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神谷奈緒の事件簿は、なぜ神谷奈緒だったのか?

皆さん、お疲れ様です。名前のないPです。

2020年に「神谷奈緒の事件簿」を嘘マス期間中に発表して、三年が経過いたしました。

ここまで、長期間制作したシリーズは、後にも先にもこれ以外ありません。

今回は、初めてのnote投稿ですので、以下の項目について話そうと思います。

物語の主人公は、アイドルマスターシンデレラガールズに登場する太い眉とボリューミーなくせ毛が特徴的なアイドル、神谷奈緒です。

私が、他のアイドルを差し置いて、なぜ彼女を名探偵の孫にしたのかといえば、①眉毛の太さ、②名前と設定の改変のしやすさ、③男性的な特徴、にあります。

まず、金田一少年の事件簿の主人公、金田一一は、太い眉に長い髪が特徴的な男子高生です。

この外見的特徴のため、事件簿シリーズの主役は奈緒以外考えられなかったというものがあります。

次に、名前と設定についてです。

私は、奈緒Pでもなければ、それまで奈緒に詳しいということもありませんでした。

神谷奈緒シリーズの前に、「オーブランの偶像」というノベマスを制作しましたが、どちらかといえば、水谷絵理Pでした。

しかし、事件簿シリーズを作ろうとなった時に、DS組はどちらかといえば、殺すか、殺される方であるというキャラクターの特徴がありました。

日高愛は親が元トップアイドル、元気だけが取り柄という点でアイドル業界のアドバンテージがある一方、親の七光りという点で、主人公候補に入っておりました。しかし、「ジッチャン」というキーパーソンと絡められないということで、サブキャラクター化しました。

水谷絵理は、探偵というキャラ付けが可能な器が、愛と同様にあります。しかし、サイネリアや尾崎玲子との絡みから、やはり難しい。サイネリアを美雪役にする案もありましたが、素材が不足していました。

秋月涼は、男の娘アイドルですが、秋月律子との絡みから、中々設定がしづらいものがありました。

そして、結局のところ、金田一一族が「一」、「ニ三」などの数字になっていることから、難しいと思いました。

そこで、数字、あるいは語呂のある名前を持ったアイドルをリストアップしました。そこで、注目したアイドルが「神谷奈緒」です。

「奈緒」は7と0の語感を持っていること、家族構成の設定があまりないため、設定がしやすいという利点のあるキャラでした。

また、一、二三がいて、七と零を持つ奈緒がいることを鑑みると、オリジナルの金田一一族を四、五、六、八、九、十が使えると考えました。

そこで生まれたのが、金田一七四(ななし)、金田一五六(いずむ)、金田一八九(やこ)でした。まだ、十以降残ってますが。

真っ先に作ったのが金田一一族の家系図です。

そもそも、漫画の金田一一族も、伯父の名前が「丙助」であり、ジッチャンが耕助であるとすると、甲乙丙丁戊の並びなのではないかと考えられました。つまり、一の母親が長女と仮定すると「乙」、伯父であり二三の父が「丙」、七四と八九の義理の父親が「丁助」、奈緒の母親が「戊子」となりました。

従兄弟同士の年齢順でいえば、金田一五六(26) > 金田一一(17)=金田一七四(17)=神谷奈緒(17) > 金田一八九(14) > 金田一二三(9)です。

乙である、一の母親は婿養子をとっているため、苗字を変えませんでした。他に女親は奈緒の母親だけで、こちらは相手方(父親)の姓を名乗っています。

また、七四と八九は、丁助の後妻(琴子/常務)の連れ子です。

この二人だけは、氏は金田一ですが、血はつながっておりません。

このように、神谷家の設定が少ないので、いくらでも改変し放題だったという理由があります。

次に、奈緒は男勝りなポージングと口調を持っています。

粗暴な口調は、少年誌の主人公になりやすい特徴です。この口調は、登場人物の中で、奈緒だけがカッコよく、強い女性である、他の女性キャラが憧れる、それでいて少し打たれ弱いところもある、そんなキャラクターを作り出しています。

このように、神谷奈緒は、主人公にしやすいキャラクターと設定の広範さを持っていました。

以上が、神谷奈緒の事件簿の主人公が「神谷奈緒」になった理由です。

また、次回(/・ω・)/




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