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TOPIXを知ろう!

今年に入ってから日経平均株価が最高値を更新しているニュースをたびたび耳にした方も多いのではないでしょうか?
今日も最高値を更新しましたね。

そして、今日はTOPIX(トピックス)が史上最高値を更新したとニュースになりました。

「日経平均株価は聞くことも多いけど、トピックスなんて聞いたことない」という方が多いのではないでしょうか?

今回はTOPIX(トピックス)について触れていきます!

トピックスって何?

冒頭で触れたように7月4日にTOPIX(トピックス)が史上最高値を更新したというニュースがありました。

日経平均株価は普段から耳にすることも多いかもしれませんが、このトピックスは初めて聞いたという方もいらっしゃるでしょう。

このトピックスとは何なのでしょう?

TOPIX(トピックス)は『東証株価指数』のことです。「Tokyo Stock Price Index」の略で、東京証券取引所に上場する銘柄を対象として算出・公表されている株価指数です。

実は日経平均株価と並ぶ日本の代表的な株価指標なんですよ!ちょっと影薄いですけど…

投資信託において資金を運用するための判断基準のことを「ベンチマーク」というのですが、国内株式で運用される投資信託のベンチマークとしては、日経平均株価よりもTOPIXの方が多く使われているんですよ!

日経平均株価と何が違う?

では、日経平均株価とTOPIXは何が違うのでしょう?

TOPIXは東京証券取引所に上場している銘柄を広く網羅していますが、日経平均株価は東証プライム上場企業等の中から選定した225銘柄の株価から算出します。

TOPIXは1968年1月4日に記録された時価総額(株価×発行済み株式数)を基準指数100ポイントとし、この基準指数を用いて算出されます。表示単位はポイントです。

「算出時の時価総額÷基準時の時価総額(1968年1月4日時点)×100」とし、基準時からのポイントの増減を示します。

また算出は東京証券取引所が行います。

日経平均株価とは異なり、時価総額が大きい銘柄の影響を受けやすいため、より日本株式市場全体の動きを反映しやすいのが特徴です。

一方の日経平均株価は「225銘柄の株価合計÷銘柄数」で算出され、株価の平均と言えます。

算出は日本経済新聞社が行なっています。

※単純に平均というわけではなく公表指数は、株式分割や併合、採用株式の入れ替えなどにより生じる株価変動を修正され公表されています。

銘柄の特徴も違う

日経平均株価とTOPIXでは、中身を構成する銘柄の特徴にも違いがあります。

日経平均株価では、購入する一単元あたりの株価の水準が高い企業が目立ちます。

構成銘柄トップ10の中でも半分近い4銘柄が株価の高い銘柄トップ10圏内に入っています。(例:ファーストリテイリングやソフトバンク)

一方、TOPIXは、株価の高い銘柄ではなく、時価総額と流動性が高い上位100銘柄に属する「大型株」といわれる銘柄が構成比率の上位を占めます。(例:トヨタ自動車やソニーグループ)

それぞれ算出手法は異なりますが、長期的な値動きの方向性はほぼ一致します。
※ただし短期的な値動きには違いがみられます!

活用しよう!

いかがですか?TOPIXがどんなものか、なんとなくおわかりいただけたかと思います。

日経平均株価やTOPIXは有名な経済指標のため、情報も得やすいです。

これらの指数は銘柄とは異なり、あくまで指標なので投資はできませんが、この指標に連動しているのが、「インデックスファンド」と呼ばれる投資信託です。

指標は経済の動きをみるのに役立ちますが、インデックスファンドに投資することで、その指標に連動した商品を持つことも可能です。

そういった商品は、指数の構成銘柄を指数の構成比率と同じ配分で持つこととほぼ同じ効果があり、分散投資によって個別株を保有するよりリスクの軽減が期待できます。

投資の世界ではいろんな指標が活用できるんですね。

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