ユナイト・メモリーズ 『週刊少年マガジン原作大賞・企画書部門応募作』

キャッチコピー

すべては、一目惚れから始まった。
「私と、ユナイトしてくれますか?」

(文字数:34文字)


あらすじ(300字まで)
時は『西暦』という名の歴史が幕を閉じ、『機動歴』という年が始まった未来の話。主人公・交野通は機体適正審査でなぜか女性用機体であるラヴィオプーペに乗用し適合してしまったことを機に元女子校であるロゼッタ学園へと編入されてしまう。彼は学校案内をしてくれた少女・四ツ橋彩乃に一目惚れをする。その際にひょんなことがきっかけで、彩乃が所属している科学研究部部長・中央千代美に謎の組織『ラクロワ』に対抗する『ユナイトシステム』を唯一使える選ばれた男性だと言われ、科学研究部に入部することになり、《ユナイトシステム》を使える男性として選ばれた通は、《ユナイト》を通じて学園生活を送り、恋をしていく。
(文字数:291文字)


第1話のストーリー(1,000字まで)

元女子校だった共学校・ロゼッタ学園に入学した交野通は、職員室を探すのに道に迷っていると、四ツ橋彩乃に声をかけられ職員室まで案内される。そのときに一目惚れした通は、後に彼女が同じクラスだということを知り、もっと彼女のことを知りたいと思うようになる。
通はクラスメイトの神阪京司のアドバイスをきっかけに彼女の所属している演劇部か科学研究部に所属しようと彼女と同じ部活に入部するため見学しようと決意する。しかし、通の妹のつるみに遭遇したり、幼なじみの千日桜と再会したり、彩乃が委員長として務めている生徒会に行こうとすると、副会長である谷町紫に出くわしたりして彩乃に会えずにいた。その場にいた同じ生徒会会長の男子生徒である御堂和良の助言で理科室に向かい、ようやく彼女を見つける。
しかし、通は彩乃が謎の黒装束の男達と対峙しているところを目撃し、その中には紫やつるみ、神阪までその戦闘に参加していた。通は思わず隠れてその状況を見ていたが、彩乃が黒装束の男の一人に襲われて重傷を負う。
通は自分が非力な人間であるということが分かっていても、何とか彩乃を助けられないだろうかと思ったとき、彩乃達の戦っているメンバーの一人、中央千代美にこう言われる。
「ならば、力を貸してくれないか?」
通はこのときに彩乃達がコントラクターと呼ばれる能力者であり、通はコントラクターの力を強化できるユナイトシステムを持つ人間だということを聞かされる。そして、千代美は半ば強引に通を瀕死の彩乃のところに連れて行き、彩乃のユナイトの部位である頭にユナイトシステムを翳すよう言われる。その場にいた紫に反対されたが、通は意を決して彩乃にユナイトシステムを翳して彩乃の傷を回復させた。彩乃は通がユナイトシステムを使えたということに驚いたが、同時に彼にこう言う。
「私と、ユナイトしてくれますか?」
通は彩乃を救えるならという気持ちで承諾し、ユナイトシステムを使用して彩乃の力を強化させて黒装束の男達を追い払うことに成功する。
その後、通は千代美から彼女達が科学研究部という仮の姿をしている『ルクレチア』という秘密組織であり、黒装束の男達は彼らと対する『ラクロワ』と呼ばれる悪の組織で『ルクレチア』はラクロワを駆逐しロゼッタ学園を守っていることを暴露され、科学研究部に入部しコントラクターになるよう言われ、通は科学研究部に入部した。
(文字数:994文字)



第2話以降のストーリー
(以下は、第一部のストーリーで進行する予定です)
・ユナイトシステムを使いこなしながらラクロワを倒すために自分の仮武器である剣を使いこなさなければいけないので、通は紫にきっちり指導されていく。このときに通は、科学研究部の顧問であり、『ルクレチア』の司令官である未波・サウスポートの存在を知る。
・徐々に成長していき逞しくなっていく通のことを紫は次第に惹かれはじめ、通も彼女のことが若干気になりつつも彩乃への恋愛感情に戸惑う。
・鍛錬のせいか、身体的に疲労が続いた通は授業中に寝てしまう等ぼーっとすることが多かったため、桜は通を心配して彼を尾行し始める。そのときにラクロワに襲われそうになる。それを見た通は『ルクレチア』がラクロワとの戦闘をしている隙に桜を救出する。しかし、ラクロワの存在を知ってしまった桜に対して未波は「バレてしまったから彼女には記憶を消してもらうしかない」と言い放ったのを通は止める。どういうことなのかと桜が聞き返したので千代美は説明する。話を聞いた桜は、実は先ほどの戦いを見て彼女達の姿に感銘を受けたこと、自分も出来るならば通の力になりたいということを明かす。すると未波は「よく見るとあなたも適性がある」と答え、コントラクターになるように任命する。通は内心戸惑っていたが、桜は喜んでコントラクターになることを引き受ける。
・桜が仲間になったことにより、実質的には後輩ができて嬉しかった通は未波や千代美により「先輩としても指導してやれ」と表面上の行動はしつつも調子に乗って桜の甘えも聞いていた。それが原因で紫に注意されたり他にも未波から「桜と同じように適正がある者を探せ」と日頃から言われたりと苦労の日々はあった。そんな中、未波からコントラクターの適正対象が見つかったことを聞く。その人物とは通のクラスに転校してきた飛び級の女生徒、堺麗華だった。
・麗華を何とかコントラクターにするように未波に言われた通は麗華に不審に思われぬように追跡していく。その道中、麗華がラクロワの一員であるアスモデウスに捕まりかけているところに遭遇する。一刻も早く他の仲間に連絡しろという未波の警告とは一方で、麗華が今にも連れて行かれそうになるところを見た通は勢い余ってアスモデウスから麗華をかばう。当然の如く、通はアスモデウスに反撃をされかけるが間一髪のところで紫や千代美、後からやってきた彩乃らに助けられる。一斉攻撃を受けて、負い目がなくなったアスモデウスはちょうど近くにいたつるみを人質にしてそのまま誘拐する。
・麗華は守られたがつるみが人質に捕らえられてしまい若干うろたえる通。策を練るために御堂を含むルクレチア一同で一旦引き返して話し合うこととなる。その際に話を全て聞いた麗華は先程助けられた通に惚れ、力になりたいのでコントラクターになると告白し、コントラクターになることをあっさり承諾する。一方、つるみは誘拐されている途中先ほどの戦闘で足を大怪我してしまい痛さで声が出てしまう。それに気づいたアスモデウスはアジトには遅れると連絡を入れた後に無意識的に隠れてつるみの手当てをしだす。本当は悪いことやりたくないんじゃないのかとつるみが発した後にアスモデウスは無愛想ながらも実は言いなりでやっているだけで内心良く思っていないことを打ち明け、お互い孤立気味だった者同士で仲良くなっていた。
・しかし、ルクレチア一同やつるみとアスモデウスがそうしている間にラクロワは大きな事態を起こしていた。わずか短時間でラクロワのリーダーであるルシファーとサブリーダーであるサタンがロゼッタ学園に襲撃しようとしかけてきたのだ。暴動の一発目としてサタンが親衛隊を送り込んだと気づいた未波は先程話し合った作戦で動けと命じる。一方、ルシファーは単体でアスモデウスと合流し「こいつを連れて行けばいいんだな」と強引につるみを連れて行こうとする。アスモデウスは戸惑いつつも相槌を打ったとき、通と桜がつるみのところにたどり着き、桜がルシファーとアスモデウスを武器であるチェインで足止めさせ、一方の麗華はサタンの親衛隊駆除をミサイルで撃破する。二人の手柄で撃退した後、見事つるみの救助も遂げた通。その一方で、アスモデウスは神阪と再会して嬉し涙を浮かべるつるみを見て複雑な気持ちを抱いたままルシファーらと共にアジトへと去る。また、御堂は皆に気づかれないようにこっそりとどこかへ行ったのだった。
・こうして、通は彩乃、紫、千代美、桜、麗華とユナイトするようになる。ちなみにつるみは京司がいるからといって拒み、京司は「男性同士ではユナイトシステムは使えない」という理由でユナイトをしなかった。
・そうしていくうちに科学研究会と両立しながら学園生活を送る通。その一方で、生徒会長である御堂は単独行動をしながらラクロワを常に追跡していた。また、事あるごとに通の前に現れて忠告をしてくることもあったが、通は半信半疑に思いながらも忠告通りにすることもあった。
・次第に成長していった通。そして、前々から気になっていた彩乃の気持ちを知り、通は彩乃に告白し、彼女と付き合うようになる。
一方で紫は彩乃のことを思い、自分は身を引くことを選ぶ。
・そんな中、ロゼッタ学園がある都市、新出島の街中では不穏な空気を漂わせていた。そして、それを知っているのはパトロールをしている御堂、ただ一人であった。
(文字数:2196文字)

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