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#1 鎌倉投信ってどんな会社?

ー INTRODUCTION ー

【Finding the GOOD presented by 鎌倉投信】
2024年4月のマンスリーゲストは鎌倉投信株式会社 代表取締役社長 鎌田恭幸さん
4週にかけて、インタビューの様子を公開します

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ー PROLOGUE ー

今回は鎌倉市雪ノ下に拠点を構える鎌倉投信株式会社 本社に伺いました。
本社社屋は築100年の日本家屋。
鎌倉投信はなぜ生まれたのか?鎌倉を拠点にした理由は?
気になることばかりです。
さっそく、鎌倉投信株式会社 代表取締役社長 鎌田恭幸さんに逢いにいってきました。

2024年4月マンスリーゲスト 鎌倉投信株式会社 代表取締役社長 鎌田恭幸さん


ー INTERVIEW ー


改めまして今回のゲストをご紹介します。鎌倉投信株式会社 代表取締役社長 鎌田恭幸さんです。宜しくお願いします。

お願いします。

素晴らしい建物ですね。見るからに歴史や趣を感じる建物ですが、この建物とどう出会ったのですか。

日本家屋を本社にしたいという想いがあって、鎌倉界隈で物件を探しました。

日本家屋を社屋にしたい、ですか!(目の前にある額装に)「和」という言葉を掲げていらっしゃいますが、こちらは…?

日本の「和」、会話の「話」、さらにはそこから広がりが生まれていく「輪」。それらが投資や金融を通じて広がっていく社会をつくりたい、というのが想いの原点です。そんな想いが伝わりやすい場所、ということで日本家屋を探した、ということなんですね。

何故、鎌倉を拠点にしたのでしょうか。

創業メンバーでどこで会社をつくろうか、という話になった時に、誰も「東京でやりたい」と言わなかったんです。私たちの創業の精神としては「持続的な社会やより良い社会をつくっていこう」という想いをもっているので、それを発信する拠点は、東京からでも、駅前ビルの中からでもなく、やはり鎌倉がいいんじゃないかと。
鎌倉は、自然豊かで、伝統文化もあって、日本で初めて武家社会をつくったり、環境保護運動が生まれ育ったような土地柄でもありますから、古くからあるものを大事にしながらも、新しいものに挑戦していける場所だと考えています。

鎌倉投信株式会社本社 築100年の日本家屋を社屋に

この建物との出会いも大きなきっかけだったのでしょうか。

そうですね。この建物は築100年です。100年続くってことに、ものすごく意味があると思っています。ものがよくなくてはいけませんし、周りとの調和やバランスも大事だし、何よりも住む人の想いがつながっていかないと100年は続きません。今、私たちが運用している投資信託も、100年を超えて続くような投資信託にしたいという想いがあります。それを発信する拠点も、「100年を超える本社」から。そんな想いで、ここを選びました。

この場所に拠点を構えて良かったなという想いですか。

はい。自分たちの軸がぶれないものになっています。自分たちが投資を通じてどういう世界をつくっていきたいのかということが、ここを発信拠点にしたことでぶれないですね。根っこがここにある、ということがまずひとつ。また、この佇まいが、ある意味「結界」のようなものになっていて、非常に共感性の高いお客様が応援してくださるので、それはやはり、この「場」のチカラだと思います。

先ほど3つの「わ(和・話・輪)」についてお話を伺いましたが、改めて、鎌倉投信の理念について教えてください。

会社の志として、3つの「わ(和・話・輪)」を育む運用会社でありたいということが上位概念としてあります。お客様のお金を預かって、それを増やしていくのが役割なので、「お客様の経済的な豊かさ」と、「社会の持続的発展」の両立を目指していく、ということが、私たちがまず達成していきたいミッションです。それによって、「より良いものを次の世代につないでいく」、さらには、「新しいものやいいものを生み出していく」。そういった投資の循環をつくりたいということが私たちの理念です。

本社前に掲げた看板 緑豊かな庭には鳥たちの声が響く


そもそもなのですが、鎌田さんが鎌倉投信を立ち上げようと思ったきっかけはなんだったのでしょうか。

以前務めていた外資系の大きな運用会社を辞めたとき、もともと社会貢献とか、NPOやNGO的なことに興味があったので、そういったことをやりたいなと考えていたのですが、当時42歳で、そこから新しいことにチャレンジしていくようなノウハウもバックグラウンドもありませんでした。そこで、今までやってきた金融や投資というものを通じて、すでに頑張っている人たちや会社を応援する枠組みはできないかと考えました。のちに創業メンバーとなる仲間に声をかけて、半年間、議論を重ねて、今の鎌倉投信のカタチができ、会社をスタートさせました。その時の議論があったから、今の鎌倉投信があります。

それはいつ頃ですか。

2008年の8月に立ち上がりました。リーマンショックの直後、大混乱のど真ん中です。

その時代に社会貢献度の高い投資信託会社は大変珍しかったのではないですか。

そうですね。今だからこそ、SDGsとかESGとか、社会を良くする投資とか会社とかは当たり前になってきましたが、リーマンショックの直後はどちらかというと、「いかに儲けるか」という世界でした。そんな時代に「いい会社を増やす」とか「心豊かな投資」なんてことをいっても、綺麗事ではパフォーマンスは出ないという風潮でした。(最近はその風潮も)だいぶ変わってきました。

そうですね。その時代の変化も肌で感じています。一方で、投資そのものの仕組みは大きく変わってはいないと思います。「お金を増やしていく」。今や、この経路が大事なのでしょうか

そうですね。お金の流れが経済をつくり、その経済の在り方が社会をつくります。金銭価値だけでお金を増やそうとすると、経済だけを大きくしようというモチベーションがどうしても働いてしまい、環境問題、格差問題、食料問題などに紐づいてしまいます。ある意味で対極的な観点で、お金の回路をじわじわと変えていくことが大事かなと思います。

本当に社会を良くしていかないと、自分たち自身も残れないことに気づいている会社が、今だんだんと増えてきています。それに対して、投資をする側も「理解して応援していく」という、この同調性がとても大切です。会社は社会を良くしようとしているけれど、投資家はお金を増やすことだけを考えている。ここにギャップが生まれてしまうと、どこかで歪みが生まれてしまいます。この循環をどうつくるか、ということが鎌倉投信の挑戦ということになります。

(次回へ続く)

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〜これからの社会に本当に必要な「いい会社」に投資する〜
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全国を飛び回りゲストとクロストーク。
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「いい」を探す旅に出よう。

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