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あなたの何度観ても飽きない映画は?

何度見ても飽きない映画、みなさんにもあることでしょう?
昨日、こんな試写状が届き、

10月に公開される予定のパキスタン映画『ジョイランド 私の願い』

想起したのが『ローマの休日』でした。

1954年公開『ローマの休日』


映画が上映されたあとに、ベスパというスクーターで
タンデム(二人乗り)することが大流行したそうです。

ダジャレのTシャツなんてものもありましたね

私の場合、この映画は何十回も観ていますし、
映画の内容については、いまさらお話しなくても
みなさんよくご存知だと思います。

そこで、『ローマの休日』の裏話をいくつかご紹介させていただきます。

まずは、全編イタリアロケが行われた
初めてのアメリカ映画だということ。

つづいて、当初の出演予定だった女優は、
なんと「ハリウッド黄金時代」を代表する大女優
エリザベス・テイラーだったそうです。

代表作に『若草物語』『ジャイアンツ』『クレオパトラ』などがある他、『バターフィールド8』と『ヴァージニア・ウルフなんかこわくない』で
アカデミー主演女優賞に2度輝いている大女優です。

また監督を務める予定だったのはフランク・キャプラ
『或る夜の出来事』『スミス都へ行く』『オペラハット』
『素晴らしき哉、人生』などの作品で知られ、私も大好きな監督ですが
彼が高額の製作費を要求したため、降板させられています。

代わりに白羽の矢が立ったのがウィリアム・ワイラー監督。
この監督も、私は大好き。
『ベンハー』とか、『大いなる西部』『コレクター』といった
ヒット作で知られ、アカデミー監督賞ノミネート12回という記録は
未だに破られていません。

ワイラーは主役を自由にキャスティングできることを
条件に監督を引き受け、無名に近かったオードリー・ヘプバーンを
器用したのでした。

有名な“真実の口”のシーンは、グレゴリー・ペックのアドリブで、
本当に手を 噛みちぎられたように演じました。
ヘプバーンは驚きのあまり、本気で叫び声を 上げ、
その素のリアクションはそのまま生かされています。

あと、もうひとつ有名なシーンで、公開後、みんなが真似したのが
スペイン広場でジェラートを買って食べるシーン。

しかし残念なことに、2019年以降、
条例によりスペイン広場での飲食は禁止になっています。

また、座ることも禁じる規制も設けられ、階段を汚すなど悪質な場合には、最大400ユーロの罰金が命じられるそうでする。

最後にこなお話を…
撮影終了後すぐに、共演のグレゴリー・ペックは、
制作者たちに、当時無名の女優だったオードリーが
この映画で主演女優賞を受賞するだろうと話し、
実際その通りになったのでした。














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