【第二回】じっくり古都古都 激鬱旅行記 3〜4日目
割引あり
誰かにとってのありがとうは私にとってのごめんなさいだった。
こんなことのために私は私の人生を楽しめないまま終わってしまって御免なさい。
かつてあの文章を書いたあの人達が、誰にもその生を悼まれなかったように私もまた何かの犠牲の上に積み上げられたものを時代の移ろいに踏み躙られていくのだろう。
ただ私はそれでも誰の目に止まることがなくとも、こうありたかっただけの話なのだ。
私自身が朽ちていく錆鉄のようであっても。
1.3日目 えっ!私こんな事考えながら咀嚼してるんですか!?
暗すぎる。
時に私はしばしば誰かの人生において嫌われ役であったり意地の悪い小生のように描かれるなぁと思う。
絶え間なくそれは続きいつしか誰かの前に私自身が描きたかった私の姿は失われていくのだ。
或いは私自身が描きたかったものを奪われることすらあるのだろう。
2.上賀茂神社というものをよく知らんまま参りました
案外オカルトマニアなんですよね
信じてはないけど与太話が好きというか、なんとなくそれにまつわりそうなものを見に行きたくなる……反面、カルトアレルギーが酷いので自分の立ち位置をいやはや固定し難い。
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