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為替介入とは?

 為替市場では円安が進み、1ドル=151円を超える範囲で推移しています。

 さて、為替市場が荒れてくるとあるワードが頻繁に登場するようになります。

 それが『為替介入』です。

 今回は為替介入について詳しくみていきましょう!

そもそも為替介入とは?

 為替介入(外国為替市場介入)は、通貨当局が為替相場に影響を与えるために、外国為替市場で通貨間の売買を行うことで、正式名称は「外国為替平衡操作」といいます。為替介入の目的は、為替相場の急激な変動を抑え、その安定化を図ることです。

 日本では、為替介入は財務大臣の権限において実施することとされています。
 日本銀行は、特別会計に関する法律および日本銀行法に基づき、財務大臣の代理人として、その指示に基づいて為替介入の実務を遂行しています。

誰がやるの?

 日本銀行は、財務省に対し、為替市場に関する情報を毎日報告しています。また、財務大臣が為替介入を必要と判断した旨の連絡を受けた場合には、財務省に対し、為替相場の変動要因や、介入決定の判断に資するようなマーケット情報を報告します。これを受けて、財務省は、日本銀行に対し為替介入実行の具体的指示を行い、日本銀行が介入を実施します。

 なお、財務大臣の代理人としての日本銀行が、海外の通貨当局に為替介入を委託することもあります。

介入に使うお金はどうするのか?

 為替介入は通貨間の売買であるため、その遂行には円やドルなどの資金が必要になります。そのお金はどこからもってくるのでしょうか?

 日本の場合、財務省所管の外国為替資金特別会計(外為特会)の資金が為替介入に使われます。

 例えば、急激な円高に対応し、外国為替市場で円を売ってドルを買う「ドル買い・円売り介入」を行う場合には、政府短期証券を発行することによって円資金を調達し、これを売却してドルを買い入れます。

 反対に、急激な円安に対応し、外国為替市場でドルを売って円を買う「ドル売り・円買い介入」を行う場合には、外為特会の保有するドル資金を売却して、円を買い入れることになります。

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