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ゴースカvol.8に行った感想と伝えたいこと。

こないだ(2022/11/29)のゴースカに行ってきました。
ちょっと前になりますが、振り返ってみます。
神戸の1日目です。
ベルゲン会員になってから初めてのゴースカ参戦でした。



MIKKEツアーに行ける予定だったのが、コロナの影響で返金対応されてしまいました。悲しい。
そのため、今回のゴースカは人生で2回目のライブです。
初めて行ったライブは30/50ツアーだったので少し期間が空いての今回でした。
しかも、ベルゲン会員限定のライブで、直前の会報でも「やってほしい曲を3曲選んでください、それをやります」的なアンケートを取っており、かなり期待感は高まっていました。


以下、かなり個人的な意見です。
批判的な内容も含まれますので苦手な方はご遠慮下さい。









感想

はっきり言うと、「ちょっとがっかり」でした。

スピッツのメンバーやスタッフの方々にではありません。
スピッツの調子は僕が感じた限りでは最高に良かったと思います。久しぶりのライブ参戦だったこともあってか、草野さんの声もいつもより伸びやかで調子は良かったと感じました。もちろん、テツヤも田村さんも崎ちゃんもクージーも最高でした。ゴースカならではの演出もあり、スタッフの方々には感謝しかありません。DVDは家宝です。

僕ががっかりしたのは、ライブのセットリストにです。
"スピッツのファンクラブのメンバー"だけしか参加できない、しかも、あらかじめ投票で選ばれた曲を中心にセットリストを作る、と高らかに銘打ってのセットリストでした。
死ぬまでに絶対にライブで聴きたい曲も聴けました。
正直、神戸の一日目のセットリストが今回のゴースカでも個人的には一番当たりだったと思います。
それでも、ちょっとがっかり感は否めませんでした。

以下、セットリストです。
1. ありふれた人生 【★×10】
2. 三日月ロック その3
3. 恋する凡人
4. 俺のすべて【★★】
5. あかりちゃん【★×7】
6. 猫になりたい【★×−2】
7. 桃
8. 僕はきっと旅に出る【★×−5】
9. 砂漠の花
10. 紫の夜を越えて【★×−10】
11. 仲良し【★★★】
12. ナンプラー日和
13. 謝謝!【★★】
14. エンドロールに早すぎる
15. 愛のことば【★×−3】
16. 運命の人
17. 8823
18. 夜を駆ける(会場3位)【★×−10】
19. 1987→(会場2位)
20. 大好物(会場1位)【★×−3】
アンコール
21. スピカ【★×−7】
22. Sandie【★×10】
23. 正夢【★×−5】

合計:★−11
(★の数はあくまで目安です。)


まず、前提として、スピッツのライブに行って曲を聴く体験ができている時点でめちゃくちゃ幸せです。僕みたいなやつがセットリストの評価を下せる分際ではないことは重々承知しています。なので、こんなひねくれたやつもいるんだな、と思うくらいで流してください。


詳細

1. ありふれた人生 【★×10】
個人的にめちゃくちゃ好きな曲です。死ぬまでに一度は聞きたかったけど、生で聴けて良かった。始まる前のライブのワクワク感のかなり上を一曲目で超えてきました。イントロが流れた瞬間、これは夢じゃないかと混乱しましたが現実でした。けどずっと夢見心地でした。イントロだけで泣ける。歌詞もめちゃくちゃに好みです。映像化はされませんでしたがひみつスタジオの特典CDに収録されています。運営の皆さん、本当にありがとうございます。ここでは語りきれないのでまた今度別で記事にします。

4. 俺のすべて【★★】
1曲目の余韻で2.3曲目は正直あまり印象にないのですが、この曲でようやく現実に戻ってきました。終盤にあるイメージでしたが、序盤で来ても盛り上がる。スピッツのライブに来たって感じ。過去のライブDVDには何度か収録されていますが、生で聴くのは初めてでした。CDの音源よりもやっぱりライブの方が何倍も良い。会場の方々も久しぶりの方が多いせいか、いつもより盛り上がってる気がしました。

5. あかりちゃん【★×7】
1回目のMCを終えて、また大好きな曲が来ました。この曲は正式な音源化はされておらず、いつかの特典DVDでしか聴くことができません。これぞゴースカ、という選曲ですね。僕はこの歌が大好きです。落ち着いたテンポの曲ですが、僕の心はずっと跳ねていました。こんな優しくて穏やかなメロディの中にもロックを感じます。この曲はなんといっても歌詞がいいです。かわいい。またいつか記事にします。

6. 猫になりたい【★×−2】
まず初めに、僕はこの曲が大好きです。では、なぜマイナス評価になっているかというと、"最近やりすぎ"感があるからです。「猫になりたい」はシングル「青い車」のB面として収録されており、アルバム「花鳥風月」にも収録されています。いわゆるザ・B面の曲ですが、スピッツのファンの間ではとても人気のある曲です。そのことを知っていたのできっと投票で選ばれているに違いない、と感じました。僕の中で「猫になりたい」はレジェンドのような扱いなのです。B面なのに完成度が高い(スピッツはB面でも完成度は高いですが)、ファンの間では人気だがあまりライブでは披露されない、というようなイメージでした。というか、勝手にそうであってほしいと願っていたのかもしれません。しかし、僕が初めて行ったライブ(30/50ツアー)でも披露し、オンラインで視聴した「猫ちぐらの夕べ」でも披露しています。そのため、僕が行った(見た)ライブで3回も連続で演奏しているのです。こんなことでマイナス評価をしてしまうのかと言われそうですが、個人的に少し気になってしまったのでこのような評価になってしまいました。ただ、曲自体はすごく好きです。スピッツっぽいです。

8. 僕はきっと旅に出る【★×−5】
アルバム「小さな生き物」の中でもあまり聴いていない曲です。投票では上位だったのでこの曲が好きな人がたくさんいるということが分かります。どちらにしろレアなので聴けてある意味満足はしているのですが、それでいったら「スワン」にしてほしかったです。超ワガママですみません。YouTubeで公式がライブ映像を無料で見れるようにしていて割と聴いていたので新鮮味がなかったのかもしれません。

10. 紫の夜を越えて【★×−10】
個人的にはあまり好きじゃないのでこの評価です。代替できるか分かりませんが、それなら「猫ちぐら」を聴きたかったところです。ただ、特に理由もなく、超個人的な嗜好でこの評価なので人によってかなり違うと思います。しかし、投票によって演奏したというのならば話は別です。おそらく投票せずとも今後聴けるであろうことがある程度分かっている中で投票しているのはナンセンスだと思います。

11. 仲良し【★★★】
ここからスピッツのメンバーが舞台から離れてセンターステージへ。そこでの1曲目が「仲良し」でした。イントロを聴いた瞬間、少し落ち込んでいた気持ちも一気に晴れました。アルバム「フェイクファー」の中でもかなり好きな曲です。映像化もおそらくされていなかったと思うので生で聴くことができて光栄でした。リズムが取りやすく、現地で手拍子で参加できたことがとても楽しかったです。こういう楽しみ方もあるのか、と気付かされました。曲としてはなかなか切ないですが、かわいい曲です。

13. 謝謝!【★★】
アルバム「フェイクファー」から2曲目。正直、「仲良し」があったので意外な選曲でした。そういう意味では本当に投票通りにセットリストを組んでいるんだな、という驚きと同時にそれによるがっかり感も生まれました(この曲に対してではありません)。「謝謝!」も「仲良し」同様、手拍子が楽しく、ライブ体験として非常に楽しませていただきました。スピッツのですます調の曲、名曲説。

15. 愛のことば【★×−3】
センターステージを離れて舞台に戻っての1曲目。この曲もファンの間では人気の曲ですね。この曲自体嫌いではないのですが、僕は音源の方が好きです。ライブバージョンは何だか爽やかに聞こえてしまいます。PVにもあるようなあの陰湿な感じがぴったりだな、と思うので。ただ、それだけの理由でこの評価です。

18. 夜を駆ける(会場3位)【★×−10】
ライブの定番曲です。個人的にあまり好きではありません。ただ、最後の盛り上がりのところは好きです。ライブでも割と定番なのに投票で3位だという点が非常に不服です。そういう意味でこのような評価になっています。

20. 大好物(会場1位)【★×−3】
当時の最新曲です。個人的には結構好きです。リリースされた日から1日に1回以上はおそらく聴いていたと思います。特にCメロの歌詞の表現が好きです。それでもこの評価なのは、この曲が投票で1位だという点、その一点のみです。当時最新曲で、人気ドラマの映画の主題歌になっていたこともあってのこの人気なのでしょうか。それでも1位になるのは解せないです。

21. スピカ【★×−7】
本編が終了し、会場のランキングが発表されました。そこでランクインしているかなりの曲が本編で演奏されていたことが分かります。その上位の中に「スピカ」の名前がありました。これはおそらく「スピカ」をやるだろう、と容易に想像できてしまいました。なので、アンコールのワクワク感はあまりありませんでした。曲自体は割と好きなのですが、これも音源の方が好きだから、という理由です。「スピカ」の始まりはあの歪んだギターの音から始まるのです。サビの草野さんの声はエフェクトがかかってどこか幻想的な気分になるのです。そうして幸せは途切れながらも続くのです。

22. Sandie【★×10】
草野さんが「新曲です」と言って、爆音のドラムの音が鳴り始めました。もちろんその時は歌詞も何も知らないのでただ音として聴いている状態です。ですが、歌詞が分からなくてもこの曲が一瞬で大好きになりました。新曲だけど、懐かしい感じ。50代のおじさん達の新曲とは思えないくらいかわいい曲です。この曲が収録されているアルバム「ひみつスタジオ」が発売されるまで、このゴースカのDVDのDISC2の「Sandie」の部分だけをただひたすらに聴きまくりました。しかし、歌詞はわからず、実際の歌詞とは違う歌詞でずっと歌っていました。この曲は「スピカ」等と違い、絶対にライブバージョンの方が良いです。音源の方は少し過剰にポップに寄っているかなと思っています。

23. 正夢【★×−5】
このライブのラストを締めくくる曲。正夢を聴くとなぜか悲しい気持ちになってしまいます。ライブの終わりですよっていう感じがして。この曲も別に嫌いではありません。特に好きでもないですが。僕が現地に行ったライブでは「正夢」を今のところ必ず演奏しています。公式もライブ映像を無料で配信していますね。それも聴きまくっているので正夢は音源よりもライブバージョンの方が僕の中では音源です。マイナス評価になっているのはこの曲単体の評価ではなく、ラストがこれかという僕の喪失感を表すものとなっています。ライブの序盤がかなり良かっただけにラストもサプライズを期待していましたが。


総評と伝えたいこと

かなり批判的なことを書いてしまいましたが、それでもライブ自体はとても楽しかったし、行けてよかったと思いました。


ですが、それでもファンの皆さんには伝えたいことがあります。
それは「投票では好きな曲を選ぶのではなく、聴きたい曲を選んでほしい」ということです。
今回のライブで、スピッツは本当に投票によって選ばれた曲によってセットリストを決めていることが分かりました。
それはすなわち、スピッツが普段やらない曲も投票次第では快くやってくれるということです。
そんな貴重な機会に「チェリー」や「正夢」のような定番曲や、「大好物」や「紫の夜を越えて」のような次のツアーで必ずやるような曲を選ぶのは正直かなりもったいないです。
しかも、今回はあらかじめ映像化されることが告知されているので、普段のライブではやらないレア曲を映像化することができるチャンスでした。スピッツの名曲たちのライブバージョンを後世に残す使命が我々にはあると思います。


僕が選んだ曲は「夕陽が笑う、君も笑う」「コスモス」「テレビ」です。
選んだ理由は、ライブでやっている回数が少なく、かつ映像化されていないという点からです。あと、曲が好きだからです。

なので、次回のゴースカ、ベルゲン会員の方は是非このことを念頭に置いて選曲していただけたらなと思います。
もちろん、自分の好きな曲ベスト3=聴きたい曲ベスト3の人がいらっしゃる方もいると思うので、そういう方は自由に選んでください。
というか、こんなやつの言うことを聞かずに普通に自由に投票してください。


最後に次回のセットリストを予想します。


以上です。
ここまで読んでくださった皆様、貴重なお時間をこんな記事に割いていただきありがとうございました。









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