽自動車まですべて「普通自動車」ということになる。
■道路運送車両法における「普通自動車」の定義
「小型自動車と軽自動車と大型特殊自動車と小型特殊自動車以外の自動車」となっている。
小型自動車には「排気量2000cc以下/全長4700mm以下/全幅1700mm以下/全高2000mm以下」という規格があり、その要件をひとつでも超えると「普通自動車」となる。いわゆる3ナンバー車(普通乗用車)と1ナンバー車(普通&大型貨物車)のことだ。
ただ、一般的に使われる単語としての「普通車」はこれらの法的定義とは別に、「軽自動車」や「商用車」、「大型車」ではない“普通の車”という意味で使われることが多い。この記事の中でも社会一般の認識どおり、「普通乗用車」の略として使っていこう。
普通車のメリット&デメリット
軽自動車や商用車と比べたときの、普通車のメリットとデメリットをそれぞれ解説する。
■普通車のメリット
普通車における一番のメリットは、とにかく車種が豊富なこと。ハッチバックからセダン、ミニバン、SUVまで、ありとあらゆるジャンルの車がある。
また、ボディサイズに制限がないのもメリットのひとつだろう。コンパクトカーなら取り回しが良く、3列シートのミニバンなら大家族もゆったり乗れる。ステーションワゴン、SUVなどは荷物を満載してキャンプなどに出かけるのにもピッタリだ。
普通車では排気量にも制限がないため、小排気量にして燃費を高める、排気量を大きめにしてトルクや出力に余裕をもたせるなど設計も自由自在で、購入する際にもかなえたいカーライフに合ったモデルが選べる。
さらに安全性については、最近の普通車は先進安全装備を積極的に導入するなどレベルが高い。
■普通車のデメリット
軽自動車や商用車と比べると、普通車の自動車税は高めの設定になっている。排気量別の金額になっているが、最低の「1リットル以下」でも年間2万9500円(自家用)の税金がかかる(軽自動車は一律1万800円、商用バンは1万3200円~)。
ただし、最近の普通車はエンジンのダウンサイジング化、ハイブリッド化などによって排気量が小さくなる傾向にあるため、以前ほどの差を感じないかもしれない。また重量税、高速道路料金については普通車の方が低めに設定されているので、トータルの維持費は商用車とあまり変わらないかも。
もうひとつ、3ナンバーの普通車はボディサイズが大きく、運転が難しいこともデメリットのひとつとして挙げられる。その場合はミニバンやSUVでも5ナンバー車があるので、そうした車種を選んでおくと安心だ。
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