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Emotional home~あなたの「感情」のホームとは?~

「前向きに捉えなさい」「ピンチはチャンス」

このように、出来事をポジティブに捉えられることが、より良き人生を歩む上で大きな鍵を握っていることはきっと誰もが分かっているだろうし、私自身も過去に読んできた数々の本や、受けてきた講座でそう教えられてきた。

とは言え、である。

自分にとって厳しい・辛い・悲しい出来事・状況に直面した時に、そう簡単に前向きに捉えたり、出来事をチャンスに転換することがそう簡単にできるものなのだろうか。

どちらかというと「ないもの」に目が行きがちな「問題解決脳」が強い私にとって、これを習慣化することは正直至難の業だったし、私の脳の思考パターンゆえに、根っこからポジティブを前提で生きることはそう簡単ではないのでは?と半ばあきらめていた部分があったと思う。

そんな私がアンソニー・ロビンスから受け取ったのがこの言葉。


何があってもあなたが帰る、「感情」の家を持とう(Have emotional home.)そして、どんな時も90秒でその家に戻ると決めよう。


どんなことがあっても、常に戻ることが出来る「感情」の家を自分で決めよう。なるほど!自分の「思考」を変えることにフォーカスするのではなく、「感情」を変えることにフォーカスすると決めるということなのね。

そして私はこの日から、どんなことがあっても「感謝」という感情のホームに戻れる自分になろう、と決めた。

例え、理不尽な要求を第三者からされても、予期せぬネガティブな出来事に遭遇しても、大渋滞に巻き込まれても、誤ってケガをしたとしても、約束の時間をすっぽかされて待ちぼうけを食らっても、子供がテストで50点を取ってきても、「感謝」という感情の家、ホームに90秒で戻ると決める

そう、「感謝」という感情の家、そう、ホームを起点に、そこから出来事の意味づけを考えるのだ。


「あー、こうして理不尽な要求をしてくれるおかげで私は成長する。感謝」「あー、こんなネガティブな出来事に遭遇出来ただなんて、レジリエンスが高まるわ。感謝」「大渋滞に巻き込まれたおかげで◎◎ができるわ、感謝」「約束の時間にこなかったのは、相手に何かがあったからかもしれない。何もなく今日もここにこれた自分に感謝。」「無事学校に通ってテストを受けられたことに感謝。」


確かに先に「感情」の家を「感謝」決めてしまうと、それをもとに人は後から意味づけをすることが出来る。

出来事が起きたときに、いきなり意味づけを変えようとするから、思考が混乱して、思考が背いて、なかなかできなかったのだ!

神さまから等しく与えられた一日24時間という命の時間。この時間をどのような「感情」を味わいながら生きていたいか。それは自分自身の選択だ。

あなたは何にフォーカスしますか?~What are you FOCUS on?~

私は、自分の「感情」のオーナーになる。そして常に「感謝」そしてその先の「愛」という「感情」のホームに戻れる自分でいよう。

過去起きた出来事がどうではない。今私がどんな「感情」を味わいながら生きていたいのか。

私の「感情」のオーナーは言うまでもなくこの私。私が味わいたい「感情」を決められるのであって、決して外の環境に私の「感情」のオーナーシップを渡してはならない。

あなたは何にフォーカスしますか?~What are you FOCUS on?~ そしてそれは何を意味しますか?~What does it MEAN?~で、あなたはどうしますか?~What are you going to DO?~

アンソニーがくれた「問い」というギフト。「問い」の質こそが「解」の質であり、人生の質。自分にどう「問う」かが、自分の人生の質を決める。彼は、良質な問いを私の心の中に、そっと残して行ってくれた。


「あなたは、何があっても帰ることができる、あなたの「感情」の家、ホームをもっていますか?」




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