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【体験記】コロナで初めて救急車にお世話になった話。

ここ最近コロナに感染してダウンしておりました。
39.6度という自己ベストを更新し、動くことすらままならない状態でした。
人生の中で滅多に体調を崩してこなかったですし、冗談抜きでこれ危ないなと感じたので色々書いていきます。
共有したいこと➀と②だけでもいいので目を通していただきたいなと思います。


コロナ中の生活

ここから、どんな症状だったのかを時系列に沿って説明したいと思います。
ダウン中の記憶が曖昧ですが、お許しを。

7/16(日)

午前中は普通に過ごしておりました。
異変が起きたのは21時ごろ。なんだかいつもより気だるく(熱中症みたい)、元々やろうとしていた予定をキャンセルして早めに寝ました。

7/17(月) ☆一番の山場

全身が痛くて夜中の3時に目が覚めました。
この時、明らかに熱があったので測ってみたところ、この時点で39.3度という自己ベストを更新していました。
とりあえず近くの自販機で水分を大量に購入して、バファリンを飲んで無理やり寝ました。

そして、次に起きた時に地獄が待っていました。

11時前に起床したのですが、なんと体が動きません。
意識も朦朧としており、割と真剣に終わったなと思いました。
病院に行こうにも、飲み物を買いに行こうにも体が動かないので詰みです。
リアルに匍匐前進して、台所という名のオアシスで渇きを癒しました。
この時、私はあることを考え始めていました。
しかし、実行には移しませんでした・・・

次に起きたのは13時過ぎでした。
相も変わらず、意識は朦朧としているし体も動きません。
そこで、先ほど考えていたことを実行に移します。
そう、救急車を呼ぶことです。
実は、11時前に起きた時にさすがに病院に行かなければ危ないと感じており、近くの病院2軒に電話をしていましたが、祝日ということもあり受け入れてくれませんでした。
病院を探す気力がなくなる一方、仮に許可が出たとしても病院まで辿り着けない自信だけは満ち溢れていました。
そこで、最終手段として救急車を呼ぶことにしたのです。

たかが熱で呼んでいいのかという申し訳なさを感じながら119番に電話をかけます。
しかし、人生初の119番はつながりませんでした
何度かけても、呼び出し音だけが鳴り響いていました。
今は混雑している時間なんだろうと思い(そう言い聞かせ)、無理やり寝ました。

次に起きたのは15時でした。
夢か現実か分からないくらいには疲弊しており、どうすればいいんだと不安な気持ちでいっぱいでした。
そして、もう一度119番に電話をしますがつながりません。
ここである仮説を思いつきます。
それは、私の携帯だからつながらないのではないか?というものです。
119番や110番には位置情報を割り出してくれる機能があるとかないと、そんな話を思い出しました。
私の出身は鹿児島で、携帯も長いこと鹿児島で使っていたから東京の119番にはつながらないのでは?と考えたんです。(今考えるとあほらしいですが、脳みそが機能していませんでした・・・)
そこで、心配して連絡をくれた同期で仲の良い人に思い切って119番してくれないかと頼みました。
最初は驚いていましたが、本当に危ない状況なんだと察してくれて電話をしてくれました。
しかし、その友達もつながることはありませんでした。
「ごめん、つながらない」と連絡が来た時、神に見放された気持ちになりました。

その30分後、その人から電話番号を教えてほしいとの連絡が来ました。
なんと119番につながったみたいで、今から迎えに来るそうです。
そして救急隊員の方が3人ほど家まで来てくれて、担架で街中を移動しました。
ほとんど記憶はありませんが、いつも出勤している道を寝ながら移動するのは斬新だったのは覚えています(昔の将軍様のような気持ちだった)。
そこから救急車の中に入り、救急隊員の方が5軒くらい病院に電話をかけてくれていました。体感40分くらい救急車にいたと思います。
やっと受け入れてくれる場所が見つかって病院まで行けました。
こんな高熱なだけのぺーぺーのために断られながらも電話を続けてくれて、運んでくれた救急隊員の方には感謝しかありません。

病院では診察を受けて、薬をもらって家に帰されました。
病院に行ったからといってすぐ回復するわけでもなく、内心少しでいいから病院内で休ませてほしいと思いながらも、ふらふらしながらタクシーを拾って帰宅し、寝ました。
病院の外には浴衣を着てキラキラしているリア充たちがたくさんいて、一方私は寝た切りだったので無精ひげで髪の毛ももじゃもじゃでふらふら歩いており、自分のことが惨めに感じられました。
夏の思い出です。

7/18(火)

17日と同様にこの日もかなりきつかったのを覚えています。
熱も38度はありました。
処方された薬を飲んだので幾分かメンタル的には楽にはなりましたが、体は悲鳴を上げていました。
この日は近くのドラッグストアで大量の水分と食事を購入して寝ていました。
食事は1口食べたら具合が悪くなり、捨ててしまいました。
この2日間食事をしたのがこの1回(一口)だけだったのですが、人間水分があればなんとかなるんだなぁと思いました。

7/19(水)

熱は少し下がって37度後半でしたが、全身の筋肉と喉、頭が痛く全然楽にならなかったのを覚えています。
この日は食事をとらないとやばいと直感的に感じていたので、無理やり牛丼を食べました。
ここで1つ変化があり、食事をしてから少し元気が出てきました。
コロナ後遺症などの記事を読んだこともあり、もうずっとこのままなのかなと思っていたので嬉しかったのを覚えています。
やっぱり、栄養を取らないと治るものも治らないんだなと実感しました。

7/20(木)

この日も37度後半と熱は依然としてあり、まだ治らないのかと焦っていました。
というのも、私は新卒1年目。働き始めたばっかりのスタートダッシュの時期だったので、体調不良で休んでる場合ではないと思っていたんです。
とにかく早く治すしかないと思い、食事と大量の水分を取り、たくさん寝ることにしました。
空いたペットボトルを数えてみたところ、月曜日から18Lもの水分を飲んでいました。

午前中の休息が功を奏したのか、夕方ごろに起きてみたら熱も37度前後とだいぶ落ち着いており、痛みも和らいでいました。
処方された薬を飲み、とにかくたくさん寝ました。

7/21(金)

朝起きた時には平熱になっており、薬を飲めば痛みも感じないレベルに回復しました。
先輩社員には無理しなくてもいいよと言われましたが、1週間ぶりに出社することができました(リモート)。
薬の副作用なのかコロナなのか頭が中々回らず万全ではありませんでしたが、なんとか一日を終えることが出来ました。

共有したいこと➀「救急車は簡単にはこない」

この記事を読んでもらえればわかるように、119番は中々つながりません。
ということは、必要な時に救急車が来ない可能性もあるということです。

私は119番すればすぐにつながり、対応してもらえるものだと思っていましたが、現実は違いました。

もしこれが高熱とかではなく意識不明などの重傷の場合、少しの時間が命に大きく影響してしまいます。

こちらに書いてありますが、「心肺停止から1分以内に救命処置が行われれば95%が救命されます。3分以内では75%が救命され、脳障害も避けられる可能性があります。5分経過すると救命率は25%になり、8分経過すると救命の可能性は極めて低くなります。

皆さんの中にも119番はすぐにつながるものだと思っている方がいるかもしれません。
しかし私の経験からわかる通り、つながらないこともあります。

これを知っているか知らないかで119番がつながらなかった時のメンタルや対応は大きく変わると思います。
なので、声を大にして言いたいです。

119番を過信しないでください

想像してほしいです。
大事な人(家族、恋人、友人)が意識不明などになった時に、119番に電話をしてもつながらない。いま救急車が来れば助かるかもしれないのに、電話すらつながらない状況を。
私はぞっとしました。

私はこの経験をして、救命講習を受講しようと思いました。

中学生の時に受講したことがありますが、消防署で無料で受けられます。
※マウスピース代などで料金がかかることもあるそうです。

大事な人が倒れてしまったときに、ただただ119番につながるのを待つだけでは後悔すると思いました。
自分で救える方法があるのであれば学ぶべきです。

共有したいこと②「備えあれば憂いなし」

私が伝えたいことはほとんど共有したいこと➀にまとめましたが、もう一つ共有したいことがあります。
それは、家に水や非常食を用意しておこうということです。
特に、1人暮らしの人。

私は7/17に体が動かなくなり、外に行くことが出来ませんでした。
その状況下で飲み物や食事が家にないという不安要素はかなり大きいです。
もし家にスポーツドリンクやゼリー飲料があればもう少し楽に(メンタル的に)休息できたのではないかと思います。

体調不良向けのスポーツドリンクは未開封であれば半年持つらしいので、最低でも4Lは用意しておけば問題ないと思います。
災害用には水で十分だと思います。水は10年以上賞味期限が持つものもあるそうです。
非常食は5年持つものもあるので、一度購入すれば安心です。

一度買ってしまえば放置でいいので、いざという時に困らないように購入しておくことを強くお勧めします。

最後に

ここまで長く話してきましたが、コロナは本当に辛かったです。
知っておくだけで対策ができるものもあるので、この記事を読んだ方は是非参考にしていただければ幸いです。
読んでくださった方、ありがとうございました。

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