見出し画像

ロサンゼルス生活95日目-98日目

気が付けばもう6月も終わりである。この何日かはObonというお寺で行われる夏祭りのために時間を使っていた。

-金曜日

朝からイベントの設営である。炎天下の中、机を運んだり、椅子を運んだり、ゴミ箱を運んだり、資機材を運んだり。つまりは運びまくっていた。気温は35℃ぐらいあったのではないだろうか。そして容赦なく照りつけるサンシャイン。暑いのは比較的得意なのだが、あの環境はなかなかにヘビーであった。しかしあれはあれで楽しい思い出にもなる。

-土曜日

夕方頃からイベントは始まった。私に与えられた役割はチキン照り焼き弁当のサーブである。すでに照り焼きチキンは焼かれている。注文が入れば、その数に応じてチキンをカットする。私はカットしてカットしてカットしまくった。これでも元寿司屋。カットするのは得意である。

夜になると盆踊りが始まった。トータルで盆踊りの時間は2時間ぐらいあるのだろうか。私は真ん中あたりの時間に、炭坑節と東京音頭をwithギターで歌うことになっている。私の時間になった。ギターを弾きながら歌う。太鼓が一緒に演奏してくれている。みなさん、私の歌とギターと太鼓のリズムに合わせて踊ってくれていた。きっとなんとかなっていたのだろう。よかった。ほっとした。

-日曜日

この日は私に与えられた役割はなかったので、会場の中をうろついていた。色々なブースが出展している。食べもののブースはたくさんある。また展示関係も多い。日本人形が展示されてたり、フリーマーケットのようなことをやっていたり。ゲームをやるブースなんかもある。内容は少し違うけど、日本の祭りとほとんど変わらない。

途中でうどんをご馳走になった。うまかった。日本で食べるおいしいうどんとなんら変わりはない。そしてこの日も時間になり、また私は演奏した。土曜よりもうまくできたのではないだろうか。自分ではそう思うのだがどうだろう。イベントが終了すると撤去の時間である。私は大量のテントを解体して回った。

しかし会場にいると色々な人が声を掛けてくれる。最近行きはじめた学校の友人も遊びに来てくれたりもした。この3カ月で私の世界は少しずつでも広がっているらしい。

兎にも角にもこうして私のObonは終了した。少し疲れているのだろうか。なんだか今日は頭がまわらない。まあこういう時もある。明日からは7月である。7月もきっと楽しいことがたくさんあるだろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?