目論見書とは?
みなさんは何か新しい物を購入した後、それを使い始める際に『取扱説明書』を読みますか?
私はじっくりと読んでから使い始めるタイプなんですが、真逆で基本的に読まない人もいらっしゃることでしょう。
これは私に限らず、どちらかに別れる場合が多いのではないかなと思います。
実は投資の世界でも取扱説明書とは言いませんが、説明書のようなものが存在します。
目論見書とは何か
新NISAが始まり、初めて投資をやってみたという人の中にも『とりあえず投資信託を買ってみよう!』的な流れで投資信託から手を出したという人も多くいらっしゃることでしょう。
投資信託など金融商品には『目論見書』という書類があります。
店頭で購入した人は、細かい字の書類をパンフレットなどと一緒に貰ったと思います。
それです。
目論見書にはその有価証券について投資判断に必要な重要事項が記載されています。
有価証券の発行者は、金融商品取引法で目論見書の作成が義務付けられています。
なので『こんな書類いらない!』と思っても、お客様に渡さないというわけにはいかないのです。
目論見書には二つある
投資信託の目論見書には商品の概要など、特に重要なポイントが要約、説明された「交付目論見書(投資信託説明書)」と、より詳細な内容が記載された「請求目論見書」の2種類があります。
交付目論見書は、商品の投資目的や運用方針、リスク、コストなど、投資判断において特に重要な情報が記載されているものです。
販売会社は投資家が商品を購入する前に交付目論見書の交付が義務付けられています。
また投資家が投資を検討する際は、必ず確認しておかなければならない書類です。
一方で、請求目論見書はファンドの情報や資産の管理・運営の方法、経理状況、委託会社(運用会社)の情報などが詳細に記載されています。
請求目論見書は販売会社にその字の通り請求して交付を受けるか、委託会社(運用会社)のホームページから確認できます。
全てをチェックする必要はないかと思いますが、もし気になるところがあるようならば確認しておきましょうね!
投資のトリセツはちゃんと読んで!
今回は目論見書とは何かについてでした!
投資はあなたの大切な資産を育てていくことです。そして、投資信託はプロとは言え、他人に資産を託すものです。
どのような商品に投資してどのような戦略なのか、託すことで大切な資産がどのようになっていくのか…
細かい文字だらけで読もうとすると目がチカチカして…見たくなくなってしまうかもしれません。
気持ちはわかります。
売る側の人間でも正直、完璧に読み込んでいない人もいますから(笑)
完璧に全て読み込んで!とは言いませんが、どんなものか、どんな商品に投資しているのかは頭に入れておきたいですね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?