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ロサンゼルス生活116-118日目

2泊3日でサン・ルイス・オビスポという町に行ってきた。

-16日(火)

朝。一緒に行く方が自宅まで迎えに来てくださった。10時頃に自宅を出発。ロサンゼルスから北へ約3時間のドライブ。天気がいい。海がよく見える。途中、ロス・アラモスという町で休憩。小さな町の小さな店。アイスとホットスナックを買って食べる。ほぼ時間通りにサン・ルイス・オビスポに到着。山があり海も近い。小さな観光地のようなところなのだろうか。

昼。宿泊地で昼食を頂く。ミートボールのサンドイッチ。午後からは湖と砂丘を見に出かけた。湖は美しかった。私が住んでいた東京の街には大きな池があり、そこでもカモが暮らしていた。少しノスタルジックな気分になった。

しかし砂丘である。私は日本にいる時から砂丘に憧れていた。鳥取の砂丘にいつか行きたいと思っていた。まだ行ったことはないが。その砂丘への憧れがこのタイミングで叶った。砂地を歩いて行くと遠くに海が見える。なんとも素晴らしい景色。テンションがあがり、思わず走り出してしまった。そんなことって大人になってもあるんだな。

夕。近くにあるピズモビーチという場所へ。ピアがある。小さなサンタモニカのようなイメージ。サーファーがたくさん。釣り人もたくさん。ロスに住む男は海で遊べるようにならないといけないな。夕陽がとてもキレイだった。

夜。宿泊地で夕食を頂く。メインはサーモンのムニエル。これがうまかった。夜遅くに一緒に泊まっている人たちとトランプ大会。ブラックジャック。コミュニケーションはもちろん英語。アメリカで観光地で英語でブラックジャック。人生には予期していなかったことが起きる。遅くまでブラックジャックを楽しんで就寝。

-17日(水)

朝。食事の準備を手伝う。私はなにも遊びにだけ来たわけではない。メニューはパンケーキ。同時進行で昼食の準備も進められる。メニューはチキンウィングフライとおにぎり。私は昼食の方を手伝う。チキンを揚げながら、少しつまみ食い。これが声が出るほどうまかった。ざっくりとレシピを教わった。今度自宅で作ってみよう。

昼。机の前に座り少し考えていた。その日の夕食は鍋の予定。鍋制作の総指揮をなぜか私が担当することになっていた。また冷蔵庫にタケノコがあるので使って欲しいとのこと。さらには夕方に新鮮な魚が届くので捌いて料理して欲しいとのこと。なるほど。なかなかにハイレベルな。悩んだ末にメニューは鍋とタケノコの天ぷらと握りずしと細巻に決定した。マーケットへ買い物に出かける。日本の食材は手に入りにくいエリア。少し心配していたが食材は概ね揃った。大葉が手に入らなかったが、まあ仕方がないだろう。

夕。料理に取り掛かる。ゴボウのささがき。タケノコの下茹で。天ぷらの詩作。大根のつま作り。などやっていると魚が来た。ブロックとかサクとかで来るのかと思っていたら違った。ハマチが丸々二本届いた。その他にも凍った状態のマグロのブロックなど。魚を丸々捌くのは久し振り。大丈夫かと思ったがどうにかはなった。しかし捌く時に身を削り過ぎた。もったいない。やっぱりああいうのはやっていないとダメだな。寿司も久しぶりに握った。こちらも大分スピードが落ちている。クオリティも落ちている。これもやはり捌くのと同じことである。

手伝ったもらいながら、出汁を取ったり野菜を切ったり寿司を握ったり細巻を巻いたりしているうちに、あっという間に時間は過ぎた。なんとか時間には間に合わせることができた。約20人分の食事が完成。かなり和が強いメニュー。アメリカの人たちに喜んでもらえるか不安だったが、どうも大丈夫だったようだ。よかったよかった。子供もいたが食べてくれていたし。

夜。一日中キッチンにいたので疲れていたのか、すぐに寝てしまった。

-18日(木)

朝。この日も朝食の準備を手伝う。メニューはパンにチーズを挟んで焼いたもの。あれって固有名詞はあるのだろうか。なんとかという名前を言っていたが聞き取れなかった。食事が済むともう帰る時間。帰り支度を始める。半解凍のハマチを一本と冷凍マグロのブロックを大量に頂いた。私と妻だけでは消費しきれない量。自宅で寿司パーティでも開催することにしよう。

10時頃に宿を出発。ハイウェイに乗る前にファーマーズマーケットに寄る。蜂蜜由来の食品や化粧品が多く置いてあった。あの辺りの特産品なのだろうか。ロサンゼルスに向かって、海沿いを南下。一緒に行った方と色々な話。興味深いをお話をして頂き、あっというまにロサンゼルスに到着。自宅に着くと、その足で冷凍庫へ魚を入れる。なんとか冷凍庫に収まる。よかったよかった。

私のロサンゼルス初めての旅はこうして終了した。色々な人に会って色々な優しさに触れてきた。私はその優しさに少しでも応えることができただろうか。しかし旅はいい。機会があればいつでも行きたい。もっと長くてもいい。もっと遠くてもいい。

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