見えてる様で見えてないもの。
2024年3月に和牛が解散した。
私は地方に住むただのJKであり、ただのお笑いファンでしかない。
お笑いファンと言っても、好き嫌いはそりゃあって、でも『お笑い』というものを好きになってしまったら、昔は面白くないと感じていたものも全部 面白く感じてくるのである。
その当事者が私だ。
これは全く和牛の解散とは関係ないのだが、私がお笑いについて思うことを今少し言ってみただけ。
話が戻るが、私は大阪NSC26期が大好きだ。
例をあげると、天竺・かまいたち・アキナ・藤崎・BKB・アインシュタイン、そこに和牛も入る。
中にはコンビの1人だけがNSC26期である場合もあるが、そんなものどうだっていい。
ただ、彼らが作り上げるお笑いが好きだった。
私が彼らが出演している番組で印象に残ってるのが、『カラフル』という番組である。
割と最近の番組なのだが、
26期の他に、プラスマイナス・ジャルジャル・見取り図・ミルクボーイ なども出演していた。
なんなら26期以外の彼らも大好きだ。見取り図やジャルジャルなんかはYouTubeをほとんど全て見ていると言っても過言ではない。
そして『カラフル』に出ていた2組の漫才師がついこの間解散してしまった。
和牛とプラスマイナスである。
和牛の解散については、本人たちがあまり触れて欲しくなさそうなのであまり言いたくなかったが、発言せざるはいえなかった。
1ファンとして、和牛の解散について考えたかった。
和牛が解散してから、1週間くらい泣き続けた。
泣き続けたと言ってもきまって夜なのだが。
和牛と言えば、M-1を思い出す人が多いと思うが、私ももちろん印象に残っている。
決勝に出たコンビの中で、2回戦まで進み、そしてテレビの奥で見ている私たちからしてなんとなく和牛が優勝して欲しい!と言っていた人は少なくない気がする。
それくらい好感度が高い漫才師だった。
優勝を逃し続けた3年間を見ている気持ちは、ジャルジャルがなかなかキングオブコントで優勝できない時の気持ちとすごく似ていた。
もし、和牛が優勝していたら。もし、和牛が上方漫才をとっていたら。もし、和牛がラストイヤーも挑戦していたら。とか、勝手に想像してしまうのが1ファンである。
それは結局ただの後出しである。
それこそ、プラスマイナスが上方漫才をとって嬉しい気持ちになり、兼光さんがお家を購入されたと聞いて☺️☺️こんな気持ちになっていた頃、
あの一件があり、プラスマイナスも解散された。
プラマイさんの件は 言えば突発的な解散だったのかもしれない。
ただ、和牛に関しては、少なくとも突発的ではなかったことが、私にも分かった。
和牛と言えば和牛キッチンも思い浮かぶが、それは凄まじい人気で、ラスト放送ではサーバーダウンするほどだった。その時は二人の仲も比較的良かったと思われる。
これも1ファンが思うひとつの感想であり、本当のところは分からないのだが。
いつからかテレビであまり見なくなった。もちろん人気が落ちたとか、そういうのではない。
和牛は漫才がしたいから、テレビではなく劇場に立ち続けたいんだ。私はそう解釈した。
それは別に間違っていなかったとおもう。
どちらかというとテレビでは水田さんを見た。
私が見ている番組にもよると思うが、コンビで揃って見ることはあまり無かった。
テレビでもないし、和牛でも無いのだが、私は『川原チャンネル』が大好きだ。
中でも川西さん、国ちゃん、山名さん、村田さん、後藤さんが出てる回が特に好きだ。
川原さんに向ける川西さんの優しい笑顔が大好きだった。
川原さんとは特に仲が良く、単独でもゲストによく来ていたはず。関係値が好きだった。
そんな毎日が続くと思っていた。
私が和牛の解散を受けて、何日かした頃、また泣いたのは、ある川原さんのツイートである。
そのツイートは 『少ししかないけど、これが最後の和牛のもうええわぁ だと思う』みたいな文に添付されていた、笑い飯さんの番組に水田さんが出てた時の、ある映像だった。
この動画自体は川原さんがツイートをする前に私も見ていたのだが、
川原さんのツイートを見て、もう一度TVerに戻り、もう一度そのシーンをみた。
そしてもう一度泣いた。
悲しいと共に川原さん、ありがとうと思った。
同期達はどういう気持ちなんやろとか、かまいたちの知らんけどで同期旅あるけど、あれには水田さんか川西さんどちらかしか出れないんやろかとか、アメトークでNSC26期やってください!という声が沢山あったけどもうできないんだろうか、とか、とか、沢山思った。
私たちが見ているのはただの画面であり、ただのスクリーンである。
たとえ単独や、劇場に行ったとしても、本当に彼らを知るのは不可能である。
それが、
とてつもなく悲しくて
それが良かった。
本人たちはもう吹っ切れてるかもしれないが、私はそうでないのである。
彼らをテレビで見てしまったら、絶対に解散のことが頭によぎるのである。
本人たちは、めんどくさい!しつこい!て思うかもしれないけど 、それが分かっててもできないのが、
あなた達が私たちにくれた、信頼と幸せだったのである。
解散の通知が来て、何週間かして、そうだdm送ってみよ!と思った瞬間がある。
でも直ぐに辞めた。 まずdm自体も、水田さん(川西さんはインスタをしていない)が見なくても残るものであり、解散についてただでさえ触れられてるのにめんどいやろなぁーと思ったのもあるのだが、水田さんのインスタの設定が、あの、いわゆる、初めの1回しか送れないやつだったからだ。
あの、あっち側が承認しないと見られないやつ。
そこで私の頭にはありえない考えが浮かんだ。
うわ、この1回もったいないな。どうせなら今じゃなくて再結成した時に送ろ って。
これが全ファンの本当の願いだったと思う。
到底無理かもしれないが、頭のどこかでは思ってしまっていたのである。
そして川西さんに至ってはあの解散します。のやつを投稿したっきり、Twitterが動いていない。
そして名前も変わっていないのである。
『和牛 川西賢志郎』
これが本当の
もうええわぁ
だと思った。
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