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【香料の話】#3ジュニパーベリー

みなさんこんにちは。
長い間、noteの更新ができてなくてすみません。実は4〜5月まで私の心の状態がよくなくてしばらく更新をストップしていました。今は、少しずつですが制作活動をしています。

今回はお酒の香りづけに使われる「ジュニパーベリー」を取り上げます。

前置き

はじめて、ジュニパーベリーが使われた香水を使ったのがきっかけで興味を抱くようになった。
まるで森林浴をしているかのような香り立ちにあとからくるスパイシーさが癖になった。癖のある香りだが、気持ちがいつもより元気出ないとき、リフレッシュしたい時に嗅ぐと気分転換になる気がする。
こういう経験があったからもっとジュニパーベリーについて知りたいと思った。

ジュニパーベリーとは?

ヒノキ科で針葉樹。
ヨーロッパ、北米など北半球など広い範囲に分布している。
名前に「ベリー」とついているが、実は果実でなく西洋ネズの球果である。別名ネズの実。
和名の由来は「ネズミ刺し」の略で昔、針葉樹がもつ尖った葉先をねずみ除けに利用してたところから来ている。

ジュニパーベリーが成立するまで
成木になるまで3〜4年かかるといわれ、さらに実が取れるまで2〜3年かかる。それくらい大きくなるまでに長い年月を要する。
実の大きさはブルーベリーと同じくらいで色は濃い青紫をしている。

ジュニパーベリーの印象

ハーブティーで飲んだ時は燻製を感じさせるスモーキーさが鼻に抜ける。だんだん飲み進めていくうちに樹木の青々とした香りがやってくる。最初にくる温かみのある香りと爽やかな森の香りが合わさって、ジュニパーベリー独特の香りを作り出していると気付けた。
一方、香水における印象は他の香料の良さを引き立たせる役割をしている。都会的で洗練されたシャープさを表現するために使われている。主に男性向けの香りに使われている。
色でイメージすると、新緑の頃若葉色の葉ではなく濃い青、深緑といった森林を思わせてくれる。なんだか力強い印象を与えてくれる。


感想

これまでジュニパーベリーは、ずっとベリーの仲間だと思っていました。名前にベリーとついてるから甘くて美味しい果実かなぁと想像してしまいました。
しかし、調べてみると西洋ネズの実で硬いことがわかった。これまで勘違いしてたことを調べてみると勉強になるし、勘違いが解けた喜びを味わえた。
ジュニパーベリーのお茶はクセがなく飲みやすかった。油物をたくさん食べすぎた時など、胃が弱っているときに飲むと気持ち悪さが軽減した。(個人的な印象)
この経験を通してジュニパーベリーのことを勉強できてよかった。

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