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【面倒でしょ?】複数の証券口座を持つメリット

 新NISAがスタートして証券会社の口座を初めて開設した方も多いことでしょう。

 証券会社も大手から外資、ネット系まで数多くの会社が存在します。

 いったいどこで口座を作るのが正解なのでしょう?そもそも証券口座は一つあればいいのでしょうか?

まずネット証券会社が絶対!

 冒頭でも書いたように、新NISAのスタートで初めて証券会社に口座を開設したという人もいらっしゃるでしょう。

 新NISA自体は証券会社ではない金融機関やゆうちょ銀行などでも口座を作って行うことは可能ですが、購入できる商品数や手数料の高さからオススメはできません。

 ましてや、証券会社でなければ株式は購入できません!

 非課税枠を活用するためには投資信託だけでなく、株式投資が必要だと考えているので、ここは外せない条件です。

 おそらく、ネットで検索すれば『ネット証券で!』という意見が多く見受けられますから、素直にこの情報に従って大丈夫だと思います。

 理由は、やはり手数料の安さと取扱商品数の量です。

 『手数料といっても、数百円くらいでしょ?』と思われる方もいるかと思いますが、実はそれが無視できないのです!

 数百万単位で取引している方であれば、利益も桁が違うので手数料はそこまで意識する必要はありませんが、数万〜数十万円から始める初心者は数百円単位でも大きな影響を及ぼします。

 『そんなケチケチするな!』という意見もあるかと思いますが、資産を増やすためには数百円単位であっても少しの工夫で抑えられる支出はきっちりと抑えるべきです。

そもそも一つでいいのか?

 そもそも証券口座は一つでいいのでしょうか?

 これも様々な意見がありますが、私は投資初心者は管理のしやすさを考慮して、一つで十分だと思います。

 いきなり複数口座持つと、管理が乱雑になりがちです。

 慣れるまでは使いやすい口座一つで取引をしましょう。

 では、複数持つメリットは何なのでしょう?

 あくまでも、投資の経験を積んできた人がするべきだとは思いますが、証券口座を複数持つことにもメリットはあります。

 それは、証券会社によって取扱商品が異なっていたり、得意分野が異なるため、商品ごとに使い分けができるということです。

 例えば、国内株式ならば楽天証券、米国株ならばSBI証券、債券ならばIG証券、FX取引ならばiネット証券…

 といった具合に、各証券会社でしか買えないもの、その証券会社ならば手数料が安い、その証券会社のサービスが最も使いやすい、などそれぞれの会社で得意不得意があります。

 一つの証券会社でこれだけの種類の商品を取引しようとすると、逆にわかりにくくなってしまうこともあります。

 例えば、『約定通知』とメールが来ても、これだけだと株式なのかFXなのかわかりませんよね?証券会社が同じだと通知を開いて中まで確認しないとわかりませんね。

 しかし、それぞれの証券会社で分けておくと複数の商品を同時に運用していてもわかりやすくなります。証券会社の名前で株式なのか、債券なのかが判別できます。

複数持つメリットもある

 いかがでしょうか?

 複数の会社で証券口座を持つと、煩わしくなりそうですが、投資経験を積んで複数の商品を持つようになると、分けることで管理がしやすくなることもあるのです。

 また、証券口座を作る際にキャンペーンを活用すると、現金が貰えたり、書籍やアナリストのレポートなどが受け取れたりと特典があったりします。

口座を作っても、取引しなければ費用は発生しませんから、プレゼントを貰ったら放置でも大丈夫です。(本当は取引していただきたいところですが…)

 投資経験を積んで、先物取引や為替取引をしてみようと思ったら、同じ証券会社でやることも可能ですが、あえて違う会社を調べてプレゼントをもらいながら口座開設するのもお得ですよ!



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