春のダジャレから今だけの花に気づいた日💐

モクレンの花がとても綺麗に咲いているけど、もうすぐサクラが咲くので、誰も目モクレンようになる、みたいなダジャレを朝のニュースで気象予報士の南さんが言ってくれて、すごく笑ってしまったので、今日は長い散歩に出ました。

ウメが咲いたと思ったら、スイセンやクロッカス、ヒヤシンスが咲いて、気づいたらモクレンが満開で、もう間もなくサクラも咲きます。順番も時期も地域によって違うのでしょうが、そんなふうに次々に、花が咲く季節になりました。
今日は天気も良く、空の青さに色とりどりの花が映えて、クレヨンで絵が描けたらどんなに素敵かと思うような情景が、住宅街にも続いていました。

ふと、足を止めた分譲住宅の予定地では、整地された地面のあちこちにタンポポが咲いていました。そこが元々何があった場所なのかは思い出せません。でも、その景色は、去年には見られなかったはずで、もちろん、来年の春にも全く違う光景が広がっていることでしょう。

街はどんどん変わっていき、ついこの前まであったレストランがマンションに変わっていたり、畑が住宅に変わっていたりします。だから、今咲いている花だって、来年見られるとは限らないのだと気づきました。
もっと言えば、毎年同じ場所に同じように咲く花も、決して同じ花ではありません。
そして、同じ花でも、昨日と今日ではどこかが違うのです。
今日の花は、今日だけの花なのです。

春が来ると、なんとなく嬉しいものですが、その春も毎年同じではないのです。同じような人と、同じような、てりたまバーガーを食べていても、食べながら話すことは、去年とは違います。去年は知らなかったことを知っていて、去年許せなかったことはもう忘れていたりします。
そして、その今日も、今日だけの今日。後になって、あの人にあんなこと言えば良かったなあなんて思ってももう戻れません。でも、あの人のあの笑顔素敵だったなあ、いっぱい話して楽しかったなあと良いことを心に留めることはきっと何かに繋がります。
それは、今日だけの花を大事に思うことと一緒かもしれません。

満開のサクラはとっても綺麗ですが、咲き始めも、葉桜になっても、その日だけの美しさがあります。今年、サクラが咲いたら、今だけのその姿をちゃんと見ておこうと思います。
サクラだけでなく、どんな花にも同じように向き合えたらもっといいなと思います。
そして、その時その時のなんてことない自分の姿も、誰かの笑顔も、周りの風景も、忘れてしまうものだとしても、しっかり確かめておこうと思います。

そんなふうにしていったら、これからずっといい感じで忙しく、いい感じにあわあわと、元気に過ごしていけそうな気がしました。🌸🌷🌼💐