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金融機関の担当者は…

 皆さんは身近にお金について相談できる人はいますか?

 皆さんの中には、金融機関の担当者に相談するという方もいらっしゃるかもしれません。ですがちょっと待ってください!それ、危ないですよ。

身近な金融の専門家?

 冒頭の質問ですが、皆さんは誰に相談できるでしょうか?

 SNSが普及した現在では、ネット上で相談するという人もいるかもしれませんね!
 たしかに、X(旧Twitter)などには投資家として投稿をしているアカウントが数多くあります。驚くような収益を公開している人もいたりします。

 ただ、SNSである以上、その人物が投資をしていたとしても本当に利益を出しているのかはわかりません。そもそも実在しているのかも不明ですよね。

 SNS上では、いくらでも空想の人物を作り出すことができます。

 もちろん実在して莫大な利益を出している人もいるのは事実です。

 だとしても、なかなか個別の資産運用のことを相談するとなるとハードルは高いですね。

 そうなると、面と向かって話ができる身近な金融の専門家になるのが…

 口座のある金融機関の担当者ということになります。

 ですが、先ほど「身近な金融の専門家」という表現は正しいのでしょうか?

金融機関の担当者もプロとは限らない!

 単刀直入に言ってしまいますと、金融機関の担当者もプロとは限りません。

 社員も会社の看板を背負っていますから、それなりに知識はあるでしょう。(新人だったりすると、知識もまだまだの場合があるのですが…)

 しかし看板を背負っているからこそ、お客様のためといいつつ、収益のことを考えているのも事実です。

 もちろん、お客様と長くお付き合いをするためなるべく損は避けるような提案はするでしょう。信頼を失ってしまうと、それ以降のお付き合いに影響が出てしまいますから…

 ですので、リスクはそこそこでもなるべく手数料がとれたり、販売の優先順位が高いものを提案します。

 金融の専門家として信頼しきってなんでも相談をしてしまうと、本来ならもっと安い手数料で利益も出る商品を買うべきなのに、利益は出るものの手数料がちゃっかりと高めなものをしれーっと提案され、そのまま買ってしまう…

 なんてことになりかねません!

いい人かもしれないけど…

 もちろん、どの担当者も無理矢理な押し売りのような強引な販売はしないでしょう。

 中には、かなり親しくなっていろいろと話ができる関係になる場合もあるでしょう。その関係性は悪いことではありません。担当者も人間ですし、証券業界は生存競争が激しいため、真面目で熱心な人間もたくさんいます。

 ですが、お客様の立場に立ってすべての提案をするほどお人好しではありません。彼らも仕事があるのです。

 ときにはお客様の要望や経験と完全にマッチした商品を販売することもあります。ですが、完全に任せっきりにしてしまうことは絶対オススメしません。

仲良くなるなら〇〇の社員と⁈

 もちろん、担当者と仲良くなっておくといいこともあります!

 とくに証券会社は、株が買えるだけでなく投資信託の取扱い件数も多いです。

 「え?投資信託って銀行とかゆうちょでも買えるでしょ?」という方もいらっしゃると思います。たしかに買えますが、取り扱っている数は比べものになりません。

 ですので、よりいろいろなお客様に柔軟に提案できるのです。

 証券会社だからこそ持っている情報などもありますし、ネット以外にも情報を入手できることは投資をしていく上では武器にもなりますので、仲良くなっていた方がメリットは多いでしょう。せっかく仲良くなるのであれば銀行やゆうちょではなく、証券会社の社員の方がオススメです。

 しかも、もっと言えば大手証券会社の社員の方がより良いです。証券会社の中でも取り扱う商品に違いがあり、大きな会社の方が商品数など上記のメリットが最大になります。

上手く付き合おう!

 ということで、今回は身近な金融専門家になりがちな金融機関の担当者についてでした!

 任せっきりではなく、こちら側も知識武装をして、欲しい情報を持って来させるなど上手く付き合っていければ理想的ですね。

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