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オリンピックの歴史②

昨日は、オリンピックの起源について
ご紹介しました。
今回は、過去にあった様々な競技についてご紹介。

オリンピックの競技は、
過去、東京大会で「柔道」が
正式競技になったり
反対に、「野球」のように
前回の東京大会を最後に
消えた競技もいくつかあります。
 
消えた競技でいま考えると驚くのは「クレー射撃」。
クレー競技の1種目に
「鳩撃ち」という種目がありました。

これは飛んでいる鳩を
何羽撃ち落とすかを競うもの
一番うち堕とした選手の優勝となります。

1900年の第2回のパリ大会で
行われたものですが、
金メダルに輝いたのは、
ベルギーのレオン・ド・ルンデン選手、
時間内に21羽を撃ち落しています。

ちなみに鳩は、『オリンピック憲章』で
「開会式および閉会式」の章に
「聖火への点火に続いて、
平和を象徴する鳩が解き放たれる」と
記されています。

第1回アテネ大会の開会式でも
祝砲とともに鳩が
スタンド上空に乱舞しています。
う~ん、その鳩をね?と思います。

消えた競技には、「綱引き」もあります。
第2回のパリオリンピックから
1920年のアントワープオリンピックまでの
5大会で行われ、当時、イギリスは強豪国で
2つの金メダルと銀メダル、
そして銅メダルひとつ獲得しています。

オーエス

競技は残っているものの、競う場所が
屋外だった競技もあります。

ひとつは水泳、現代ではプールで行われますが、
第1回大会のアテネでは地中海のゼア湾という海、

第2回大会のパリではセーヌ川、
今回もトライアスロンでは使われるようです
そして第3回のセントルイス大会では
市の郊外にある湖が競技会場でした。 

体操競技も過去は
屋外で行われるのが一般で、
第1回のアテネ大会から
第17回のローマ大会まで青空の下で
競う競技でした。
炎天下、雨、強風など、条件が厳しい
場合もあったようです。

体育館を使って完全に屋内で
戦うようになったのは、
日本で最初に開かれた
第18回の東京大会からでした。 

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