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麻雀89:正攻法の麻雀【最強戦2024#8】

とにかく強かった【岡田紗佳】

最強戦#8無双伝説は、岡田紗佳の圧勝で幕を閉じた。
とくに決勝卓での闘い方が見事。
序盤のリーチが実ってリードを持ってからも、中押し、ダメ押しをリーチで制し、攻めて攻めて攻め勝ったのが印象的だった。

「最強戦はこうなるんですよ」

勝利者インタビューで、岡崎からの猛追を受けた際の心境を聞かれての一言。
こうした心構えができているからこそ、強い気持ちで攻め続けられたと語った。

麻雀の正攻法

勝った時の麻雀を振り返ると、詰まるところの勝因は攻め切ったことによるケースが多い。序盤のリードを守り切るケースはごく稀だと言って良い。

その意味で、攻め手がぶつかった時にアガれるか放銃するかは牌山次第、運次第。ここまで書いてきたことと矛盾するようだが、それが現実だ。

だから麻雀は運ゲーだと言いたいのではない。

最後は運任せにならざるを得ないことを承知で、その運任せの局面に立つために、可能な限り自分にとって有利な選択を積み重ねていくゲームなんだと、つくづく思う。

敗者も強者

選択と運が折り重なって結果が出るゲームだからこそ、勝敗は時の運であり、敗者=弱者ではない。

決勝の卓組をみて、順当に行けば優勝が浅いだろうと思っていた。それくらい麻雀の総合力は頭ひとつ抜けている印象があったが、この日は恵まれなかった。

運という意味では、宮内も恵まれなかった。
瀬戸熊が初めて最強位になった時、ほぼほぼ宮内が最強位を掴みかけていたところで取りこぼしたあの瞬間から、いいとこ止まりな印象が強い。

岡田に肉薄する活躍をした岡崎。しかし、不思議なもので、岡崎が攻めている場面でも、岡田の攻め気配が強く画面から伝わってきていて、終始岡田ペースだったように思う。
リベンジマッチに選出される可能性があるだけに、それに向けた準備を気合を入れて取り組んでほしい。

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