ほしのしずく

小説を書いています🌠 アルファポリス様🌸 きずな児童書大賞8位👏 『死んだと思えば…

ほしのしずく

小説を書いています🌠 アルファポリス様🌸 きずな児童書大賞8位👏 『死んだと思えば~』 カクヨムコン9短編中間選考突破👏 『ゴリラ物語🦍🍌✨シリーズ』 『たまごヒストリー!🥚いや、ビク鳥ーロード!🐓』 🍀may your wish come true🍀

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異世界おしゃぶり転生 〜あれ? 聞いていた転生とは違うよね?! なーんて思ったけど、案外楽しめんじゃない?! ということで、私はおしゃぶり生を楽しむことにしました!(最終話)

最終話 あれから――。(神視点)    転生者である2人の日本人が時を越えて再会を果たしてから、十数年後。  魔物や精霊獣にドラゴン、スキルやステータスなどが存在する世界。  この世界で一番大きな国であるラングドシャ王国。  この国で、王族、貴族、平民などの身分。種族、性別、年齢などの立場の違い。  その全てに関係なく民衆の中から優秀な者を発掘し、その者を王族お抱え白銀の騎士団として、迎い入れるという、一大イベントが現国王により開催された。  ☆☆☆  闘技場前

    • 異世界おしゃぶり転生 〜あれ? 聞いていた転生とは違うよね?! なーんて思ったけど、案外楽しめんじゃない?! ということで、私はおしゃぶり生を楽しむことにしました!(第四十八話)

      第四十八話 旅立ちの日に(神視点)   数年後、ラングドシャ王城広場にて。  口元におしゃぶりを咥えた海のように澄み渡る青色の瞳に、アメジストのような深みのある紫色の長髪を風になびかせる女性。  そして、その身に子を宿したラングドシャ王国王女が会話をしていた。 「もう行くのですか?」 「うん、行くよ! まだ広い世界の一端しか見ていないしね」 「そう……かずっちなら、白銀の騎士団に無条件で入れるのですよ?」 「いやいや、私が入ったら無茶苦茶になっちゃうからね!」

      • 異世界おしゃぶり転生 〜あれ? 聞いていた転生とは違うよね?! なーんて思ったけど、案外楽しめんじゃない?! ということで、私はおしゃぶり生を楽しむことにしました!(第四十七話)

        第四十七話 時を超えた再会(王女視点)  王宮内、自室。    私は今、おしゃぶりさんと筆談をしている。  とはいっても、私は日本語で話しおしゃぶりさんは触手を器用に使って筆談といった感じだ。  そうなんです。  まさかの意気投合してしまったのです。  種族が物であるに加えて、精霊獣を従えている摩訶不思議おしゃぶりさんと。    コンラッド様の見立て通り、同郷の方、日本人だったので会話に花が咲いてしまいまして。  気が付けば、自室に連れ込んでしまいました。  

        • 異世界おしゃぶり転生 〜あれ? 聞いていた転生とは違うよね?! なーんて思ったけど、案外楽しめんじゃない?! ということで、私はおしゃぶり生を楽しむことにしました!(第四十六話)

          第四十六話 時を超えた筆談 「おしゃぶりさんは、日本のどこにお住まいでしたか?」  ――カキカキ。 「東京ご出身でしたか、私と同じですね。私は2088年の東京から来ました!」  おお、かなり未来から来たんだ。  未来の日本ってどうなっているんだろう。  やばい、また気になってきた……アニメとか、ゲームとか、推しとか諸々気になるよね……。  けど、いきなりそんなこと聞いたら、引かれるし。  よし、ここは無難に私も年代を書くか。  ――カキカキ。 「あ、そうなんですね

        異世界おしゃぶり転生 〜あれ? 聞いていた転生とは違うよね?! なーんて思ったけど、案外楽しめんじゃない?! ということで、私はおしゃぶり生を楽しむことにしました!(最終話)

        • 異世界おしゃぶり転生 〜あれ? 聞いていた転生とは違うよね?! なーんて思ったけど、案外楽しめんじゃない?! ということで、私はおしゃぶり生を楽しむことにしました!(第四十八話)

        • 異世界おしゃぶり転生 〜あれ? 聞いていた転生とは違うよね?! なーんて思ったけど、案外楽しめんじゃない?! ということで、私はおしゃぶり生を楽しむことにしました!(第四十七話)

        • 異世界おしゃぶり転生 〜あれ? 聞いていた転生とは違うよね?! なーんて思ったけど、案外楽しめんじゃない?! ということで、私はおしゃぶり生を楽しむことにしました!(第四十六話)

          異世界おしゃぶり転生 〜あれ? 聞いていた転生とは違うよね?! なーんて思ったけど、案外楽しめんじゃない?! ということで、私はおしゃぶり生を楽しむことにしました!(第四十五話)

          第四十五話 意気投合  ハイハーイ!  ということで、私はどこにいるでしょうか?  察しのいい人は、わかっていますよね?  ヒントは、フローラルでファビュラスな香りがする部屋。  大きな窓があり、そこには朱色のカーテンが掛けられ、その手前には薄紅色の天蓋がかけられたキングサイズのベッド。  向かいにはピンク色の姿見鏡とドレッサーがあり、左横には真っ白なワードローブ。  扉付近には、綺麗な木目模様のテーブルに3人掛けの革張りソファーが置かれているところです。  そ

          異世界おしゃぶり転生 〜あれ? 聞いていた転生とは違うよね?! なーんて思ったけど、案外楽しめんじゃない?! ということで、私はおしゃぶり生を楽しむことにしました!(第四十五話)

          異世界おしゃぶり転生 〜あれ? 聞いていた転生とは違うよね?! なーんて思ったけど、案外楽しめんじゃない?! ということで、私はおしゃぶり生を楽しむことにしました!(第四十四話)

          第四十四話 もう1人の転生者   ふむふむ。  なんか女の子の猫? 使い魔? 精霊獣? に話し掛けているっぽい?  あれかな? 似た者同士なら会話が成立する感じなのかな?  というか、今気付いたんだけど、これって運命の分かれ道だよね……お尋ねおしゃぶりとか、ふざけてたけどさ。  下手したら、まじでなるやつじゃん。  しかも、何? 2人の後ろにいる褐色の肌をしたムキムキイケメンめっちゃこっち睨んでるやん。  奇々怪々触手おしゃぶりだけど、中身はただの陽キャオタク女

          異世界おしゃぶり転生 〜あれ? 聞いていた転生とは違うよね?! なーんて思ったけど、案外楽しめんじゃない?! ということで、私はおしゃぶり生を楽しむことにしました!(第四十四話)

          異世界おしゃぶり転生 〜あれ? 聞いていた転生とは違うよね?! なーんて思ったけど、案外楽しめんじゃない?! ということで、私はおしゃぶり生を楽しむことにしました!(第四十三話)

          第四十三話 初めて対面する存在(王女視点)   深淵の森にて。    国王との謁見を終えた私たちは、騎士団から人員を選抜し、再びあのゴブリンの足跡があった場所へと転移した。  索敵や察知に特化したスキル持った方が2名。  防御や援護に特化したスキルを持ったが2名。  私とコンラッド様、ガイアス様を入れると計六名のパーティー編成だ。  前衛はコンラッド様、防御特化の団員が1名。  中衛はガイアス様、援護特化の団員が1名。  後衛は私、なぎ、索敵、察知特化の団員が

          異世界おしゃぶり転生 〜あれ? 聞いていた転生とは違うよね?! なーんて思ったけど、案外楽しめんじゃない?! ということで、私はおしゃぶり生を楽しむことにしました!(第四十三話)

          異世界おしゃぶり転生 〜あれ? 聞いていた転生とは違うよね?! なーんて思ったけど、案外楽しめんじゃない?! ということで、私はおしゃぶり生を楽しむことにしました!(第四十二話)

          第四十二話 王命(王女視点)  あの後。  王国へと戻った私は不貞腐れる2人を諫めて仲直りさせて、国王への報告の為、王城へと赴いていた。  そして、謁見の間にて。  私は国王である父が鎮座する豪華絢爛な椅子の隣に立ち白銀の騎士団団長であるコンラッド様、副団長のガイアス様が深淵の森で体験した出来事を報告していた。 「――以上が、深淵の森で我々が目にしてきた内容となります」 「うむ、報告ご苦労。コンラッド卿よ、下がってよいぞ」  国王の威厳漂う声が響く。 「労いの

          異世界おしゃぶり転生 〜あれ? 聞いていた転生とは違うよね?! なーんて思ったけど、案外楽しめんじゃない?! ということで、私はおしゃぶり生を楽しむことにしました!(第四十二話)

          異世界おしゃぶり転生 〜あれ? 聞いていた転生とは違うよね?! なーんて思ったけど、案外楽しめんじゃない?! ということで、私はおしゃぶり生を楽しむことにしました!(第四十一話)

          第四十一話 サフィラ草原(王女視点)   私たちは深淵の森を抜けて、サフィラ草原へと訪れていた。  ここは、手前に深淵の森があることで、独自の生態系を築いている。  草食の魔物であるモフィットが生態系の頂点に君臨している為、スライムやモズル(ねずみのような魔物)といった比較的大人しい魔物に加えて、日本で居てた頃のように牛や馬、羊などの家畜と呼ばれていた動物たちが、それぞれにのびのびと生活しているのだ。   「それにしても、深淵の森とは全く違うな」 「ええ、ここはモフィ

          異世界おしゃぶり転生 〜あれ? 聞いていた転生とは違うよね?! なーんて思ったけど、案外楽しめんじゃない?! ということで、私はおしゃぶり生を楽しむことにしました!(第四十一話)

          異世界おしゃぶり転生 〜あれ? 聞いていた転生とは違うよね?! なーんて思ったけど、案外楽しめんじゃない?! ということで、私はおしゃぶり生を楽しむことにしました!(第四十話)

          第四十話 勝利と不穏な痕跡(王女視点)   しばらくして。  私たちは、何とかスライムの集団に勝利できた。  動かなくなったスライムたちの山が、そこら中に積み上げられ、スライム特有のソーダのような匂いが周囲に漂う。 「ふぅ……ようやく終わりましたね」 《おわったねー、おつかれさまーあるじー》  なぎは私の肩にちょこんと乗り毛繕いをする。 「なぎ、ありがとうー! 帰ったら美味しいもの食べようね!」 《うん! たべるー。なぎ、たこ焼きがいいー》 「ふふっ、たこ焼

          異世界おしゃぶり転生 〜あれ? 聞いていた転生とは違うよね?! なーんて思ったけど、案外楽しめんじゃない?! ということで、私はおしゃぶり生を楽しむことにしました!(第四十話)

          異世界おしゃぶり転生 〜あれ? 聞いていた転生とは違うよね?! なーんて思ったけど、案外楽しめんじゃない?! ということで、私はおしゃぶり生を楽しむことにしました!(第三十九話)

          第三十九話 深淵の森という場所(王女視点)  スキル【転移】により、深淵の森の入口に着いた私たちはいきなり、魔物たちの歓迎を受けていた。  前衛はスキル【剣術】と【氷魔法】を使えるコンラッド様と【剣術】と【風魔法】を習得しているガイアス様の従える近距離戦が得意な団員の方々が受け持ち。  後衛は、遠距離攻撃が適したスキルを保有した団員の方々。  遊撃士兼、指示役として、スキル【光魔法】と【索敵】と【精霊獣使い】を使える私という陣を敷いていた。 「右前方、茂みから10匹

          異世界おしゃぶり転生 〜あれ? 聞いていた転生とは違うよね?! なーんて思ったけど、案外楽しめんじゃない?! ということで、私はおしゃぶり生を楽しむことにしました!(第三十九話)

          異世界おしゃぶり転生 〜あれ? 聞いていた転生とは違うよね?! なーんて思ったけど、案外楽しめんじゃない?! ということで、私はおしゃぶり生を楽しむことにしました!(第三十八話)

          第三十八話 ステータスとスキル(王女視点)   まずは、この世界で基本ステータスと呼ばれる【レベル】【体力】【魔力】【攻撃】【防御】【敏捷性】【知力】の8項目について。  項目も多い上に、こういったデータ取りを習慣としない異世界では手こずると思っていたのですけど。  ですが、訓練場で私と一緒に実践してくれたガイアス様、団員の方々と、スキル【鑑定】を持っているコンラッド様のおかげで、すぐに理解できた。  大前提として、どの項目もレベルアップをする方が、大幅なステータスの

          異世界おしゃぶり転生 〜あれ? 聞いていた転生とは違うよね?! なーんて思ったけど、案外楽しめんじゃない?! ということで、私はおしゃぶり生を楽しむことにしました!(第三十八話)

          異世界おしゃぶり転生 〜あれ? 聞いていた転生とは違うよね?! なーんて思ったけど、案外楽しめんじゃない?! ということで、私はおしゃぶり生を楽しむことにしました!(第三十七話)

          第三十七話 前世の知識を生かして(王女視点)   王城の広場にて。  ――ブォン。 「ふぅ……着いたー」  胃の辺りがムカムカする。  転移の感覚は何度経験してもなれない。  なんというか乗り物酔いに近い感覚だ。 《ついたねー。けど、あるじー? だいじょうぶ? かおいろわるいよー?》  私の顔色が優れないようで、なぎは心配そうに顔を見上げてくる。 「う、うん……もう、大丈夫!」  私は酔いを覚ます為、その場で数回深呼吸をし、腕になぎを抱えたまま、ピリついた

          異世界おしゃぶり転生 〜あれ? 聞いていた転生とは違うよね?! なーんて思ったけど、案外楽しめんじゃない?! ということで、私はおしゃぶり生を楽しむことにしました!(第三十七話)

          異世界おしゃぶり転生 〜あれ? 聞いていた転生とは違うよね?! なーんて思ったけど、案外楽しめんじゃない?! ということで、私はおしゃぶり生を楽しむことにしました!(第三十六話)

          第三十六話 妻として(王女視点)   「いいか! 我らは今からこの国の為に出陣する! だが、しかし! この団にいる皆も、この国の国民であることを忘れないでほしい。だから、命を賭す覚悟を持ちつつも、絶対に死ぬんじゃないぞ! いいな!」 「「「おおー!」」」  広場にコンラッド様が着いたようだ。  窓から騎士団を鼓舞する声とそれに応える騎士団の声が聞こえる。  皆、私を待っている……早く行かないと。  けど、本音を言えば行きたくない。  この価値観は、留実だった頃の

          異世界おしゃぶり転生 〜あれ? 聞いていた転生とは違うよね?! なーんて思ったけど、案外楽しめんじゃない?! ということで、私はおしゃぶり生を楽しむことにしました!(第三十六話)

          異世界おしゃぶり転生 〜あれ? 聞いていた転生とは違うよね?! なーんて思ったけど、案外楽しめんじゃない?! ということで、私はおしゃぶり生を楽しむことにしました!(第三十五話)

          第三十五話 一ヶ月後(王女視点)   あの夜から、一ヶ月後。  最近、王宮内が騒がしい。  月に一度しか行われないはずの周辺貴族を招いた会議がこの二週間の間に、三度も執り行われているし、その間にも会議の内容を嗅ぎつけた国民たちへのフォローとケアに勤しむ毎日。  王宮で働く方々も鬼のような表情で駆け回っている。  ここに来て蚊帳の外とはなかなかですよね。  何となく察しますが――。  私が自室の窓際で不貞腐れるのには、理由があった。  たびたび議題にあがるのは、

          異世界おしゃぶり転生 〜あれ? 聞いていた転生とは違うよね?! なーんて思ったけど、案外楽しめんじゃない?! ということで、私はおしゃぶり生を楽しむことにしました!(第三十五話)

          異世界おしゃぶり転生 〜あれ? 聞いていた転生とは違うよね?! なーんて思ったけど、案外楽しめんじゃない?! ということで、私はおしゃぶり生を楽しむことにしました!(第三十四話)

          第三十四話 ゲキカワみーとんと推し現る   私は美豚がいた場所を見る。 「ぷひぃ!」  そこには、産毛が生えた2本の足でしっかり立つ、小さな豚さんがいた。  いうなれば、3匹の子豚さんの三男だ。  子豚さんは、蹄で挨拶をするような仕草をしている。 《美豚……?》 《ぷひぃ! みーとんですぷひぃ》  はわわっ、なんじゃそれむっちゃ可愛い!  声もやばい……天使ですか?! いや、天使ですよね!  抱きつきたい、抱き締めたい、吸いたい!  ――ニュル。  私の

          異世界おしゃぶり転生 〜あれ? 聞いていた転生とは違うよね?! なーんて思ったけど、案外楽しめんじゃない?! ということで、私はおしゃぶり生を楽しむことにしました!(第三十四話)