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夢日記①

最近、良い夢を全く見ない。怖い夢を頻繁に見るけれども、メモとしてここに残しておく。

多重夢(10/15)

寝たのは深夜3時くらい。この時点でもう15日だった。といっても、その前に寝落ちしていたので、二度寝した時に見た夢だった。

この日は、絶対に6時に起きないといけない日だったのだけれども、深夜3時から起きていたら絶対に身体が持たないため、渋々二度寝をしていた。しかし、あまり寝付けず、好きな芸人のYouTubeラジオを付けながら横になっていた。すると次第にウトウトしてきたものの、好きな芸人の話している声が聴こえているので、完全に眠りにはついていなかったらしい。

そんなことを考えていると、身体の周りに「何か」がまとわりつく感覚を覚えた。抱きしめられている感じに近く、その力は強くはないが身動きができなかった。金縛りだったのかもしれないが、じっとしていると、その「何か」は私の頭の近くへ移動し、布団からするりと抜けていった。そして、足音が聞こえ、ドアを閉めていった。

どうやら、「何か」は出て行ったみたいだが、そもそも私の部屋はドアではなく引き戸である。そのため、ドアの「パタン」という音は聞こえるわけがないのだ。おかしいと思っているとそこで目が覚めた。目が覚めると朝の7時くらいで、私は起きてリビングへ向かった。そして、目の前には母親と弟が朝ごはんを食べている。ここは実家だったのだ。

私も一緒になって朝食を食べていると、母親が私に「お父さん、土曜日に帰ってくるみたい」と話しかけてきた。

しかし、この時点で私は何かがおかしいことに気が付いた。それは、私は15日の日曜日の朝に起きなければならないのに、母親が指している土曜日は、前日の14日のことだったからだ。そして、現在私は下宿先で一人暮らしをしていて、実家にいること自体がおかしいのだ。そのことが分かると私はまだ寝ていることに気が付いた。しかし、またもや身体が動かなかった。

そして、なんとかして起きてスマホを見ると、午前11時だった。遅刻だ、終わった、と思って部屋にある時計を見ると、まだ7時で、他の時計を見ると、また時間が異なっていた。

今は一体何時なのかと思い、今日会う予定の人に連絡しようとするもできない。どうしようかと思っていると、目の前にその人が現れた。「今日何時に始まるんだっけ?」と尋ねると、その人は慌てた様子で「午前8時にすべて終わります!」と答えた。どうしよう、これは遅刻だ、と困っていると、やはりどこかおかしいことに気が付いた。

何故なら、15日の集合時間が午前8時であり、午前8時にすべてが終わることは決して有り得ないのだ。しかし、どこかおかしいと気が付いた時点で私は目を覚ましていたのだ。

部屋は下宿先のリビングで、家族の姿も見えないし、スマホが示す時刻は朝の6時頃で、時計も同じ時刻を指していた。今度こそ、現実だったのだ。頬をつねるとかそんな余裕はなくて、ただただ、今この瞬間が本当に現実なのか、その不安だけを抱えていた。その不安は、起き上がってシャワーを浴びるまでずっと続いていた。

今まで、多重夢は何回か見ることがあっても、夢の中で起きて何かをしていたかどうかは忘れていた。しかし、今回の場合は、寝て起きて動いて、という工程が何度も繰り返されている。

「胡蝶の夢」という話があり、あれは「蝶になっている夢を見たけど、それって、今は目が覚めたと思っているだけで蝶が自分になっている夢を見てるんじゃね?」というもの(意訳)で、今回の私の場合とはズレている。しかし、照らし合わせるとしたら、私が「私」の夢を見ていて、「私」も『私』の夢を見ている一方で、『私』が「私」の夢を見ていて、「私」も私の夢を見ていることになる。だから、今の私は「私」の夢で、さらに「私」は『私』の夢かもしれない。

多重夢怖ぇ〜!

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