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第39回サロマ湖100kmウルトラマラソン (2024年)

5月の黒部名水マラソン28km地点リタイアバスの中でサロマの話題になったところ、ひとりのランナーさんが「今年飛騨高山でサブテン(100kmを10時間以内)できなかったら来年サロマに行く」と話をしていた。サブスリーは持っているので次の称号獲得を、ということらしい。サロマのコースは高低差なく記録が狙える、と言われるが、そこそこのアップダウンはあるし、日差しを遮るものはないし、何よりも寒かったり暑かったりする気まぐれな天候が影響する。今年のサロマは予報どおり30℃を超える暑さとなった。ベストタイムを狙えるような条件じゃなかった(と思われる)。

タイム 11時間11分51秒
10km 51'39 日は昇っているがまだ暑くない、乳パッチが外れて痛い
20km 51'45 低い太陽も正面からの日差しは効く、女子高生が「麦わら帽子さんがんばって」と(喜)
30km 58'00 あっという間に失速。
40km 64'28 フルマラソン3'58'58 サブフォー死守(苦笑)
50km 67'24 姿勢制御できず、暑くて、一番きつかった区間。
60km 85'13 中間エイドでシューズ交換、予備補給食のジェルを持つ。
70km 70'43 斎藤商店エイドの代わりがかぶり水のみとは(涙)
80km 75'49 淡々と走ることができた。
90km 74'16 上りは歩く作戦。
100km 72'34 欲張りはいけないとタカさんに教えてもらった笑
メモ
・服装:frunランシャツ、ランパン、麦わら帽子、frunてぬぐい、
・シューズ:altra vanish carbon 中間エイドで altra エスカランテレーサーに交換
・心拍 130bpm zone ピーク25分-有酸素10時間5分-脂肪燃焼44分。
・補給(自前):マルトデキストリンおよそ250g。MAGMA6個携行4個使用。中間エイドでエネルギージェル、カフェインジェル各1
・補給(エイド):水、レモン、梅干し、リボンナポリン、スイカ一切れ、コーラ(バニーさん、genさんありがとー)

サロマを走りたいと思う動機は人それぞれだろう。僕も最初にきた2005年は冒頭のランナーさんのようにタイムを狙うために来た、と、思う。しかし、その時偶然一緒になったfrunランナーと親しくなり、レースでは長距離走のお手本みたいな女性ランナーの背中を見せてもらい、湧別の民宿や理髪店で知り合いができて、ワッカ原生花園を見渡せる丘の上の景色をみて、もう一度ここに来たいと思った。そして走るたびに異なる体調や天候や景色で全く違う展開になる。ベストタイムが出せれば満足するかとも思ったが、そんな年でも、ワッカ原生花園を見渡せる丘の上で、来年はもっと良い走り-かいしんのいちげき-がでるのではなかろうかと思っていた。

翌日月曜日にワッカ原生花園に行く。兵どもが夢の跡、は、霧雨でオホーツク海からの冷たい風が吹き付ける、昨日とは全く違う状況。ワッカ原生花園に高い木が無いのはこんな風の日が多いから。2018年のワッカでの低体温症の状況を思い出す。気象条件でサロマのコースは全然違う表情になる。来年はどんなサロマが待っているのだろうか、楽しみです。きっと、かいしんのいちげきが出てもやめないんだろうなぁ(笑)。

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